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こんにちは!「不思議」をつくる体験型展示のアーティスト・クリエイター、Ponboks(ポンボックス)です。2023年の2月、東京・恵比寿で展示をした、2つの体験型アート作品とその仕組みについて紹介します。
伝える、電信する、縁を結ぶ、そんなイメージを込めながら形にした「でんでん結び」。手のひらサイズのパネルを、手で覆ったり裏返したり動かしたりすると、パネル同士が光のラインで結ばれる体験型作品です。
パネルの置き方次第で、色々な結びつきの形が生まれます。
パネルの表と裏を検知して、光の色が変化します。全部を表か裏に統一すると、光の結び方のアニメーションが変化するという隠れた仕掛けも。
パネルには再帰性反射素材のシートを貼り付けていて、天井に設置した赤外線カメラでパネルの位置と表裏を検知しています。
もう一つの展示は、吹き込んだ声が、光のラインとなってテーブル上の道を駆けまわる「ユクエオン」です。
ホーン型のマイクから声を吹き込むと、光のラインがそれぞれの道すじを辿ります。ラインが出口に到着すると、低い声になったり、コンサートホールのように響いたり、ロボットの声みたいになったり、色々なボイスチェンジがかけられた元の声がスピーカーから出てきます。
声の長さに応じて光のラインの長さが変わります。短い声をたくさん吹き込んだり、長ーく声を吹き込んだりして遊ぶと、色々なラインの形の変化を楽しめます。
テーブル上の道は、電動の切削工具で溝を掘っています。プロジェクションマッピングで溝にラインの映像を合わせることで、平面に映像投影するだけでは出せない光の立体感を演出しています。
色々な声を吹き込んで、音の「行方(ゆくえ)」を楽しめる体験型作品です。
今回の展示は、”こどもと食”をテーマに、あらゆる世代が集まる「景丘の家」という施設で、様々なアーティストがインスタレーションを行う、年に一度のスペシャルイベントでした。その地下1Fプレイフロアにて僕の展示を行い、渋谷区の子供たちをはじめ、たくさんの来場者に楽しんでもらいました。
今回は、体験型作品の発案やプログラミングのほか、木工で体験用テーブルを作ったり、声の入口となるホーンを3Dプリンターでつくったり、展示ビジュアルのイラストを描いたり。様々な手法を活かして展示を構築しました。
これからの展示予定や、作品制作の様子は、Twitter や Instagram に投稿しているので、ぜひそちらもご覧ください。
気になった作品があれば、今後展示をする作品展に遊びに来てくださいね。それでは〜