日本の伝統文化や工芸品、みなさんはどのくらいご存知ですか?AKB48を卒業し、サンテレビアナウンサーを経て現在フリーアナウンサーの中村麻里子(なかむらまりこ)です。
そんな私が日本の魅力を再発見すべく、日本の伝統文化や工芸品を取材し、みなさんにお届けしていきます!
みなさん、釘や接着剤を使わない日本建築、独自の装飾「組子細工」をご存知ですか?細い木片を組み合わせ、緻密な幾何学的紋様を生み出す木工の伝統技法です。この写真の作品に一切釘や接着剤を使っていないなんて驚きですよね。
その組子細工には様々な種類の模様があります。今回「麻の葉」模様の組子細工手作りキットを見つけたので体験してみました。ちなみに「麻の葉」の模様は、子供の成長や魔除け、お祝い事に使われており古くから親しまれている模様です。
組子細工に使われる木材は、細かく引き割った木にカンナやノコギリを使い、0.1mm以下の加工精度で作られています。この木材を組み合わせて作っていくのですが、一度組み合わさると簡単に外せないほどしっかりと組み合わさっていることに感動しました。
組子細工キットを販売している「アキュラホーム」では、捨てざるを得ない建築材料の端材などで手作りキットを作っているそう。木を使うことで間伐の大切さや素材の重要性を発信するとともに、生活への密接な関わり、森、地球環境について考えさせられました。匠の技による芸術的価値、作る楽しさ、喜び、ものづくりの楽しさを感じられるんですね。
木材の触り心地もよく、伝統技法・物づくりの素晴らしさだけでなく、自然のありがたさも改めて感じました。自宅で体験できるので、ぜひみなさんも和の心を感じてみてください。
組子細工手作りキット