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ダイビングスーツおすすめ8選 素材の違いや選び方を紹介

タケダナオヤ
最終更新日: 2024-02-26

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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ダイビングスーツは海に潜るためのマストアイテム。素材や厚さ、デザイン、スタイルが異なる、多くの種類があります。

この記事では、元ダイビングインストラクターの筆者が、サーフィン用スーツとの違いや下に着るインナーなど、ダイビングスーツの選び方とおすすめの商品を紹介します。


なぜダイビングスーツを着るのか?

ダイビングスーツを着用して泳ぐイメージ

Photo by 写真AC

ダイビングスーツの主な役割は、体温の損失と擦り傷の予防です。

一般に、水は同じ温度の空気に比べて25倍の速さで体温を奪うため、海中にいると体がどんどん冷えてきます。そのまま体温が奪われ続けると、低体温症という重大な症状を引き起こすリスクも高まります。

また、海中にはクラゲやウニなどの危険な生物やゴツゴツした岩があり、うっかり触れてしまう可能性も少なくありません。

こうした環境から身を守るため、ダイビングスーツを着ることが大切なのです。

ダイビングスーツの素材と厚さ

ネオプレーンのダイビングスーツ

ほとんどのダイビングスーツは、ネオプレーンと呼ばれる水を通さない合成ゴムが使用されています。

素材の内部に小さな気泡を含んでいるため高い浮力があり、スーツを着ていれば水面に浮いていられ、緊急時の浮力確保にも役立ちます。

ダイビングスーツで使用されるネオプレーンは、水圧に耐えられる丈夫なものが多く、ジャージ生地を貼り付けた素材やスキン加工を施した素材があります。

また、ネオプレーンにはさまざまな厚さがあり、3mm以下の薄いものは温水域向き、5mm以上の厚いものは冷水域向きとして使用されます。

【ワンポイント:サーフィン用とダイビング用の違い】
サーフィンスーツは動きやすさを重視した伸縮性の高い素材、ダイビングスーツは保温性を重視した水圧に強い素材を使用しています。そのため、サーフィンスーツをダイビングで使用すると、生地が水圧で潰れて保温性が低下することも。海に潜るときはダイビングスーツを着用するのがベストです。

ダイビングスーツの種類とスタイル

ダイビングスーツには、大きく分けてウエットスーツドライスーツの2種類があります。

ウエットスーツは、もっとも一般的なダイビングスーツです。肌と生地の間に水が入り込みますが、体にぴったりとフィットしたデザインのため水の出入りが少なく、スーツ内の水の層を体温で温めることで保温性を維持します。

スタイルや厚さなど、さまざまなタイプがあり、温水域から冷水域まで幅広い環境に対応可能です。

  • フルスーツ:長袖・長ズボンタイプ。1枚で全身をカバーすることからワンピースとも呼ばれます。
  • シーガル:半袖・長ズボンタイプ。リゾートで使われることが多い。
  • ロングジョン:袖なし長ズボンタイプ。ジャケットとセットになったものは、ツーピースと呼ばれます。
  • ジャケット:水温にあわせてシーガルやロングジョンを組み合わせて、フルスーツと同じように使用可能。
  • スプリング:半袖・半ズボンタイプ。シュノーケリング向き。

ドライスーツは、冷水域で使用される保温性の高いダイビングスーツです。スーツ内に水が入らない構造のため、動きやすい服装や専用のインナーを着用して使用します。

ただし、ドライスーツは水圧の影響を受けるため、空気調節などの専門的なスキルが必要です。はじめてドライスーツを使うときは、必ず正しいインストラクションを受けるようにしましょう。

このほかフルスーツのウエットスーツに、簡易防水ファスナーや手足首シールを装備したセミドライタイプのスーツもあります。

ダイビングスーツの下に着るものは?

保温性に優れたベスト

保温性を高めるため、ダイビングスーツの下に着るアクセサリー類があります。水温や気候にあわせて、使い分けられるので便利です。

  • ラッシュガード:体にフィットしたナイロン製のTシャツ。保温力の高い起毛素材のラッシュガードがおすすめ。
  • SCSインナー:スキン加工などを施した1mm厚のネオプレーン製インナー。
  • フードベスト:フードが一体になったネオプレーン製ベスト。2~3mmの厚みがあり、インナーのなかではもっとも保温性が高い。

ダイビングスーツの選び方

ダイビングスーツは種類が多いため、何を選べばいいのか分からないといった方も少なくありません。そこで初心者がダイビング用のウエットスーツを選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。

スタイルで選ぶ

最初の1着を選ぶなら、長袖・長ズボンのフルスーツがおすすめです。もっともポピュラーなスタイルで、1着で全身を保護できます。

さらに、保温インナーやフードベストを組み合わせれば、ツーピースと同じくらいの保温力を確保でき、長いシーズン使用できます。

生地の厚さで選ぶ

ダイビング用ウエットスーツの厚さは、3mmか5mmの生地が主流です。

リゾートダイビングが中心なら3mm、国内の身近なダイビングスポットで潜りたいときは5mmといったように、ダイビングスポットの水温や気温にあわせ選びましょう。

着やすさで選ぶ

着やすさを重視するなら、Wジャージと呼ばれるネオプレーンの両面にナイロンジャージを貼り付けた素材を選びましょう。

肌に触れる側あるいは両面にスキン加工を施した生地は保温性が高いのですが、着るときにパウダーをかけたり、水をかけながら着たりと、初心者には少々難易度が高くなります。

より着やすさを求めるなら、背中ファスナーで手足首にファスナーが付いたタイプがおすすめです。

【ワンポイント:サイズオーダーか既成サイズか?】
ウエットスーツは体にフィットしていることが大切。サイズが大きいと保温性が損なわれ、小さいと息苦しいだけでなく、着るのも大変です。サイズオーダーなら体にフィットして着やすいですが、その分、値段も高く時間もかかります。既成サイズを選ぶ際は身長と体重だけでなく、首囲や胸囲なども細かくチェックして、自分の体にあっているかを確認しましょう。

〈編集部PICK UP!〉ダイビングスーツ、人気メーカーの売れ筋商品

女性顔イラスト(検証コメント用)

Moovoo編集部

数あるダイビングスーツの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
PICK UP①
  • Aqua Lung
  • 5.5mmプレザント・ウェットスーツ メンズ

  • 税込み25,958円(Amazon)
  • 日本人の体型にあわせて設計された既成サイズ

  • 保温性に優れた丈夫な5.5mm厚の高密度ジャージを使用したフルスーツ。大きな膝パッドと、楽に着脱できる長めの手足首ファスナー付きです。

    インナーと組み合わせれば、約20~25℃の幅広い水温で使用可能。

    日本人の体型にあわせて設計された、メンズ6サイズのなかから選択できます。

スタイル:フルスーツ
厚さ:5.5mm
生地:高密度ジャージ
サイズ展開:6サイズ(メンズ)
PICK UP②
  • GULL
  • 5mm ウエットスーツ ウィメンズ

  • 税込み54,980~59,400円(Amazon)
  • 優れた保温性と高い運動性を兼ね備えた1着

  • 生地が体の熱を吸収し遠赤外線として放出するという、保温性に優れた起毛素材を採用したバックファスナー式のフルスーツです。

    メーカーによると、ノーマルジャージの5倍以上の伸びのあるストレッチ素材を使用し、高い運動性を確保したとのこと。

    着脱しやすい手足首ファスナーを装備しています。

スタイル:フルスーツ
厚さ:5mm
生地:FIR遠赤外線起毛素材、イノスパンジャージ
サイズ展開:6サイズ(レディース)
PICK UP③
  • Helios
  • メンズ ダイビングフルスーツ 5mm

  • 税込み13,999円
  • 水圧にも耐えられるダイビング専用素材を採用

  • 耐久性に優れたダイビング専用素材を採用した、着やすい3D立体裁断のフルスーツです。

    ネック部分は肌に密着し水の侵入を軽減するスキン素材、肩パーツには重い器材による擦れを軽減する丈夫な素材を使用。

    大きい開口部の背中ファスナー、着脱が楽な長めの手足首ファスナーを採用しています。

スタイル:フルスーツ
厚さ:5mm
生地:WPRジャージ 、BSタフジャージ
サイズ展開:8サイズ(メンズ)
PICK UP④
  • Hele i Waho(ヘレイワホ)
  • 3mmクラシックフルスーツ メンズ

  • 税込み15,980円
  • 多彩なマリンスポーツに対応した高い汎用性

  • ダイビングやシュノーケリングはもちろん、サーフィン、SUP、ウエイクボードなど、さまざまなマリンスポーツに使用できます。

    メーカーは、独自に開発した運動性と耐久性に優れた素材を採用しているとうたっています。

    腕周りや股上などに縫い目の少ないパネルを用いた、動きやすいデザインです。

スタイル:フルスーツ
厚さ:3mm
生地:DURAflex
サイズ展開:6サイズ(メンズ)
PICK UP⑤
  • Helios
  • レディース ダイビングフルスーツ 3mm

  • 税込み14,999円
  • テクスチャーの異なる5種類の素材を使用

  • 耐久性と着心地にこだわった5種類の素材を組み合わせた、3D立体裁断のフルスーツ。

    メインパネルにはダイビング専用のWジャージ、胸パネルは水はけのよいメッシュスキン、器材の重さがかかる肩パネルには、より丈夫なジャージ素材を採用。

    さらに、ネック部分は密着性の高いスキン素材、膝部分は衝撃に強い素材を使用しています。

スタイル:フルスーツ
厚さ:3mm
生地:WPRジャージ、BSタフジャージ 、メッシュスキン
サイズ展開:6サイズ(メンズ)
PICK UP⑥
  • Hele i Waho(ヘレイワホ)
  • 2mmフードベスト リバーシブル ユニセックス

  • 税込み8,980円
  • 1着で2通りの着こなしができるベスト

  • さまざまなマリンスポーツの防寒対策に適した2mm厚のフードベルト。

    ストレッチ性に優れ、水圧にも強いネオプレーン素材を使用しているためダイビングスーツのインナーにぴったり。

    片面がナイロンジャージ、もう片面がスキン素材のリバーシブル仕様のため、1着で2通りの着こなしが可能。男女問わず着用できるユニセックスサイズです。

スタイル:フ―ドベスト
厚さ:2mm
生地:DURAflex 、グロススキン
サイズ展開:6サイズ(ユニセックス)
PICK UP⑦
  • GULL
  • 1mm SCS ロングスリーブ メンズ GW-6594C

  • 税込み12,210円(楽天市場)
  • 保温性や運動性を考慮した1mm厚のインナー

  • 伸縮性と耐久性に優れたストレッチ素材と、内側にSCSと呼ばれる特殊コーティングを施した保温性の高い素材を使用した1mm厚インナー。

    首回りは圧迫感が少なくリラックスして呼吸ができるカットを採用。

    ダイビングはもちろん、さまざまなマリンスポーツで1年を通して活躍できるインナーです。

スタイル:ロングスリーブインナー
厚さ:1mm
生地:イノスパンジャージ、フリストジャージ
サイズ展開:6サイズ(ユニセックス)
PICK UP⑧
  • FELLOW
  • 保温インナー メタルスキン ロングパンツ レディース

  • 税込み 9,999円
  • お腹を冷やさないハイウエストタイプ

  • 体にぴったりフィットして、ウェットスーツの下に着用してもゴワつきにくい、厚さ1mmのネオプレーンを使用した保温インナー。

    体の動きにあわせて全方向に伸縮するストレッチ素材を採用し、内側にチタンコーティングのスキン加工を施しています。

    お腹までカバーするハイウエストなので、寒がりの方にもおすすめです。

スタイル:ロングパンツインナー
厚さ:1mm
生地:イノスパンジャージ、フリストジャージ
サイズ展開:7サイズ(レディース)

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Moovooライター
タケダナオヤ
元ダイビングインストラクターの経歴をもつMoovoo専属ライター。無理がたたって潜水病を発症したため現場を引退し、現在はリンゴ農園のお手伝いをしながら執筆活動に励んでいます。好きな言葉は「元気があれば、何でもできる!」です。

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