スキーゴーグルおすすめ10選 曇りにくいレンズやメガネ対応フレームを紹介
スキーゴーグルは、風や雪、紫外線などから目を守り、太陽光や雪面反射による眩しさを防いでクリアな視界を確保するためのアイテム。また、転倒時の目や顔の保護にも役立ちます。
この記事では、スキーアイテムに詳しい編集者が、スキーゴーグルの選び方のポイントや、人気メーカーのおすすめ商品を紹介します。
タケダナオヤ
さまざまな最新テクノロジーが搭載されたゴーグルです。国産メーカーが日本人の骨格に合わせて開発している点もポイントです。
スキーゴーグルの種類と機能
スキーゴーグルには、シングルとダブル、平面と球面など、さまざまな形状のレンズが採用されており、UVカットや曇り止めなど、多彩な機能を備えたレンズがあります。
まずは、基本的なスキーゴーグルの種類や機能を見てみましょう。
レンズの種類
スキーゴーグルでもっとも重要なパーツがレンズです。
レンズには、さまざまな種類があり、主にレンズの数と形状によって「シングルレンズ」「ダブルレンズ」「平面レンズ」「球面レンズ」の4つに分類されます。
シングルレンズ
レンズが1枚構造のゴーグルです。視界が歪みにくく、距離感が掴みやすいといったメリットがありますが、曇りやすいというデメリットがあります。
ダブルレンズ
レンズが2枚重なった構造のゴーグルです。レンズとレンズの間に空気の層ができるため、レンズが曇りにくく、高い断熱性と耐久性を備えています。
平面レンズ
レンズ表面が平面のため、歪みが少なく自然な視界が得られます。
球面レンズに比べて曇りやすいというデメリットがありますが、価格が安いため予算を抑えたい方におすすめです。
球面レンズ
レンズ表面が球面のため、レンズが顔にフィットしやすく、より広い視野を確保できます。
平面レンズに比べて曇りにくい構造ですが、価格はやや高い傾向があります。
フレームの形状
スキーゴーグルのフレーム形状は、広い視界を得るための重要なポイントです。
大きく分けて「フルフレーム」と「フレームレス(リムレス)」の2つに分類されます。
フルフレーム
フルフレームは、レンズの周囲をフレームが完全に覆っています。フレームでレンズが固定されているため、衝撃に強く、耐久性にも優れています。
フレームレス(リムレス)
フレームのリムがないため、視界が広く開放感があります。レンズ交換も容易にできますが、転倒時にレンズが外れてしまう場合があります。
また、リムが極端に少ない設計のセミフレームレス(セミリムレス)もあります。
曇り止め加工やメガネ対応などの快適機能
スキーゴーグルには、快適な滑走をサポートする多彩な機能が搭載されています。
- UVカット
日差しや雪面からの照り返しも軽減し、紫外線から目を保護します。
- 曇り止め加工
レンズ内側に特殊な曇り止め加工を施すことで、急激な温度差でもレンズが曇りにくくなります。
- UVカット
日差しや雪面からの照り返しも軽減し、紫外線から目を保護します。
- 曇り止め加工
レンズ内側に特殊な曇り止め加工を施すことで、急激な温度差でもレンズが曇りにくくなります。
- メガネ対応(OTG対応)
OTG(Over The Glasses)対応と記載されているゴーグルは、メガネをかけたまま装着できます。
- ベンチレーション
フレームの通気孔からゴーグル内の湿気や熱を排出し、新鮮な空気を取り込んでレンズの曇りを防止します。
- 調光レンズ
光の量に合わせてレンズの色が自動的に変化し、さまざまな天候に対応します。
- ハイコントラストレンズ
コントラストを向上させ、雪面の凸凹や影を把握しやすくします。
- 偏光レンズ
雪面のギラつきを抑え、視界をクリアにします。
- ミラーコーティング
外からの視線を遮り、眩しさを軽減します。
スキーゴーグルの選び方
Photo by iStock
スキーゴーグルは、フィット感や曇りにくさ、天候や環境に合ったレンズを選ぶことが重要です。
初心者にも分かりやすい、スキーゴーグルの選び方を解説します。
自分の顔の形に合うゴーグルの選び方
スキーゴーグル選びで最初に考慮すべきポイントは、自分の顔にぴったりとフィットするゴーグルを選ぶことです。
ゴーグルと鼻の間に隙間があると、滑走中に雪や冷気などが浸入し、レンズが曇る原因になります。
各メーカーから、欧米人向けのスタンダードフィットモデルのほか、日本人向けのアジアンフィットモデル(ジャパンフィットモデル)もラインアップされています。
可能であれば、実際のマスクを着用して、フィット感を確認することをおすすめします。
曇りにくいスキーゴーグルの選び方
ゴーグルの曇りは、スキーヤーにとって大きなストレスです。以下のポイントを考慮して、できるだけ曇りにくいゴーグルを選びましょう。
フィッティング
顔にフィットしたゴーグルは、隙間から冷気が入りにくく、曇りにくさにつながります。また、ヘルメットとゴーグルの相性も加味して、隙間ができにくい組み合わせを選ぶと良いでしょう
ダブルレンズ構造
2枚のレンズが配置されているダブルレンズは、外気と内側の温度差が少なく、曇りが発生しにくくなります。
球面レンズ
球面レンズは空気の流れが良く、顔とレンズの空間も広いため、平面レンズと比べて曇りにくいとされています。
曇り止め加工
レンズ内側に特殊な曇り止め加工(アンチフォグコーティング)が施されたゴーグルは、曇り防止に効果的です。ただし、強くこすったり拭いたりするとコーティングが剥がれてしまうため、雪や水滴が付着した場合は、自然乾燥かやわらかい布で優しく押さえるように水分を取るようにしましょう。
ベンチレーション機能
ゴーグルに通気孔が付いていると、内部の湿気や熱を効率的に排出し、曇りの発生を抑えます。また、電動ファンを搭載し、ゴーグル内の湿度を下げて、曇りを取り除くベンチレーション機能を備えたモデルもあります。
ヒートレンズ
ヒートレンズは電熱ゴーグルとも呼ばれ、レンズ自体が発熱することで、表面に付着した水分を蒸発させ曇りや凍結を防ぎます。
天候に応じたレンズの選び方
クリアな視界で快適な滑走を楽しむためには、天候に合ったレンズを選ぶことが重要です。このときに注目すべき指針が「可視光線透過率(VLT)」です。
可視光線透過率とは、レンズがどれくらいの光を通すかを示す数値(%)のことで、この数値が大きいほど多くの光を通します。
●低い透過率(10%以下): 晴天時や強い日差しの中での使用に適しています。眩しさを軽減し、眼を保護します。
●中間の透過率(20〜40%): 晴天から曇りまで、幅広い天候に対応できます。オールラウンドに使えるレンズです。
●高い透過率(50%以上): 曇りや雪の日など、光が少ない日に適しています。視界を明るくし、コントラストを強調します。
可視光線透過率は、レンズの色や明るさ、コーティングなどによって変化するため、それらの条件を加味して最適なレンズを選ぶのが良いでしょう。
- 晴天時
10~40%程度の低い透過率のレンズがおすすめです。グレーやブラウンなどの暗めのカラーなら、光の反射を軽減し目の疲れを防ぎます。ミラーコーティングや偏光レンズも効果的です。
- 曇りや降雪時
50%以上の高い透過率のレンズがおすすめです。イエローやピンク系のレンズはコントラストを強調し、視界が悪くても対象物を見やすくします。
- ナイターや日没後
光を最大限取り入れる、透明に近い明るいレンズがおすすめです。
また、天候が変わりやすい日には、調光レンズがおすすめです。紫外線量によってレンズの色が自動で変わるため、天候の変化に適応でき、レンズ交換の手間も省けます。
〈編集部PICK UP〉スキー ゴーグル、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるスキー ゴーグルの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
外観 |
商品名 |
特長 |
レンズ形状 |
レンズ機能 |
可視光線透過率 |
メガネ対応 |
---|---|---|---|---|---|---|
OAKLEY(オークリー) O-FRAME オーフレーム 2.0 PRO L OO7124 |
高性能でシンプルなデザインの高コスパモデル |
平面レンズ、ダブルレンズ |
曇り止め加工、UVカット |
61%(persimmon)、10%(dark grey) |
〇 |
|
SALOMON(サロモン) AKSIUM アクシウム 2.0 |
ヘルメットとの相性が良いエントリーモデル |
平面レンズ |
曇り止め加工、ミラーコート、UVカット |
32%(MidRed)、31%(Ruby)、27%(MidBlue)、10%(Black) |
〇 |
|
SWANS(スワンズ) RIDGELINE リッジライン |
レンズがポップアップして曇りをすばやく解消 |
球面レンズ、ダブルレンズ |
調光レンズ、ハイコントラストレンズ、曇り止め加工、はっ水加工、ミラーコート、UVカット |
17~35%(ULTRA LIGHT PURPLE×ICE MIRROR) |
〇 |
|
uvex(ウベックス) g.gl 3000 TO |
ワンタッチで脱着できる、マグネット式レンズ |
平面レンズ、ダブルレンズ |
マグネット式脱着レンズ、曇り止め加工、ミラーコート、UVカット |
51%、9%(マグネットレンズ装着時) |
〇 |
|
Alpina(アルピナ) ESTETICA エステティカ Q LITE |
広い視界と快適なフィット感のコンパクトデザイン |
球面レンズ、ダブルレンズ |
ハイコントラストレンズ、曇り止め加工、ミラーコート、UVカット |
20%(Qliteマンダリン)、28%(Qliteレッド)、30%(Qliteブルー) |
〇 |
|
SMITH(スミス) SQUAD スカッド XL |
1枚で全天候に対応できる調光レンズを装備 |
平面レンズ、ダブルレンズ |
調光レンズ、ハイコントラストレンズ、曇り止め加工、ミラーコート、UVカット |
16~55%(CP Pro Photochromic) |
× |
|
GIRO(ジロ) CONTOUR コンツアー |
天候の変化に即対応、すばやくレンズ交換が可能 |
セミ球面レンズ、ダブルレンズ |
ハイコントラストレンズ、曇り止め加工、UVカット |
27%(Ember)、19%(Royal)、16%(Onyx)、13%(Envy) |
〇 |
|
DRAGON(ドラゴン) PXV |
人間の視野を超えた、パノラマビューモデル |
ハイブリッドレンズ、ダブルレンズ |
ハイコントラストレンズ、曇り止め加工、UVカット |
55%(J.GOLD ION) |
× |
|
OAKLEY(オークリー) Flight Deck フライトデック OO7050 |
ワイドな視界を実現する、リムレス球面レンズ |
球面レンズ、ダブルレンズ |
ハイコントラストレンズ、曇り止め加工、UVカット |
17%(TORCH) |
〇 |
|
SWANS (スワンズ) RACAN ラカン XED |
曇りや凍結を防ぐ、発熱するヒートレンズ搭載 |
面発熱レンズ、ダブルレンズ |
ヒートレンズ、ハイコントラストレンズ、曇り止め加工、はっ水加工、ミラーコート、UVカット |
29%(ULTRA LIGHT PURPLE×ICE MIRROR) |
〇 |
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