ダイブコンピューターおすすめ8選 普段使いや自分で電池交換できるモデルを紹介

タケダナオヤ
最終更新日: 2024-09-15

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ダイブコンピューターは減圧症を予防し、安全にダイビングを楽しむための器材です。

普段使いに適した腕時計タイプ、自分で電池交換ができるリストタイプ、タンク残圧を管理できるコンソールタイプなどがあり、ソーラーやUSB充電に対応したモデルやBluetoothで専用アプリに接続できるモデルもあります。

この記事では、元ダイビングインストラクターの筆者が、ダイブコンピューターの選び方とおすすめ商品を紹介します。専門用語もわかりやすく説明していくので、ダイビング初心者の方もぜひ参考にして下さい。


まずは筆者おすすめの商品3選

筆者おすすめ①
  • ガーミン(GARMIN)
  • Descent G1デュアルパワー

  • 税込み89,100円(Amazon)
  • 普段使いに役立つスマートウォッチ機能を搭載

タケダナオヤ

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スマートウォッチ機能を備えていて普段使いにも便利なモデルです。
筆者おすすめ②
  • スント(SUUNTO)
  • D5

  • 税込み80,910円(Amazon)
  • 日本語表記に対応した見やすいカラー液晶画面

タケダナオヤ

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インストラクターの方など、年間何百本と潜る方にもおすすめの信頼性が高いモデルです。
筆者おすすめ③
  • Aqua Lung
  • i300C ダイブコンピューター

  • 税込み49,600円(Amazon)
  • 専用のモバイルアプリから各種設定が可能

タケダナオヤ

タケダナオヤ

モバイルアプリから設定可能な普段使いができるモデル。コスパ重視の方にぴったりです。

ダイブコンピューターが必要な理由とは?

SUUNTO D5 Black ダイブコンピュータ

ダイブコンピューターが必要な理由は、減圧症予防のためです。

減圧症とは、ダイビング中に体内に溶け込んだ窒素が、過剰な潜水時間や浮上スピードなどの要因で気泡化し、さまざまな症状を引き起こす潜水病のひとつ。疲労感や筋肉・関節などの痛みを引き起こすほか、重症の場合は呼吸困難になる場合もあるので、ダイビングを楽しむ際には注意が必要です。

ダイブコンピューターが普及していなかった時代は、減圧症の予防にはダイブテーブルと呼ばれる複雑な計算表を使って、綿密な潜水計画を立てる必要がありました。

しかし、1人ひとりのダイバーがダイブコンピューターを持つようになった現在は、わずらわしい計算をしなくても、安全にダイビングを楽しめるようになりました。

ダイブコンピューターが変化する深度や潜水時間をリアルタイムで計測し、無減圧潜水時間*を自動で表示してくれるからです。

*無減圧潜水時間…減圧停止(減圧症を防ぐため特定の水深で時間をかけて減圧すること)を必要とせず浮上できる限界の潜水時間のこと。減圧不要限界、NDLとも呼ばれる。
【ワンポイント:グループで1つあれば大丈夫?】
ダイブコンピューターは、グループを引率するインストラクターやガイドが持っていれば必要ないと考える人がいるかもしれません。しかし、窒素が溶け込む量は個人差があり、その日の体調によっても異なります。また、同じグループ内でも各ダイバーの技量によって最大深度などが異なります。こうした理由から、自分専用のダイブコンピュータを持つことが推奨されています。

ダイブコンピューターの主な機能

ダイブコンピュータは、無減圧潜水時間を計算するだけでなく、現在の水深や潜水時間、安全停止や水面休息時間のカウントなど、ダイビングに必要な情報を知らせてくれます。さらに、シミュレーションやログといった便利な機能も備えています。

ダイブコンピューターの主な機能を見てみましょう。

  • 無減圧潜水時間:減圧停止をせずに、その水深に留まっていられる時間を表示。
  • 水深:現在の水深。
  • 潜水時間:潜りはじめてから経過した時間。
  • 最大水深:ダイビング中の最大深度。
  • 水温:現在の水温。
  • 浮上速度警告:浮上速度が速いときの警告。アラームが鳴る機種も。
  • 安全停止のカウント:浮上中に水深3〜6m付近で安全停止時間のカウントダウンを行います。
  • 減圧停止のカウント:誤って無減圧潜水時間を超えてしまったときは、浮上を促し減圧停止時間のカウントダウンを行います。
  • 体内窒素量:ダイビング中またはダイビング終了後、体内に残っている窒素量を表示。
  • シミュレーション機能:体内窒素量に応じて、次のダイビングのシミュレーションが可能。
  • ログ機能:過去のダイビングの水深や潜水時間を記録。ログデータを専用アプリで管理できる機種も。

こうした機能は、ほとんどのダイブコンピューターに備わっています。このほかナイトロックス*や、淡水に対応したり、トランスミッターを接続してタンク残圧をモニターできたりと、機種によってさまざまな機能を備えています。

*ナイトロックス…通常の空気より酸素濃度が高い混合ガス。1日に何本も潜る無制限ダイビングなどで使用される場合が多い。

ダイブコンピューターの種類

続いて、ダイブコンピューターの種類を見てみましょう。

大画面で操作のしやすいリストタイプ

アクアラング i770R ダイブコンピューター

大きな液晶画面をもつリストタイプのダイブコンピューターは、必要な情報をすばやく確認できます。視力の弱い方でも見やすく、大きなボタンを備えているので操作性にも優れています。

コンパクトで携帯性に優れた腕時計タイプ

GARMIN(ガーミン) Descent G1 Dual Power ダイブコンピューター

軽量でコンパクトな腕時計タイプのダイブコンピューターは、カラフルなモデルも多いため普段使いにもぴったり。リゾートに携行すれば、飛行機搭乗時間*も管理できるので便利です。

*飛行機搭乗時間…ダイビング後の飛行機搭乗は減圧症発症のリスクが高くなるため、条件によって最低でも12時間または18時間のインターバルを空けることが推奨されています。

タンク残圧もモニターできるコンソールタイプ

AQUALUNG I330R ダイブコンピューター

コンソールゲージと一体になったダイブコンピューターは、画面上でタンク残圧をモニターが可能なものも。電子コンパスといった機能も備えています。

【ワンポイント:ダイブコンピューターの価格は?】
ダイブコンピュータの価格は、機種によって3万円前後から15万円以上とさまざま。値段の安い機種でも最低限必要な機能は搭載されているため、基本的にどれを選択しても問題ありません。それぞれの機能を比較して、自分にあった1台を選びましょう。

ダイブコンピューターの選び方

SUUNTO D5 All Black ダイブコンピュータ

ダイブコンピューターは種類が多いため、どれを選べばいいのか分からないといったダイバーも少なくありません。そこで初心者ダイバーがダイブコンピューターを選ぶ際のポイントをご紹介します。

水中の視認性で選ぶ

水中での視認性を重視する方は、画面が大きく発色の良いカラー液晶ディスプレイを採用しているモデルがおすすめ。洞窟やナイトダイビングといった暗い場所でも見やすく、直感的にデータを把握できます。

普段使いできるモデルを選ぶ

日常でも使いたいなら、スマートウォッチ機能を備えた腕時計タイプがおすすめ。スマホとペアリングして電話の着信確認やメールを受信できたり、ダイビング以外のスポーツにも使用できたりと、普段使いにぴったりです。

バッテリーのタイプで選ぶ

ダイブコンピューターのバッテリーには、ボタン電池、ソーラー充電、USB充電の3つがあります。

  • ボタン電池式

充電の必要がないので手軽に使えます。使用頻度によりますが、電池寿命は2年くらい。電池交換は自分でできるタイプと、メーカーや販売店に依頼するタイプがあります。

  • ソーラー充電式

ソーラーパネルが搭載されているため、太陽光などの光に当てることで繰り返し充電が可能。

  • USB充電式

USBに接続した専用クリップやマグネットを使って、繰り返し充電できます。

ログデータの管理のしやすさで選ぶ

ダイビングの記録をSNSなどでシェアしたい方には、専用アプリに対応したモデルがおすすめ。BluetoothやUSB経由で、ログデータをスマホやパソコンに転送可能。GPSを搭載したモデルなら、ダイビングスポットの情報も管理できます。

ダイブコンピューター、人気メーカーの売れ筋商品

数あるダイブコンピューターの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。

PICK UP①
  • Aqua Lung
  • i100 ダイブコンピューター

  • 税込み28,880円(Amazon)
  • 自分で電池交換が可能なエントリーモデル

  • 初心者ダイバーでも使いやすいエントリーモデル。1つのナビゲーションボタンで、4つの操作モードと2種類のガスを管理できます。

    自分で電池交換ができ、交換前の設定や計算値も保持します。アラーム音や高視認性LED警告灯といった安全機能を搭載。

    リーズナブルなので、コスパ重視の方にもおすすめです。

本体サイズ:縦63×横63×厚さ25mm
重さ:110g(ベルト含む)
ログメモリー:24ダイブ
アプリ対応:〇(USB)
バッテリー:ボタン電池(ユーザー交換対応)
PICK UP②
  • Aqua Lung
  • i300C ダイブコンピューター

  • 税込み49,600円(Amazon)
  • 専用のモバイルアプリから各種設定が可能

  • 大きなディスプレイで表示データが見やすく、操作性にも優れたダイブコンピューター。

    Bluetoothでモバイルアプリに接続して、スマホで各種設定、ログデータやダイビングの写真や動画の共有ができます。

    ユーザー自身でソフトウェアのアップデートができ、専用キットで電池交換も可能です。

本体サイズ:縦65×横60×厚さ25mm
重さ:138g(ベルト含む)
ログメモリー:24ダイブ
アプリ対応:〇(Bluetooth)
バッテリー:ボタン電池(ユーザー交換対応)
PICK UP③
  • Mares
  • パック プロプラス

  • 税込み34,876円(Amazon)
  • ワンボタンですべての機能を手軽に操作可能

  • 手首のカーブにしっくりとフィットする、スリムなデザインのダイブコンピューター。

    1つのボタンで直感的に操作できるので、初心者にもおすすめのモデル。自分で電池交換も可能です。

    メーカーは、信頼性の高い独自の減圧アルゴリズムを採用しているため、より減圧症に対するリスクを軽減できるとうたっています。

本体サイズ:約縦70×横63×厚さ20mm
重さ:138g(ベルト含む)
ログメモリー:約35時間分のダイブログ
アプリ対応:〇(USB ※PCのみ)
バッテリー:ボタン電池(ユーザー交換対応)
PICK UP④
  • TUSA
  • IQ1203 DC Solar ダイブコンピューター

  • 税込み43,479円(Amazon)
  • 少し早めの浮上を促す独自の警告機能を搭載

  • ダイビングとナイトロックスのほか、素潜りに便利なフリーダイビング、水深計として使えるゲージの計4つのモードに対応しています。

    減圧潜水に切り替わる少し前にアラームで知らせる、メーカー独自のM値警告機能を搭載

    約8時間のソーラー充電で、約30時間のダイビングが可能です。

本体サイズ:縦58.9×横52.4×厚さ14.3mm
重さ:74g
ログメモリー:最大30時間/30ダイブ
アプリ対応:×
バッテリー:ソーラー充電式
PICK UP⑤
  • Aqua Lung
  • カルムプラス ダイブコンピューター

  • 税込み80,410円(Amazon)
  • Bluetoothを搭載したソーラー充電式

  • Bluetoothでログデータを専用アプリに転送できる、ソーラー駆動の日本製ダイブコンピューター。

    LEDライトなどを使って強制的に充電が可能。光量に応じた充電予測時間を表示する機能が付いているので便利です。

    カラフルな交換用バンドが豊富なので、自分だけのカスタマイズも楽しめます。

本体サイズ:縦60×横53×厚さ14mm
重さ:75g(ベルト含む)
ログメモリー:最大30時間/30ダイブ
アプリ対応:〇(Bluetooth)
バッテリー:ソーラー充電式
PICK UP⑥
  • スント(SUUNTO)
  • D5

  • 税込み80,910円(Amazon)
  • 日本語表記に対応した見やすいカラー液晶画面

  • 見やすいカラー液晶ディスプレイと3つのボタン操作で、表示と設定を簡単に切り替えられます。

    Bluetoothで専用アプリとペアリングができ、別売りのトランスミッターをレギュレーターに接続すれば、タンク残圧のモニターも可能。

    好みのストラップにすばやく交換できるので、タウンユースにもぴったりです。

本体サイズ:縦53×横53×厚さ16.3mm
重さ:90g
ログメモリー:200時間または400ダイブ
アプリ対応:〇(Bluetooth/USBケーブル)
バッテリー:USB充電式
PICK UP⑦
  • ガーミン(GARMIN)
  • Descent G1デュアルパワー

  • 税込み89,100円(Amazon)
  • 普段使いに役立つスマートウォッチ機能を搭載

  • 30以上のスポーツアプリや健康管理に役立つスマートウォッチ機能を内蔵した、普段使いにぴったりのダイブコンピューター

    ソーラーとUSB充電に対応し、ダイブモードで約25時間連続で使用できます。

    専用アプリをダウンロードしておけば、ログデータを自動で同期してアップロードが可能です。

本体サイズ:縦45.5×横45.5×厚さ15.2mm
重さ:66g
ログメモリー:200ダイブ
アプリ対応:〇(Bluetooth/ANT+)
バッテリー:ソーラー/USB充電式
PICK UP⑧
  • ガーミン(GARMIN)
  • Descent Mk2S

  • 税込み138,000円(楽天市場)
  • GPS内蔵の多機能型ダイブコンピューター

  • 日本語対応の視認性に優れた1.2インチのカラー液晶ディスプレイを採用し、ダブルタップで画面の切り替えが可能。

    6つのダイビングモードを選択でき、音またはバイブレーションでのアラート設定、水中での心拍数モニタリングも。

    専用アプリをはじめ、多彩なスマートウォッチ機能を利用できるモデルです。

本体サイズ:縦43×横43×厚さ14.15mm
重さ:60g
ログメモリー:200ダイブ
アプリ対応:〇(Bluetooth/ANT+/Wi-Fi/NFC)
バッテリー:USB充電式
※上下左右にスクロールできます

外観

商品名

特長

本体サイズ

重さ

ログメモリー

アプリ対応

バッテリー

Amazonで見る

Aqua Lung i100 ダイブコンピューター

自分で電池交換が可能なエントリーモデル

縦63×横63×厚さ25mm

110g(ベルト含む)

24ダイブ

〇(USB)

ボタン電池(ユーザー交換対応)

Amazonで見る

Aqua Lung i300C ダイブコンピューター

専用のモバイルアプリから各種設定が可能

縦65×横60×厚さ25mm

138g(ベルト含む)

24ダイブ

〇(Bluetooth)

ボタン電池(ユーザー交換対応)

Amazonで見る

Mares パック プロプラス

ワンボタンですべての機能を手軽に操作可能

約縦70×横63×厚さ20mm

138g(ベルト含む)

約35時間分のダイブログ

〇(USB ※PCのみ)

ボタン電池(ユーザー交換対応)

Amazonで見る

TUSA IQ1203 DC Solar ダイブコンピューター

少し早めの浮上を促す独自の警告機能を搭載

縦58.9×横52.4×厚さ14.3mm

74g

最大30時間/30ダイブ

×

ソーラー充電式

Amazonで見る

Aqua Lung カルムプラス ダイブコンピューター

Bluetoothを搭載したソーラー充電式

縦60×横53×厚さ14mm

75g(ベルト含む)

最大30時間/30ダイブ

〇(Bluetooth)

ソーラー充電式

Amazonで見る

スント(SUUNTO) D5

日本語表記に対応した見やすいカラー液晶画面

縦53×横53×厚さ16.3mm

90g

200時間または400ダイブ

〇(Bluetooth/USBケーブル)

USB充電式

Amazonで見る

ガーミン(GARMIN) Descent G1デュアルパワー

普段使いに役立つスマートウォッチ機能を搭載

縦45.5×横45.5×厚さ15.2mm

66g

200ダイブ

〇(Bluetooth/ANT+)

ソーラー/USB充電式

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ガーミン(GARMIN) Descent Mk2S

GPS内蔵の多機能型ダイブコンピューター

縦43×横43×厚さ14.15mm

60g

200ダイブ

〇(Bluetooth/ANT+/Wi-Fi/NFC)

USB充電式

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Moovooライター
タケダナオヤ
元ダイビングインストラクターの経歴をもつMoovoo専属ライター。その昔、夏はバイクレース、冬はアルペンスキーに夢中でしたが、交通事故をきっかけにこれらを卒業。その後、リハビリで始めたダイビングにハマりインストラクターに。ところが今度は潜水病を発症して引退。現在はリンゴ農園のお手伝いをしながら、執筆活動に励んでいます。モットーは「何とかすれば、何とかなる!」です。

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