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東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故発生から12年が経ち、福島を取り巻く環境は大きく変化している。
甚大な被害に見舞われた「過去」と、そこから再生・復興を遂げてきた「いま」をリアルに伝えたい。そしてこれから向かっていく「未来」をともに考えていきたい。「福島、その先の環境へツアー2023」は、そんな思いから企画された現地見学ツアーだ。
企画したのは、全国から集まった学生と若手社会人、計20名。「地域・まちづくり」「福島の食」「新産業・新技術」の3テーマで6つのツアーが組まれ、2023年9月初旬に催行された。
甚大な被害に見舞われた「過去」と、そこから再生・復興を遂げてきた「いま」をリアルに伝えたい。そしてこれから向かっていく「未来」をともに考えていきたい。「福島、その先の環境へツアー2023」は、そんな思いから企画された現地見学ツアーだ。
地域コミュニティや一次産業、先進技術の現場まで
福島第一原子力発電所が立地する双葉郡の町を巡り、現地の今と、地域コミュニティの取り組みを知る、「地域・まちづくり」のツアー。
現地の農園などを訪問し、一次産業が被災からどのように復興してきたかを学ぶ、「福島の食」のツアー。
特許技術撚糸生産工場やライスレジン生産工場など、福島の復興を支える技術拠点を巡る、「新産業・新技術」のツアー。
さらに各ツアーでは、当時の詳細な状況や環境への影響がわかる「東日本大震災・原子力災害伝承館」「中間貯蔵施設」の訪問や、参加メンバーの座談会の機会も設けられた。
参加者はツアーの参加動機や感想を次のように語った。
「将来、福島で農業の仕事ができたらと考えている。だから目をずっと逸らしているわけにはいかない問題だと思い参加した」
「それが本当に安全なんだ、大丈夫なんだと信じるには、正しい情報を知らなければならない。正しい情報がしっかり公開されて、みんながそれを信じられるようになってほしい」
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福島の「これから」を考えることは、日本の「これから」を考えることでもあるはずだ。そのスタート地点として、現地の「いま」と向き合えるこのようなツアーは有意義ではないだろうか。