ダイブコンピューターおすすめ8選 普段使いや自分で電池交換できるモデルを紹介
ダイブコンピューターは減圧症を予防し、安全にダイビングを楽しむための器材です。
普段使いに適した腕時計タイプ、自分で電池交換ができるリストタイプ、タンク残圧を管理できるコンソールタイプなどがあり、ソーラーやUSB充電に対応したモデルやBluetoothで専用アプリに接続できるモデルもあります。
この記事では、元ダイビングインストラクターの筆者が、ダイブコンピューターの選び方とおすすめ商品を紹介します。専門用語もわかりやすく説明していくので、ダイビング初心者の方もぜひ参考にして下さい。
目次
まずは筆者おすすめの商品3選
タケダナオヤ
スマートウォッチ機能を備えていて普段使いにも便利なモデルです。
タケダナオヤ
インストラクターの方など、年間何百本と潜る方にもおすすめの信頼性が高いモデルです。
タケダナオヤ
モバイルアプリから設定可能な普段使いができるモデル。コスパ重視の方にぴったりです。
ダイブコンピューターが必要な理由とは?
ダイブコンピューターが必要な理由は、減圧症予防のためです。
減圧症とは、ダイビング中に体内に溶け込んだ窒素が、過剰な潜水時間や浮上スピードなどの要因で気泡化し、さまざまな症状を引き起こす潜水病のひとつ。疲労感や筋肉・関節などの痛みを引き起こすほか、重症の場合は呼吸困難になる場合もあるので、ダイビングを楽しむ際には注意が必要です。
ダイブコンピューターが普及していなかった時代は、減圧症の予防にはダイブテーブルと呼ばれる複雑な計算表を使って、綿密な潜水計画を立てる必要がありました。
しかし、1人ひとりのダイバーがダイブコンピューターを持つようになった現在は、わずらわしい計算をしなくても、安全にダイビングを楽しめるようになりました。
ダイブコンピューターが変化する深度や潜水時間をリアルタイムで計測し、無減圧潜水時間*を自動で表示してくれるからです。
ダイブコンピューターの主な機能
ダイブコンピュータは、無減圧潜水時間を計算するだけでなく、現在の水深や潜水時間、安全停止や水面休息時間のカウントなど、ダイビングに必要な情報を知らせてくれます。さらに、シミュレーションやログといった便利な機能も備えています。
ダイブコンピューターの主な機能を見てみましょう。
- 無減圧潜水時間:減圧停止をせずに、その水深に留まっていられる時間を表示。
- 水深:現在の水深。
- 潜水時間:潜りはじめてから経過した時間。
- 最大水深:ダイビング中の最大深度。
- 水温:現在の水温。
- 浮上速度警告:浮上速度が速いときの警告。アラームが鳴る機種も。
- 安全停止のカウント:浮上中に水深3〜6m付近で安全停止時間のカウントダウンを行います。
- 減圧停止のカウント:誤って無減圧潜水時間を超えてしまったときは、浮上を促し減圧停止時間のカウントダウンを行います。
- 体内窒素量:ダイビング中またはダイビング終了後、体内に残っている窒素量を表示。
- シミュレーション機能:体内窒素量に応じて、次のダイビングのシミュレーションが可能。
- ログ機能:過去のダイビングの水深や潜水時間を記録。ログデータを専用アプリで管理できる機種も。
こうした機能は、ほとんどのダイブコンピューターに備わっています。このほかナイトロックス*や、淡水に対応したり、トランスミッターを接続してタンク残圧をモニターできたりと、機種によってさまざまな機能を備えています。
ダイブコンピューターの種類
続いて、ダイブコンピューターの種類を見てみましょう。
大画面で操作のしやすいリストタイプ
大きな液晶画面をもつリストタイプのダイブコンピューターは、必要な情報をすばやく確認できます。視力の弱い方でも見やすく、大きなボタンを備えているので操作性にも優れています。
コンパクトで携帯性に優れた腕時計タイプ
軽量でコンパクトな腕時計タイプのダイブコンピューターは、カラフルなモデルも多いため普段使いにもぴったり。リゾートに携行すれば、飛行機搭乗時間*も管理できるので便利です。
タンク残圧もモニターできるコンソールタイプ
コンソールゲージと一体になったダイブコンピューターは、画面上でタンク残圧をモニターが可能なものも。電子コンパスといった機能も備えています。
ダイブコンピューターの選び方
ダイブコンピューターは種類が多いため、どれを選べばいいのか分からないといったダイバーも少なくありません。そこで初心者ダイバーがダイブコンピューターを選ぶ際のポイントをご紹介します。
水中の視認性で選ぶ
水中での視認性を重視する方は、画面が大きく発色の良いカラー液晶ディスプレイを採用しているモデルがおすすめ。洞窟やナイトダイビングといった暗い場所でも見やすく、直感的にデータを把握できます。
普段使いできるモデルを選ぶ
日常でも使いたいなら、スマートウォッチ機能を備えた腕時計タイプがおすすめ。スマホとペアリングして電話の着信確認やメールを受信できたり、ダイビング以外のスポーツにも使用できたりと、普段使いにぴったりです。
バッテリーのタイプで選ぶ
ダイブコンピューターのバッテリーには、ボタン電池、ソーラー充電、USB充電の3つがあります。
- ボタン電池式
充電の必要がないので手軽に使えます。使用頻度によりますが、電池寿命は2年くらい。電池交換は自分でできるタイプと、メーカーや販売店に依頼するタイプがあります。
- ソーラー充電式
ソーラーパネルが搭載されているため、太陽光などの光に当てることで繰り返し充電が可能。
- USB充電式
USBに接続した専用クリップやマグネットを使って、繰り返し充電できます。
ログデータの管理のしやすさで選ぶ
ダイビングの記録をSNSなどでシェアしたい方には、専用アプリに対応したモデルがおすすめ。BluetoothやUSB経由で、ログデータをスマホやパソコンに転送可能。GPSを搭載したモデルなら、ダイビングスポットの情報も管理できます。
ダイブコンピューター、人気メーカーの売れ筋商品
数あるダイブコンピューターの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
外観 |
商品名 |
特長 |
本体サイズ |
重さ |
ログメモリー |
アプリ対応 |
バッテリー |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Aqua Lung i100 ダイブコンピューター |
自分で電池交換が可能なエントリーモデル |
縦63×横63×厚さ25mm |
110g(ベルト含む) |
24ダイブ |
〇(USB) |
ボタン電池(ユーザー交換対応) |
|
Aqua Lung i300C ダイブコンピューター |
専用のモバイルアプリから各種設定が可能 |
縦65×横60×厚さ25mm |
138g(ベルト含む) |
24ダイブ |
〇(Bluetooth) |
ボタン電池(ユーザー交換対応) |
|
Mares パック プロプラス |
ワンボタンですべての機能を手軽に操作可能 |
約縦70×横63×厚さ20mm |
138g(ベルト含む) |
約35時間分のダイブログ |
〇(USB ※PCのみ) |
ボタン電池(ユーザー交換対応) |
|
TUSA IQ1203 DC Solar ダイブコンピューター |
少し早めの浮上を促す独自の警告機能を搭載 |
縦58.9×横52.4×厚さ14.3mm |
74g |
最大30時間/30ダイブ |
× |
ソーラー充電式 |
|
Aqua Lung カルムプラス ダイブコンピューター |
Bluetoothを搭載したソーラー充電式 |
縦60×横53×厚さ14mm |
75g(ベルト含む) |
最大30時間/30ダイブ |
〇(Bluetooth) |
ソーラー充電式 |
|
スント(SUUNTO) D5 |
日本語表記に対応した見やすいカラー液晶画面 |
縦53×横53×厚さ16.3mm |
90g |
200時間または400ダイブ |
〇(Bluetooth/USBケーブル) |
USB充電式 |
|
ガーミン(GARMIN) Descent G1デュアルパワー |
普段使いに役立つスマートウォッチ機能を搭載 |
縦45.5×横45.5×厚さ15.2mm |
66g |
200ダイブ |
〇(Bluetooth/ANT+) |
ソーラー/USB充電式 |
|
ガーミン(GARMIN) Descent Mk2S |
GPS内蔵の多機能型ダイブコンピューター |
縦43×横43×厚さ14.15mm |
60g |
200ダイブ |
〇(Bluetooth/ANT+/Wi-Fi/NFC) |
USB充電式 |
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