〈プロ解説〉キャンプ用コーヒー道具、おすすめ3選 コンパクトでおしゃれなものも
キャンプの楽しみの1つといえる、自然の中で飲むコーヒー。コンパクトなミルやドリッパー、おしゃれなケトルなど、アウトドアに適したさまざまな道具があります。
この記事では、アウトドアライターのタカマツミキさんに、キャンプ用コーヒー道具を選ぶポイントとおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。
まずは、筆者が選ぶキャンプ用コーヒー道具3選
おすすめポイント
筆者提供
おすすめポイント
本格的なコーヒーを淹れたい……という方にもおすすめできるのが、こちらの円錐形のドリッパーV60。フラット&コンパクトに持ち運べる、アウトドア用のドリッパーです。ドリッパー本体のスパイラルリブを内側にして、ボタンを留めるだけで組み立てが完了します。あとはドリッパー本体をホルダーにセットすればOK。コーヒー粉とお湯が均一に混ざり、雑味の少ないクリアな味わいのコーヒーを淹れられるのが魅力。また、コーヒー豆の種類や豆の挽き具合、お湯の温度、注ぎ方によって、さまざまな風味や香りを引き出せます。私はキャンプのとき、気分にあわせてコーヒー豆(浅煎り・中煎り・深煎り)を選び、どんな味わいのコーヒーにしたいのかによって、お湯の温度や注ぎ方を変えて楽しんでいます。
▼「V60 フラットドリッパー 02 PLUS Zebrang」を紹介する公式動画がこちら
おすすめポイント
「コーヒーは飲みたいけれど、淹れるのが少しめんどう……」そんなときにおすすめなのがこの商品。真空二重マグにコーヒーメーカー機能がついた優れものです。ストレーナーにはメッシュフィルターを採用し、そのままコーヒー粉を投入できます。お湯を注ぎフタをして3分待ち、ストレーナーの底部にある窪みをマグのフチに引っかけて、お湯切りをしたらコーヒーの完成です。付属のフタは裏返すことで、ストレーナー置きになるのもポイント。ペーパーフィルターとは違い、コーヒー粉をお湯に浸すので、ボディ感(コク)のあるまったりとした口当たりになります。
筆者提供
キャンプ用コーヒー道具の選び方、Q&A
キャンプ用コーヒー道具の選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
Q1、まずは何に注目して選ぶべき?
折りたたみ式のドリッパー(筆者提供)
タカマツミキさん
自宅で使っているコーヒー道具一式をキャンプに持っていくことも可能ですが、自宅で使うことを想定しているアイテムなので、かさばりがちになります。キャンプ用にコーヒー道具を揃えるなら、折りたたみ式のドリッパーやコンパクト設計のアイテムを選びましょう。
折りたたみ式であれば、軽量タイプのものが多く、なおかつ収納スペースを大幅に節約できます。折りたたみ式ではないものを選ぶ場合は、収納性や重量などをチェックしてください。
さまざまなメーカーがキャンプ用に特化したコーヒー道具を販売しています。使い勝手・収納性・デザイン性など、各メーカーのこだわりポイントをチェックするのもおすすめです。
Q2、コーヒー道具のサイズを選ぶ目安は?
Photo by iStock
タカマツミキさん
キャンプ用のコーヒー道具を選ぶ際には、飲む人数にあわせて各アイテムのサイズを決めることがポイントです。
たとえば、ソロキャンプであれば1〜2杯用のものを。ファミリーやグループキャンプで大人数が飲むのであれば、3〜4杯用、5〜6杯用と記載のあるものを選びましょう。杯数の記載がない場合は、以下の容量を目安にしてください。
- ソロ…300ml
- デュオ…500〜600ml
- ファミリー&グループ…1,000ml前後
Q3、扱いやすいケトルを選ぶコツは?
Photo by iStock
タカマツミキさん
キャンプで使用するケトルは、焚き火、コンロ、電気など、それぞれの熱源にあわせて選びましょう。
▼焚き火
直火で使用する際は、熱に強く耐久性のあるステンレスやチタンなどの素材がおすすめ。鉄製は保温性に優れていて、焚き火の雰囲気とあいますが、重くて錆びやすいというデメリットも。
▼コンロやバーナー
熱伝導率の高いアルミや銅を採用したケトルがおすすめ。ただし、アルミ製は傷がつきやすく変形しやすいこと、銅製は高価で手入れが難しいことがデメリットです。
▼電気
コーヒー豆の特徴にあわせて温度を設定できる製品がおすすめ。また、保温機能付きであれば、コーヒーを淹れるタイミングまで設定温度をキープすることが可能です。
電気ケトルを使う場合は、電源サイトを利用するか、ポータブル電源を準備する必要があります。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
実用容量 |
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【筆者おすすめ】ハリオ商事 ゼブラン コーヒーミル ステンレスカッター |
細挽きから粗挽きまで対応 |
幅140×奥行55×高さ165mm |
320g |
コーヒー豆20g |
|
【筆者おすすめ】ハリオ商事 ゼブラン V60 フラットドリッパー 02 PLUS |
ポケットサイズに折りたたみ可能 |
ドリッパー/径120×高さ85mm、ホルダー/径130×奥行75×高さ15mm |
70g |
1〜4杯 |
|
【筆者おすすめ】ハリオ商事 ゼブラン 真空二重マグコーヒーメーカー |
豆から淹れるコーヒーを手間なく楽しめる |
幅120×奥行93×高さ107mm |
260g |
300ml |
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