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無料で近くの電子コミックを拾えるスマホアプリ「マワシヨミジャンプ」始まる

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お店に買いに行くことなく、ネットを通じてゲットできる電子書籍。便利な反面、「このマンガ読んでよ!」という風に気軽に貸し借りができないのは、ちょっと残念なところ。

そんな電子書籍の悩みを解決してくれるアプリ「マワシヨミジャンプ」が、集英社から登場。学生時代にジャンプをみんなで回し読みする、あの懐かしい感覚が蘇るのです……!

無料でマンガからジャンプまで

集英社は、少年ジャンプの新しい"アプリおよびWEBサービス"の企画を募集する「少年ジャンプアプリ開発コンテスト」を開催しています。入賞すると最大100万円の賞金が手に入るコンテストで、第一期に選ばれたのが「マワシヨミジャンプ」です。

現実のマップ上から電子コミックや電子版ジャンプを無料で入手でき、読み終わったらリリースすることで、不特定多数のユーザー間で、電子コミックを回し読みできるアプリ。

アプリを開くと現在地情報が取得され、自分のいる地区に大量のマンガが落ちています。どれも無料で拾えますが、離れた場所のマンガは、実際にその場所まで行く必要があります。

そのラインナップは懐かしの旧作から、ジャンプ連載中の新作など、合計600冊以上。最新版ジャンプの1つ前のバックナンバーを発見できることもあります。

どれを拾っても無料という大盤振る舞いなアプリですが、巻数はバラバラ。「広域検索」から、離れた場所にあるマンガを探すのもアリですが、続きを最後まで読みたい場合は、「ジャンプBOOKストア!」から続きを有料で購入できる仕組み。

週刊少年ジャンプをゲットできる確率は?

2週間くらいアプリをウォッチしていたのですが、ジャンプのバックナンバーが出現するのは毎週木曜日。東京周辺だと、出現してすぐの午前中に確保しないともう見つからない印象です。

ある木曜日の朝、数駅離れた場所にジャンプのバックナンバーの出現を確認。通勤中にジャンプをゲットして、電車の中で読みながら出勤することができました。

知らない人とマンガをシェア

落ちているマンガは1冊だけ保管できます。読み終わったら別のマンガと交換でき、感想を書くことも可能。ネタバレされちゃう可能性もありますが、NGなコメントは通報できるので、運営がなんとかしてくれるはず。とはいえ、自分が読んだ電子書籍が、同じ趣味を持つ誰かに渡るというのは、これまでにない体験でした。

また、たまたま自宅近くに落ちていたジャンプを拾ったのですが、相手が目の前にいれば、落としてすぐに拾ってもらえばOK。

「読みたい!」という人にピンポイントで渡すこともできるので、学生時代に雑誌版ジャンプを回し読みしていた、懐かしい感覚をスマホで味わえちゃいます。

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筆者は30代で、学生のころは電子書籍なんてまだ存在していない時代でした。電子版で週刊少年ジャンプが配信されている現代において、電子書籍の新しい楽しみ方を味わえるアプリとなっていました。


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