〈プロ解説〉トレーニングマット、おすすめ人気14選 厚手で防音性に優れた一品も
ヨガやストレッチを習慣化するなら、トレーニングマットがおすすめ。安全に身体を動かしやすくなるだけでなく、「さあ、トレーニングを始めよう!」と、気分が高まります。
そこでこの記事では、健康運動指導士である野上鉄夫さんに、トレーニングマットの選び方とおすすめ商品を解説していただきました。ぜひ参考にしてみてください。
【リンク】愛用品の紹介記事
目次
まずは、筆者が選ぶトレーニングマット3選
〈編集部より〉
この章の商品は2022年2月に選定いただきました。なお、商品の価格は更新日現在のものです。
おすすめポイント
まず183cmのビックサイズでさらに10mmの厚みを誇りながら800gと非常に軽量に作られている点が素晴らしいと思います。厚さ5~6mm程度のヨガマットより軽いくらいです。これなら男性はもちろん女性にも取り扱いがしやすいでしょう。商品名に「トレーニング&ヨガマット」と銘打たれていることからも、この商品がトレーニングマットとヨガマットの良い点を併せ持っている商品であることがうかがえます。自宅でハードにトレーニングするもよし!またはヨガマットとしてヨガスタジオに持ってくもよし!と、正にいいとこ取りのトレーニングマットと言えるでしょう。価格が安価なところも非常に魅力的です。
おすすめポイント
こちらの商品もカワセのトレーニング&ヨガマット同様に183cmのビックサイズでさらに10mmの厚みを誇りながらカワセより100gだけ重い900gと非常に軽量に作られている点が素晴らしいです。こちらの商品もトレーニングマットとヨガマットの良い点を併せ持っている商品と言えます。また両商品とも持ち運びがしやすい工夫がされています。カワセとは色の好みで選び分けても良いでしょう。カワセのトレーニング&ヨガマットにはないパープルの色が好みならこちらの商品を選ぶべきだと思います。
おすすめポイント
TPEというにおいの少ない素材で作られている上に、180cmサイズで厚みがしっかり10mmあります。ジムでもそうですが、実は「におい」というのはホームフィットネスではかなり重要な項目になります。なぜなら運動中は「におい」に非常に敏感になるからです。においが合わないといくら性能的に素晴らしいものでも、トレーニングの継続は正直かなり難しくなります。重量も1.2Kgと上記の2製品よりは重いですが、TPE素材でこのサイズと厚みを考えると十分軽量であると言えます。
トレーニングマットの種類
トレーニングマットと呼ばれるマットには、大きく分けて次の2つのタイプがあります
ヨガマット|ヨガやストレッチ向き
Photo by iStock
ヨガマットはヨガスタジオに持っていくため、携帯性を考慮したサイズや厚みになっており、とても軽量なのが特徴です。
主に自宅でストレッチやヨガを行いたい方、そして実際にヨガスタジオに通う予定がある方であれば、ヨガマットの中から選んでいただくと、スタジオと自宅の両方で使えるので一石二鳥。非常にコンパクトなので厚みのあるトレーニングマットに比べてコンパクトに収納しやすい点がメリットです。
ただしヨガマットはヨガやストレッチのような静的なトレーニングを行うために作られています。防音性やクッション性を求める場合は、購入前にその商品がクッション性の良さをアピールしているかどうかチェックが必要です。
なお、ヨガマットについては、以下の記事も参考にしてください。
トレーニングマット|筋トレや体幹トレーニングにも活躍
Photo by iStock
トレーニングマットとは、マットの上でヨガやストレッチ以外に、筋トレや体幹トレーニングを行うためのマットです。ヨガマットと違い、携帯性をそれほど考慮していない分、厚みにゆとりがあるのが特徴です。
特に集合住宅にお住まいの方だと、下の階への配慮を考えなければなりませんので、厚めのトレーニングマットを選ばれたほうが安心です(それでもトレーニングを実施する際は周囲への配慮は十分にお気をつけください)。
厚みが4〜6mmのものは商品名に「ヨガマット」と表記される事ことが多く、それ以上の厚みのものは「トレーニングマット」「エクササイズマット」と表記されることが多いです。
ただしエクササイズマットと表記されていても薄い商品もありますので、名前だけで判断せず、しっかりと事前に商品チェックをして購入されることをおすすめいたします。
トレーニングマットの選び方
ポイント解説
トレーニングマットを選ぶ際、気をつけなければならないのは、どんなトレーニングを行いたいのかはっきりとさせることです。またマットを使う場所や用途も大切なので、下記の点を検討しましょう。
サイズ|身長よりも大きめのものを
自宅でのトレーニングスペースの広さを考慮して購入しましょう。
購入する前にトレーニングするスペースの寸法をちゃんと測っておかないと、商品を実際に置いてみたら「こんなはずでは・・」と後悔してしまうかもしれません。自分の身長にあったものを選ぶことも大切です。
トレーニングマットは170cm前後のものから180cmを超えるものまで実に多彩なサイズがあります。
自宅でのトレーニングは筋トレにしろヨガやストレッチにしろ、仰向けやうつ伏せで寝転ぶケースがとても多いもの。トレーニング中は身体が大きく動きますので、少なくとも自分の身長よりゆとりを持って大きいサイズを選ぶように心がけましょう。
実際使ってみたらトレーニングをしている最中に踵やつま先がマットからはみ出してしまった・・なんてことにならないようにお気をつけください。
素材|メンテナンスやデザイン性にも注目
トレーニングマットの素材選びで押さえておきたいポイントは以下の3点です。
ポイント①撥水性(吸湿性)
撥水素材のものは汗が落ちてもすぐに拭き取れるので手軽にメンテナンスができます。逆に吸湿性のある素材の場合は、丸洗いできるタイプが便利です。
素材によっては洗濯が不可のタイプもよくありますので、気になる方は購入前に必ずチェックしましょう!!
ポイント②滑りにくさ(色・デザイン)
ヨガを行う場合には滑りにくさはとても重要。ダンス系の激しいトレーニングをしたい方も同様です。表面の凹凸やデザインの工夫により滑りにくさを実現している商品も数多くあります。
また自宅などでのトレーニングが続きやすくするには、お気に入りの色やデザインを選ぶ事もとても大切なポイントです。
ポイント③におい
トレーニングマットは素材によって独特のにおいを発するものもあります。自宅の部屋で自分に合わないにおいを発する商品を選んでしまうと購入を後悔してしまうかもしれません。
よくあるのが、普段ジムで使っているマットを気に入って同じものを購入したところ、ジムのように広い空間では気にならなかったにおいが、自宅では気になってしまったというケース。ネット購入はもちろんですが、店頭で購入する際もビニールで包装されている場合、においのチェックができないものがあります。
素材からある程度においを予想するのはとても重要です。以下にトレーニングマットで使われる主な素材の特徴を簡単にまとめておきますので、よろしければ参考にしてください。
素材 |
特長 |
---|---|
TPE素材 |
薄く軽い素材ですが、弾力性に優れた素材です。 |
NBR(ニトリルゴム) |
耐久性と弾力性を両立させた素材です。劣化しにくいので、ハードにそして長くトレーニングマットを使用したいという方にぴったりです。 |
PVC(ポリ塩化ビニール) |
ジムのストレッチマットでもよく使われている比較的安価な素材です。色も非常に豊富なのが特徴です。しかし若干、塩化ビニール系のにおいがします。 |
EVA (エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂) |
水に強く軽量で柔らかく弾力があり耐久性も高いです。 |
厚さ|ハードなトレーニングには10mm前後を
ヨガやストレッチを目的とする場合、厚みは4~6mmくらいのものを選ぶと良いでしょう。携帯性とクッション性のバランスが最も取れている厚みと言えます。
しかし激しいトレーニングを目的とするトレーニングマットなら厚みは10mmくらいを選びたいところです。携帯性は落ちますが、防音を考えるとこれくらいの厚みがあった方が安心です。特に外に持ち運ぶ予定のない方でしたら、初心者はできる範囲で厚めのタイプを選んだ方が良いでしょう。
また滑り止めをアピールしている商品ならより安心してトレーニングが行えます。
収納方法|丸めるとクセがつきやすいタイプも
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ヨガマットはもちろん、トレーニングマットも丸めて収納するタイプがとても多いです。丸めて収納するタイプはコンパクトに収納ができるメリットがある反面、マットに丸みの癖がついてしまうことがあります。
特にマットに厚みがあるとクセがつきやすいので、厚みが求められるトレーニングマットでは丸めて収納できるメリットと丸みがつきやすい癖の両方を考えて、自分の部屋にあったものを購入するようにしましょう。
薄いヨガマットタイプはあまりこの点は気にしなくてよろしいと思います。
メンテナンス方法|注意書きに沿ったケアを
Photo by iStock
トレーニングには「汗」が付き物です。トレーニング後はできるだけ早めにマットについた汗を拭き取るようにしましょう!これを怠るとにおいもつきますし、何より不衛生です。
水拭きでも良いですが、抗菌・除菌スプレーを使うとさらに衛生的に。特に滑り止めを目的として表面上に凹凸がついたデザインをしているタイプの商品は溝に汗が残りやすいです。次も気持ちよくトレーニングができるように普段からトレーニングマットのケアには気をつけるようにしてください。
また、商品によってはフローリングに敷いたままにしないように注意されている商品も数多くあります。商品の注意書きに書いてある項目はしっかりチェックしておきましょう!
〈編集部PICK UP〉トレーニングマット、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるトレーニングマットの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
外観 |
商品名 |
特長 |
材質 |
サイズ |
厚さ |
重量 |
収納方法 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
【筆者おすすめ】 カワセ 鉄人倶楽部 トレーニング&ヨガマット |
トレーニングマットとヨガマットのいいとこ取り |
NBR(ニトリルゴム) |
長さ183×幅62cm |
10mm |
約800g |
ロールタイプ(収納ケース・バンド付き) |
|
【筆者おすすめ】ナマラ(Namala) エクササイズマット NA65 |
床の硬さを感じさせない10mm厚 |
NBR(ニトリルゴム) |
長さ183×幅61cm |
10mm |
約900g |
ロールタイプ(バンド付き) |
|
【筆者おすすめ】羽立工業(HATACHI) プレミアムフィットネスマット NH3611 |
においの少ないTPE製!弾力性に優れます |
TPE(熱可塑性エラストマー)、ポリエステル、ナイロン |
長さ180×幅60cm |
10mm |
約1200g |
ロールタイプ(バンド付き) |
|
Reebok(リーボック) トレーニングマット15mm RAMT-11018 |
ゆったりトレーニングができるワイドサイズ設計 |
NBR(ニトリルゴム) |
長さ183×幅80cm |
15mm |
1,670g |
ロールタイプ(キャリーストラップ付き) |
|
アルインコ(Alinco) ミヴィオス パフォーマンスマット 15mm MVS315 |
高負荷の運動にも対応する優れたクッション性 |
NBR(ニトリルゴム) |
長さ183×幅61cm |
15mm |
約1,200g |
ロールタイプ(固定バンド付き) |
|
adidas(アディダス) トレーニングマット ADMT-12235 |
クッション性の高いNBR素材で体への負担を軽減 |
NBR(ニトリルゴム) |
長さ183×幅61cm |
10mm |
1,250g |
ロールタイプ(キャリーストラップ付き) |
|
ゴールドジム(GOLD'S GYM) トレーニングマット YW-1 |
モチベーションを高めるスタイリッシュなデザイン |
NBR(ニトリルゴム) |
長さ183×幅61cm |
10mm |
約1,000g |
ロールタイプ(専用ケース付き) |
|
エレコム(ELECOM) すべりにくいトレーニングマット HCFWYMW10DR |
両面にすべりにくい波形加工を施したマット |
NBR(ニトリルゴム) |
約長さ183×幅61cm |
約10mm |
記載未確認 |
ロールタイプ(ベルト付き) |
|
La-VIE(ラヴィ) トレーニングマット 8mm ライン付き 3B-3110 |
手足の置く位置を決めやすいガイドライン付き |
NBR(ニトリルゴム)、ポリエステル |
約長さ180×幅60cm |
約8mm |
約780g |
ロールタイプ |
|
スキルズ(SKLZ) トレーニングマット トレーナーマット 004886 |
21のエクササイズ方法がプリントされたマット |
PVC、ポリエステル |
約長さ183×幅61cm |
約6mm |
記載未確認 |
ロールタイプ |
|
タニタ(Tanita) タニタサイズ エクササイズマット TS-961 |
すべりにくく、匂いの少ないTPE素材を採用 |
TPE(熱可塑性エラストマー) |
長さ174×幅61cm |
6mm |
約1,200g |
ロールタイプ |
|
GronG(グロング) 極厚ストレッチマット 幅広タイプ |
ストレッチに適した厚みと弾力性を持つ専用マット |
NBR |
約長さ186×幅80cm |
約18mm |
約2,000g |
ロールタイプ |
|
アルインコ(Alinco) 折りたたみエクササイズマット EXP180 |
1/6サイズに折りたたんでコンパクトに収納できる |
EVA |
約長さ179×幅60cm |
約6mm |
約615g |
折りたたみタイプ |
|
KaRaDaStyle 体操マット トレーニング |
折りたたんで手軽に持ち運べる肉厚マット |
EPE(発砲ポリエチレン)、PVCレザー |
長さ180×幅60cm |
50mm |
約2,000g |
折りたたみタイプ |
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