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家具の中でも、こだわりを持つ人が多いであろう「椅子」。座り心地が悪い椅子は、腰を痛めたり、リラックスできなかったりするので、多少値が張っても座り心地を重視する人も多いはずだ。
そんな中、ロンドンのDavid Hughによって製作されている高級チェア「Elysium」は、「無重力」の座り心地を実現するという。今年1月にはロールス・ロイスとコラボレーションした特別デザインモデル「Elysium-R」が、38,000ユーロ(約500万円)で発表されるなど、話題を振りまいている。
体を椅子に完全に預ける新感覚
バックレスト付きの背もたれと長いフットレストを備え、全身を預けられるゆったりとしたデザインの「Elysium」。一度腰掛ければ体がほぼ水平になるようにチェアが倒れ、まるで無重力の宇宙空間を漂っているような体験ができるのだ。
このチェアで非常に特徴的なのは、シートのポジジョン変更をハンドジェスチャーで行う点だ。手を前に傾ければシートが前傾し、後ろに傾ければシートが倒れる……と、その様子はまるで指揮者のよう。これにより、ケーブルやノブなどのごちゃごちゃとした操作系を一掃することに成功している。
体のリラックスにも効果大
椅子に腰掛けると背もたれが骨盤を360度包み込むように保持し、ストレスを軽減してくれる。さらに背骨の関節を伸ばすことで、痛みを軽減してくれるのだ。この体への働きかけも、無重力体験の向上に寄与している。
この製品は2002年に、イギリス人デザイナーかつ発明家のデビッド・ウィケット(David Wickett)氏が、無重力をチェアで再現しようとしてプロジェクトがスタートした。バイオエンジニアリングを学んだウィケット氏は10年の研究の後に、姿勢と重力を定める方程式導き、「Elysium」にて無重力体験を再現したという。
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座るだけで無重力が味わえる「Elysium」。一度座ったら、快適さのあまりもう二度とチェアから離れられなくなるかもしれない。
David Hugh