オルビックが7月26日に発売した「Orbic JOURNEY Pro」は、いわゆる昔懐かしの“パカパカケータイ”で、スマホを使いすぎている人や、通話だけで十分という人に向けの製品だ。
海外では若者の間で“ダムフォン”ブームが起こっており、SNSから距離を置き、リアルに人と接したり自分の時間を有意義に過ごしたいというムーブメントが起こっている。その流れを汲んでリリースに至った。
OSはKaiOSというウェブベースのフィーチャーフォン向けOSを採用。このOSを搭載する製品は、日本ではほとんど出ていない。
機能を絞っていると思いきや、実機に触れるとその自由度に驚く。Googleの主要なサービス(検索やGmail、Googleマップなど)はほとんど使えるし、ゲームなどのアプリも追加できる。
スクリーンがタッチ式ではなく、物理ボタンとテンキーで操作するため、スマホ向けに作られたGoogleのサービスを使うぶんに慣れが必要だが、電話をかけるといった操作はスマホ以上にシンプル。通話音質もとてもよかった。
動画では液晶画面を撮影した際にどうしてもモアレが映り込んでしまっている点をご了承いただきたい(実際では、綺麗に見えている)。
OSがAndroidではないので、LINEなどアプリがないもの、ウェブベースで使えないサービスは利用できない。しかし、ゲームやユーティリティアプリなどは豊富にそろっており、未知のOSをいじるのが好きなマニアにもおすすめ。
デジタルデトックス目的でもいいし、通話専用端末として、あるいはガジェットとしても楽しめるOrbic JOURNEY Pro。価格は1万9800円(税込)で発売中だ。
Orbic JOURNEY Pro