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スキーワックスのおすすめ10選 初心者でもわかる塗り方と選び方を解説

タケダナオヤ
公開: 2024-11-27

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スキーワックスは、スキー板の滑りを良くし、雪上での滑走性能を向上させるアイテムです。

大きく分けて「簡易ワックス」と「ホットワックス」があり、雪質や気温に合ったワックスを塗ることで、高いパフォーマンスを引き出せます。

この記事では、スキーアイテムに詳しい編集者が、初心者でも分かるスキーワックスの塗り方や選び方、人気メーカーのおすすめ商品を紹介します。

筆者イチオシ!
  • GALLIUM(ガリウム)
  • GENERAL G100 SX0013

  • 税込み990円(Amazon)
  • 手軽に塗れる、ガリウム配合のスプレータイプ

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ワクシングが簡単で、効果が約1日続くところがおすすめのポイントです。レジャースキーを楽しむなら十分な効果でしょう。

スキーワックスって何?なぜ必要なの?

スキー板にワックスを塗る

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スキーワックスを滑走面に塗ることで、雪面との摩擦が少なくなり、滑りがよりスムーズになります。

ターンの操作性も向上し、ワックスが滑走面を保護するため、スキー板の寿命を延ばす効果もあります。

スキーワックスはスキーを楽しむうえで、多くのメリットをもたらします。

スキーワックスの種類

まずは、簡易ワックスとホットワックスの特徴を見てみましょう。

簡易ワックス

UNIX(ユニックス) スキー専用 徳用ウルトラスプレー WAX 330ml WN06-70

簡易ワックスは、イージーワックスとも呼ばれ、滑走面にそのまま生塗りできるワックスのこと。初心者でも施工しやすく、さまざまなタイプが揃っています。

  • スプレータイプ

先端のスポンジを滑走面に押し当てると、ワックスが染み出してそのまま塗布できます。乾いたら滑走可能です。

  • リキッドタイプ

液体状のワックスで、滑走面に適量を塗布し、スポンジなどでワックスを全体に伸ばします。乾いたら滑走可能です。

  • ペーストタイプ

ペースト状のワックスで、スポンジなどで滑走面全体に均一に伸ばします。乾いたら滑走可能です。

  • 固形タイプ

やわらかい固形状のワックスを滑走面に生塗りし、コルクなどで伸ばせば滑走可能です。

簡易ワックスはゲレンデでも手軽にワクシング(ワックスがけ)できます。

滑走性に優れていますが、効果の持続性は低いため、半日程度滑ったら塗り直す必要があるでしょう。

ホットワックス

GALLIUM(ガリウム) 滑走VIOLET(50g) SW2125

ホットワックスは、固形のワックスを熱で溶かし、滑走面に塗り広げて定着させます。簡易ワックスと比べて、滑走性と持続性に優れています

下地作りに使う「ベースワックス」と、滑走性を良くする「滑走ワックス」の2種類があり、雪温や雪の状態に応じて組み合わせて使用します。

また、ホットワックスの施工には、アイロン、スクレーパー、ブラシ、コルク、ワクシングペーパーといった専用工具が必要になるため、スキーの前日などに施工しておくのが良いでしょう。

ワックスの配合成分

スキーワックスに使用されている成分は、スキー板の滑走性に大きな影響を与えます。主な成分とその特徴を見てみましょう。

パラフィン

パラフィンは、ほとんどのワックスに使用されている成分で、滑走面への吸着性、浸透性が高いことが特徴です。

さまざまな硬さのパラフィンワックスがあり、雪温に応じて使い分ける必要があります。雪温が低いときは硬めのワックス、雪温が高いときはやわらかめのワックスを使用します。

ポリエチレン

滑走面と同じ素材であるポリエチレンをベースとしたワックスです。

パラフィンワックスよりも耐久性が高く、長持ちします。また、高温下でも安定した性能を発揮し、汚れが付きにくいといった特徴があります。

フッ素

フッ素を配合したワックスは、加速性が大幅に向上するため、スピードを追求するスキーヤーに人気がありますす。

ただし、環境への影響が懸念されるため、2022-2023シーズン以降のFIS公認大会においてはフッ素系ワックスの使用が禁止されており、規制が進む傾向にあります。

グラフェン

グラフェン(黒鉛)を配合したワックスは、静電気が起こりにくいため、不純物の付着を防ぐ特徴があります。

土や黄砂、オイルなどが多い春先のスキーなどでの使用に適しています。

初心者でもできるワックスの塗り方

ホットワックスは、相応の知識と作業が必要になるため、敷居が高いと感じている初心者も少なくないようです。そこで、初心者でもできる、簡易ワックスの滑りを良くして、長持ちさせる塗り方をご紹介します。

手順1.クリーニング

まず、ワックスを塗る前に、必ず滑走面をクリーニングしましょう。

クリーニングは、ワクシング作業の中でも重要な工程のひとつです。滑走面が汚れていると、どんなに良いワックスを塗っても、本来の効果が得られません。

GALLIUM(ガリウム) クリーナー300(300ml)

手順2.ワクシング

クリーニングが終わったら、滑走面に簡易ワックスを塗布します。

各簡易ワックスのワクシング手順に従い、ムラにならないよう薄く均一に塗ることがポイントです。

手順3.コルク掛け

ワックスが乾いたら、コルク掛けをします。

ワックスを均一に伸ばすように、コルクでまんべんなく擦って、ワックスを滑走面に定着させます。

ガリウム(GALLIUM) コルク TU0180

手順4.ブラッシング

毛先のやわらかいナイロンブラシなどで、滑走面全体を優しくブラッシングします。

強く力を入れてブラッシングするとワックスがはがれてしまう場合があるので、 注意しましょう。

VAXPOT(バックスポット) ブラシ スノーボード スキー チューンナップ用品 馬毛 ナイロン ボア

手順5.仕上げ

最後はワクシングペーパーやフェルトなどを使い、滑走面全体を磨いて仕上げます。

タケダナオヤ

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これだけの作業で、滑りの違いを実感できるでしょう。ぜひ、お試しください。
【ワンポイント:ワックスを塗る頻度は?】
ワックスを塗る頻度は、雪質や気温、滑走頻度によって異なりますが、簡易ワックスなら半日を目安に塗り直すことをおすすめします。ホットワックスなら1回の施工で1泊2日程度のスキー旅行なら十分効果を保てるでしょう。

スキーワックスの選び方

 GALLIUM(ガリウム) 滑走VIOLET(50g) SW2125

気温や雪質、スキーヤーのレベル、手軽さや耐久性など、スキーワックスを選ぶ際のポイントを紹介します。

気温に応じたワックスの選び方

スキーワックスには、低温、中温、高温といった、使用に適した温度帯が表記されています。この温度帯は、気温ではなく「雪温(雪面温度)」を指しています。

とはいえ、レジャースキーにおいて雪温を計測することは、現実的ではありません。

そのため、競技を除きワックスの適正温度は、気温あるいは気温プラス3℃程度を目安に選ぶと良いでしょう。

雪質に合わせたワックスの選び方

雪温と並んで雪質も重要なポイントです。

  • 新雪

雪の粒が細かくサラサラとした新雪には、低温~中温用ワックスが適しています。また、雪面との摩擦が大きいため、滑走性を高めるフッ素配合ワックスも効果的です。

  • 湿雪

水分の多いシャーベット状の雪には、高温用ワックスが適しています。春先などの湿雪には、ポリエチレンワックスや静電気が起こりにくいグラファイト配合ワックスがおすすめです。

  • アイスバーン

圧雪や凍ったバーンには、耐久性が高い低温用ワックスが適しています。

初心者におすすめのワックスの選び方

初心者は、幅広い雪温や雪質に対応した、全雪質用(オールラウンドタイプ)のスプレーワックスやリキッドワックスから試してみることをおすすめします。

これらの簡易ワックスは、施工が簡単なうえに、滑りも十分です。フッ素配合のものはとくに滑走性に優れています。

スキーの腕前が上がってきたら、ホットワックスにチャレンジして、より高いレベルの滑走を目指しましょう。

〈編集部PICK UP〉スキーワックス、人気メーカーの売れ筋商品

女性顔イラスト(検証コメント用)

Moovoo編集部

数あるスキーワックスの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。
PICK UP①
  • GALLIUM(ガリウム)
  • GENERAL G100 SX0013

  • 税込み990円(Amazon)
  • 手軽に塗れる、ガリウム配合のスプレータイプ

  • 環境への負荷が少ないイオン化されたガリウムを配合し、高い滑走性を実現した全雪質対応のスプレーワックスです。

    メーカーは、ガリウムを配合することで、パラフィンのみのワックスと比べて約5~8倍の持続性があるとうたっています。

    ゲレンデへの携帯にも便利なポケットサイズです。

種類:簡易ワックス
タイプ:スプレー
雪質:オールラウンド
温度帯:記載未確認
容量:100ml
PICK UP②
  • Conquest(コンケスト)
  • オールラウンドワックス CMR50S

  • 税込み1,320円(Amazon)
  • 幅広い雪質に対応したオールラウンドタイプ

  • 新雪から湿雪まで、幅広い雪質に対応したスプレーワックスです。気温の変化にも強く、あらゆるコンディションで安定した滑走性能を発揮します。

    ホットワックスの効果が落ちてきた際のつなぎにもおすすめ。手軽に滑走性を回復できます。

    コスパにも優れており、お手頃な価格で購入できます。

種類:簡易ワックス
タイプ:スプレー
雪質:オールラウンド
温度帯:記載未確認
容量:220ml
PICK UP③
  • TOKO(トコ)
  • エクスプレス ポケット ワックスポリッシャー付き 5509263

  • 税込み2,000円(Amazon)
  • 塗り直しが簡単、携帯にも便利なポケットサイズ

  • ポケットに入るコンパクトサイズで、スポンジアプリケーターと研磨フェルトが一体となった液体簡易ワックスです。

    塗って乾かすだけで、滑走性が向上し、初心者でも簡単にワクシングが行えます。

    ベンジンやフッ素を使用していないため、環境に優しく、スキーエッジの防錆剤としても役立ちます。

種類:簡易ワックス
タイプ:リキッド
雪質:オールラウンド
温度帯:0℃~-30℃
容量:100ml
PICK UP④
  • HAYASHIWAX(ハヤシワックス)
  • SHF-02 LQD mini

  • 税込み3,520円(Amazon)
  • フッ素を配合したパラフィン系リキッドワックス

  • 耐久性と撥水性に優れた高性能フッ素を配合したパラフィン系リキッドワックスです。

    アイロンを使わず、塗ってブラッシングするだけで、初心者でも手軽にハイレベルな滑走を体感できます。

    本品50ccでスキー板約15~20枚のワクシングが可能。ベースを入れた後の塗布がより効果的です。

種類:簡易ワックス
タイプ:リキッド
雪質:湿雪
温度帯:-2℃~-8℃
容量:50ml
PICK UP⑤
  • TOKO(トコ)
  • リキッドパラフィンレッド 5502045

  • 税込み2,954円(Amazon)
  • アイロン不要、リキッドタイプのベースワックス

  • アイロンを使用しないリキッドタイプのベースワックス。滑走面の微細構造に入り込み、下地としての優れた接着促進剤の役割を果たします。

    すばやく塗り替えができるため、急な雪質の変化にも対応可能です。

    初心者ならトップワックスを塗らなくても、そのまま滑走用として使用できます。

種類:簡易ワックス
タイプ:リキッド
雪質:記載未確認
温度帯:-4℃~-12℃
容量:100ml
PICK UP⑥
  • GALLIUM(ガリウム)
  • Strong PASTE Hot SW2188

  • 税込み3,020円(Amazon)
  • 高い滑走性と持続性を実現したペーストワックス

  • 簡易ワックスでありながら、高い持続性と滑走性を実現したというハイグレードなペーストワックス。

    メーカーは、付属のスポンジで薄く伸ばすだけで、ホットワックスに引けを取らない性能を発揮するとうたっています。

    アイロンを使わずに塗れて、かつ滑りにもこだわるスキーヤーにおすすめです。

種類:簡易ワックス
タイプ:ペースト
雪質:湿雪
温度帯:-3℃以上
容量:30ml
PICK UP⑦
  • HOLMENKOL(ホルメンコール)
  • ベータミックスレッド 24111

  • 税込み3,600円(Amazon)
  • 数種の添加剤がミックスされたベースワックス

  • 精製されたパラフィンに、滑走性を高めるさまざまな添加剤を配合したワックスです。

    ホットワクシング作業の基礎となるベース層を形成し、滑走ワックスの性能を存分に引き出します。

    雪温-4℃〜-14℃の湿雪や乾雪、粒の粗い雪に対応しており、寒い日や本州のハイシーズンにおすすめです。

種類:ホットワックス(ベース)
タイプ:固形
雪質:湿雪~乾雪
温度帯:-4℃~-14℃
容量:150g
PICK UP⑧
  • GALLIUM(ガリウム)
  • BASE WAX SW2132

  • 税込み900円(Amazon)
  • 全雪質対応、汎用性に富んだパラフィンワックス

  • パラフィン100%の固形タイプで、シーズンを通してあらゆる雪質に対応できる汎用性の高いワックスです。

    ホットワクシングのベースワックスに適しており、滑走面のクリーニングにも役立ちます。

    また、単体で滑走ワックスとして使用可能。生塗りとコルク掛けだけでも効果があります。

種類:ホットワックス(ベース・滑走)
タイプ:固形
雪質:全雪質
温度帯:記載未確認
容量:100g
PICK UP⑨
  • SWIX(スウィックス)
  • PRO Performance Speed PS07-6

  • 税込み1,200円(Amazon)
  • 環境にやさしい、フッ素フリーの高性能ワックス

  • 環境に配慮したフッ素を含まない高性能ワックスで、フリー滑走やレース競技において高い滑走性能を発揮します。

    滑走面を保護し、長期にわたり滑走性をキープできる持続性を備えています。

    基本的にはトップコートのベースとして使用しますが、単体でも滑走ワックスとして使用可能です。

種類:ホットワックス(ベース・滑走)
タイプ:固形
雪質:記載未確認
温度帯:-2℃~-8℃
容量:60g
PICK UP⑩
  • GALLIUM(ガリウム)
  • 滑走VIOLET SW2125

  • 税込み1,431円(Amazon)
  • 環境への影響を配慮した、フッ素低含有ワックス

  • パラフィンワックスにフッ素を低配合した、ホットワクシング用のトップコートです。

    フッ素が雪面と滑走面の間に発生した水分を弾いて、撥水性を向上させます。

    湿雪からドライ雪まで、あらゆる雪質に対応しており、とくに日本特有の不純物を含んだ湿雪でも優れた滑走性を発揮します。

種類:ホットワックス(滑走)
タイプ:固形
雪質:全雪質
温度帯:-4℃~+3℃
容量:50g

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Moovooライター
タケダナオヤ
元ダイビングインストラクターの経歴をもつMoovoo専属ライター。その昔、夏はバイクレース、冬はアルペンスキーに夢中でしたが、交通事故をきっかけにこれらを卒業。その後、リハビリで始めたダイビングにハマりインストラクターに。ところが今度は潜水病を発症して引退。現在はリンゴ農園のお手伝いをしながら、執筆活動に励んでいます。モットーは「何とかすれば、何とかなる!」です。

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