〈プロ解説〉キャリーケースのブランド、おすすめ6選　人気商品も紹介

品質・機能性・遊び心を追求し、満足度の高いスーツケースを生み出し続ける国内ブランド「レジェンドウォーカー」。その魅力は、何といっても、豊富なアイデアに裏付けされた高い機能性です。

「クローゼットを運ぶように立てたまま使用する」という、まさにアイデア力にモノを言わせた画期的なスーツケースがこちら。

100Lという大容量の中に、衣服や小物をタンスのように収納できる棚プレートが付属しています。仕切りとして使えますが、取り外して通常の箱型のスーツケースとして使うことも可能です。

さらにスゴイのが、ハンガーごとかけられる吊り下げ用ループがついている点。服をハンガーに吊るしたまま運ぶことができるので、ファッション関係の仕事やイベントなどで、衣類をキレイに運びたいときにも便利です。

扉側にはファスナー収納のほか、メイク道具などの小物を出し入れしやすいファスナーのないポケットもついています。大容量かつ場所を取らないフロントオープンで、長期旅行にも十分な収納力。計算し尽くされた設計で、奥行きを持たせることにより、見た目は中型サイズと見紛うほどコンパクトです。

キャスターストッパーやUSBポートも付属し、画期的なうえに使い勝手もよく、工夫が詰まったモデルといえるでしょう。

アメリカで設立された高級トラベルバッグブランド「トゥミ」。トゥミの魅力は、パフォーマンスとラグジュアリーを両立させている点です。

うつくしいアルミボディーが注目を集めるこちらのモデル。アルミ製スーツケースといえばシンプルで無骨なイメージですが、そんな常識を覆すようなラグジュアリーさがあります。

そして、トゥミの持ち味であるパフォーマンス性も余すところなく表現されています。通常の使い方のほか、立てたままでの開閉も可能。両面に4段のディバイダーを搭載し、そのまま衣装タンスのように部屋に置いておくことができます。

各ディバイダーはそれぞれ底面に簡単に折りたためるので、必要な部分のみ仕切りとして使ったり、すべてたたんで一つの大きな箱として使用したりすることも可能。左右両面にクロスバンドと間仕切りがあり、閉める際に荷物の飛び出しを防ぐ点もポイントです。

自社開発のキャスターの走行性もよく、トップとサイドのハンドルにあしらわれたレザー、手になじむハンドルの形状などにも、ラグジュアリースーツケースならではの高級感が漂います。

「常に自分らしいライフスタイルを創造する」を理念とする、スウェーデンのブランド「イノベーター」。その魅力は、シンプルでありながら洗練された北欧らしいデザイン性。そして、ライフスタイルブランドならではの快適な使い心地です。

イノベーターのロングセラーモデル。5〜7泊程度のミドルサイズに求める機能が、ほぼパーフェクトに揃っています。

まず、フロントポケット部分にはPCなどすぐ出し入れしたい小物を入れられるうえ、フロントとメイン収納のあいだの仕切りを外せば、直接メイン収納へもアクセス可能。場所を取らずにパッキングができます。

さらに、両面開きもできる2WAY仕様なので、好みにあった開閉方法を選べます。また、キャスターストッパーとボトムハンドルが備わっているのもうれしい点。特にミドルサイズは、ボトムハンドルがついているだけで荷物の上げ下げが格段に楽になります。

そして、イノベーターの持ち味であるデザイン性とカラーバリエーション。ボディーとパーツの細かい色合わせが絶妙におしゃれで、どれを選ぶか迷ってしまうことでしょう。

「小さな道具箱」といわれるマルチツールで有名な「ビクトリノックス」。日常生活を豊かにすることを掲げるスイスのブランドで、創業以来140年、スイス伝統の職人技を活かして、ライフスタイルに役立つさまざまなアイテムを提供し続けています。

ビクトリノックスならではのギミックと魅力が凝縮されたモデルがこちら。まずは、目を引くほど洗練されたデザインとカラー。マットでメタリックな流線形のボディーに、さり気なくあしらわれたロゴがおしゃれです。

サイドのネームタグはカラーを選べ、文字の刻印などカスタマイズ可能なので、自分好みにアレンジできます。マルチツールが得意なブランドだけあり、内装のポケット類に工夫が凝らされ、必要な荷物をうまく詰められます。

フロントオープンと両面開きの2WAY仕様、また、機内持ち込み可能にしては大きめの39Lという大容量を実現。さらに拡張機能により20％も容量アップができるため、荷物の増減にも対応でき、これ一つで汎用性が高い点もポイントです。

高性能再生プラスチックSORPLASをボディーに、日本のHINOMOTO製キャスターを使用していて、耐久性、静音性も申し分ありません。

「バーマス」は、100年以上前にドイツで誕生したブランド。第二次世界大戦後、自動車産業などの機械工業が盛んだった西ドイツではアルミメーカーが多く、バーマスもアルミ製トランクなどの製造が得意でした。

バーマスの人気モデル、INTER CITY。その中でもビジネスユースに特化したこちらのモデルは、西ドイツ時代のアルミ製スーツケースを彷彿とさせる縦リブのボディーが特徴です。

高強度素材ポリカーボネートプラスのボディは柔軟性と耐久性があるうえ、複雑なリブデザインによってさらなる強度を実現しています。リブ加工は傷を目立ちにくくする効果もあるため、シルバーやブラックヘアラインのカラーのスタイリッシュな印象を長く保てるのもうれしいポイント。

ビジネスユースにうれしいUSBポートやフロントオープン、キャスターストッパーのほか、折りたたみ式ドリンクホルダーなどの便利な機能も備わっています。

また、手土産や弁当などちょっとした荷物をかけられるアタッチメントフックが付属するなど、出張の場面でかゆいところに手が届く機能性が大きな魅力です。

長崎県佐世保市で120年近い歴史を持つ株式会社クギマチが手がける「グリフィンランド」は、「より豊かに、安心に、リーズナブルに」をコンセプトに、顧客ファーストにこだわったスーツケースを提供する国内ブランドです。

グリフィンランドといえば代表的なのが、累計100万個以上を売り上げるロングラン人気モデルのこちら。まず注目すべきは、価格の安さです。

スーツケースが手荒に扱われる海外への旅行であまり高価なものを持ちたくない方、スーツケースを消耗品だと考える方にはもちろん魅力の価格ですが、それだけではありません。楽天市場での総レビュー数3万件以上、総合評価4.4以上という驚異の数値を叩き出す裏には、安かろう悪かろうではない、品質の高さがあるのです。

ハードタイプの割には重量も軽く、左右にクロスバンドと仕切り板、ハンガーフックがついていて、両面とも荷崩れを防止できること、さらにキャリーバーが内部に張り出さないインナーフラットは他社でもめずらしい仕様です。容量拡張機能もついて、この価格で実現できる機能を最大限に盛り込んだモデルといえるでしょう。

デザインはオーソドックスですが、カラーバリエーションが豊富で、アズキやターコイズ、フォレストグリーンなど、自分好みのカラーを見つけられます。一定の水準を保ちつつリーズナブルなものが欲しい方、また修学旅行などキッズ用にもオススメです。