性能もサイズもモンスター級!? 携帯型ゲーミングPC「AYANEO NEXT 2」がクラファン中

Moovoo編集部,Munenori Taniguchi
公開: 2026-02-21

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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ポータブルタイプのゲーミングデバイスを手がけるAYANEOは、現在クラウドファンディングサービスIndiegogoで、新たなフラッグシップとなるポータブルゲーミングPC「AYANEO NEXT 2」の製品化に向けた支援募集キャンペーンを行っています。

この記事では、ガジェットに詳しい筆者が、AYANEO NEXT 2について紹介します。あわせて注目のポータブルゲーミングデバイスも紹介するので、最後までチェックしてください。


加熱するゲーム機市場

Nintendo Switch(スイッチ)の登場は、子どもたちだけでなく、ビデオゲームを離れていた大人にもふたたびゲームをプレイする機会を与えることとなりました。同社の2026年第3四半期決算では、世界累計販売台数が1億5500万台を突破。Nintendo Switchは、任天堂史上最も売れたゲーム機になったことが発表されました。

ちなみにこれまで任天堂で最も売れたゲーム機はニンテンドーDSでした。ゲーム機全体で最も売れたのは、ソニーの「PlayStation 2」で、累計で1億6000万台を販売しました。(近い将来、Switchがこれを追い越す可能性は十分にあります)。

そして、Nintendo Switchが切り開いたポータブルゲーミングデバイスは現在、カスタムLinuxやWindowsをOSとして採用したものが各社から発売され、ひとつのジャンルを形成するに至っています。

ポータブルゲーミングPCを続々リリースするAYANEO

インディーズゲーム機開発企業として2020年に活動を開始した中国のスタートアップAYANEOは、同年に限定モデルの「AYA NEO FOUNDER」を経て、2021年に最初の量産機となる「AYA NEO」を発売し、以後コンスタントにWindows搭載のポータブルゲーミングPCを発売してきました。

2022年に発売したAYANEO NEXTは、CPUにAMDのRyzen 7 5800Uを搭載し、16GB RAM、2TB SSDという構成で、ノートPCやデスクトップPCの代替としても十分に使える高性能なモデルとして注目されました。AYANEO NEXTは、7インチディスプレイを搭載し、それまでのモデルのなかでも大型化していることも特徴的でした。

以後、ポータブルゲーミングPCの高性能モデルは少しずつサイズの大きな機種が出るようになり、Lenovoが2023年に発売した「Legion Go」では本体の横幅が30cmに達するほどになりました(Nintendo Switchは同約24cm)。

最新の高性能ポータブルゲーミングPC「AYANEO NEXT 2」

今回リリースするAYANEO NEXT 2は高性能ポータブルゲーミングPCの最新モデルにふさわしい、強力なスペックを誇ります。いくつかある製品スペックのうち最上位のモデルでは、CPUにAMDのRyzen AI Max+ 395(16コア)を搭載、グラフィック性能を司るのはRadeon 8060Sで、その性能はゲーミングPCに数多く使用されているNVIDIAのGeForce RTX 4070にも匹敵するとも言われます。

美しいグラフィックを表現するディスプレイには9.06インチ最大165Hzのリフレッシュレートを備える最大輝度1155ニトのOLEDパネル(解像度は2400x1504px)を採用、さらに、RAM容量は128GB、ストレージ容量は2TBを誇り、これらのスペックは一般的なゲーミングPCをもはるかに凌ぐものとなっています。

そして、AYANEO NEXT 2は内蔵するバッテリーも116Whという、ほとんどのノートPCよりも大きな大容量のものを搭載しています。

予定販売価格は4000ドル超

これほどのスペックにもなれば価格も高くなります。AYANEO NEXT 2の予定されている販売価格は4299ドル(約66万円)です。ゲーム機としてだけ考えるなら、非常に高価であることに間違いありません。ですが、OSにWindowsを採用し、外付けディスプレイやマウス、キーボードをそろえれば、普通にPCとしても便利に使えるメリットがあります。

コストを度外視してでも、好きなゲームを最高のプレイ環境で持ち歩きたい人にとって、きっとAYANEO NEXT 2は最高のデバイスになるでしょう。

もちろん、いくらなんでもゲームをプレイするために66万円の価格設定はやり過ぎ、そう思う人もたくさんいることでしょう。どこでも9.1インチの大画面でPCゲームを楽しみたいものの、それほど高い性能は必要ないのなら、CPUをAMD Ryzen AI Max 385、32GB RAM、1TBストレージにダウングレードした、1999ドル(約30万円)のバージョン、中間スペックとなるRyzen AI Max+ 395、64GB RAM、1TBストレージで2699ドル(約41万円)の構成のバージョンも用意されています。

なお、AYANEOが現在Indiegogoで行っているキャンペーンでは、早期支援割引として、上位の4299ドルのモデルが3499ドル(約54万円)、中間スペックの2699ドルのモデルが2299ドル(約35万円)、安価(?)な1999ドルのモデルが1799ドル(約28万円)でリワードとして入手できます。

ゲーム機として考えると非常に高価ではあるものの、OSにWindows 11を採用しているAYANEO NEXT 2は、PCとしても便利に使えるメリットがあります。

早期予約スタイルのキャンペーン

IndiegogoでのAYANEO NEXT 2のキャンペーンはExpress Crowdfundingと称する方式を採用しています。クラウドファンディングにおけるガジェット系のキャンペーンは、本来なら商品を開発する組織が、まだ設計段階の品物を製品として完成させ、生産プロセスに移るために、人々から支援(出資)を集めることを目的として行われます。

一方、近年はすでに生産のメドが立っている商品について早期予約を募り、量産すべき規模を探るなどといった目的のために行われることも多くなりました。これに適するのがExpress Crowdfundingのしくみです。いずれにせよ、支援する人からすれば、通常販売価格よりは安価に商品を入手できるのがクラウドファンディングのメリットです。詳しくは、Indiegogoのキャンペーンページ*でご確認ください。

以下では、AYANEO NEXT 2と同様のポータブルゲーミングデバイスを安価なものから高級機まで、いくつかご紹介しますので、ご興味あればご参考にされてはいかがでしょうか。

〈PICK UP!〉ポータブルゲーミングデバイス、注目アイテムを紹介

女性顔イラスト(検証コメント用)

女性顔イラスト(検証コメント用)

ここからは、筆者が注目した個性的なポータブルゲーミングデバイスをいくつか紹介します。あなたにぴったりのアイテムを見つける参考にしてください。

1.Steam Deck OLED

Photo by 楽天市場

  • VALVE
  • Steam Deck OLED

  • 税込み127,948円(楽天市場)
  • 独自のSteamOS、AMDと共同開発のカスタムチップ搭載

  • PCゲーム販売プラットフォームSteamを展開しているValveが発売するポータブルゲーミングPC。AMDと共同開発したCPU・GPU統合のカスタムSoCを搭載します。ディスプレイは1280 x 800px解像度ながら、ピーク輝度の高いHDR対応OLEDを採用しています。

    OSはWindowsではなく、Linuxをベースとした独自のSteamOSを搭載しており、Windowsよりも低いシステムリソースでもゲームを快適に動作させます。ただし、一部のタイトルはSteamOSでは動作しないため、ゲームを購入する前にSteam Deckで動作するかどうかを確認しておくと良いでしょう。

ディスプレイ: 7.4インチ、1280 x 800px、HDR対応OLED
CPU・GPU:AMDカスタムZen 2 APU(4コア8スレッド)、RDNA 2(8コア)
メモリー:LPDDR5 16GB
ストレージ:512GBまたは1TB SSD、microSDスロット
外部接続:USB3.2 Gen 2(USB-C)、Bluetooth 5.3、Wi-Fi 6E
バッテリー容量:50Wh
大きさ・重さ:298 x 117 x 49mm、約640g

2.ROG Xbox Ally X RC73XA

  • ASUS
  • ROG Xbox Ally X RC73XA

  • 税込み169,800円(Amazon)
  • 老舗PCメーカーの最上位ポータブルゲーミングPC

  • 台湾の老舗PCメーカーASUSが2025年に発売したWindows 11搭載モデル。AMDがポータブルゲーミングPC向けに開発し、AI用の演算装置(NPU)も統合したRyzen AI Z2 Extremeを搭載、ゲームのフレームレート向上技術AFMFに対応します。

    2023年発売のSteam Deck OLEDに比べ、ディスプレイ解像度やRAMおよびストレージ容量が大きいのがメリット。コントローラ部はXboxコントローラーの形状を取り入れ、安定したグリップ感を提供。Xbox Remote Play機能により自宅のXboxのゲームを出先でもプレイ可能です。

ディスプレイ: 7インチ、1920 x 1080px、TFTカラー液晶
CPU・GPU:AMD Ryzen AI Z2 Extreme(8コア)、Radeon Graphics
メモリー:LPDDR5X 24GB
ストレージ:1TB SSD、microSDスロット
外部接続:USB4(USB-C)USB3.2 Gen 2(USB-C)、Bluetooth 5.4、Wi-Fi 6E
バッテリー容量:80Wh
大きさ・重さ:290 x 121 x 50.9mm、約715g

3.Legion Go Gen 2

Photo by 楽天市場

  • Lenovo
  • Legion Go Gen 2

  • 税込み202,445円(楽天市場)
  • 大手PCメーカーの最上位モデル

  • おなじみの大手PCメーカー、LenovoのポータブルゲーミングPC。AMD Ryzen Z2 Extremeを搭載し、32GB RAMと1TBのSSDでゲーム動作に余裕を持たせています。また、Nintendo Switchのようにコントローラーを取り外してプレイできます。

    8.8インチ、1920 x 1200px解像度のマルチタッチ対応OLEDディスプレイがHDR対応ゲームで美しい映像を表示します。Windows 11で動作するため、当然ながらキーボードなどを接続すれば通常のPCとしても使用可能。Microsoft Office 365 試用版が付属しています。

ディスプレイ: 8.8インチ、1920 x 1200px、OLED
CPU・GPU:AMD Ryzen Z2 Extreme(8コア)、Radeon Graphics
メモリー:32GB
ストレージ:1TB SSD、microSDスロット
外部接続:USB4(USB-C)x2、Bluetooth 5.3、Wi-Fi 6E
バッテリー容量:74Wh
大きさ・重さ:約 295.6 x 136.7 x 42.25mm、約920g

4.Claw-A8-BZ2EM-401JP

  • MSI
  • Claw-A8-BZ2EM-401JP

  • 税込み161,409円(Amazon)
  • Ryzen Z2 Extremeでさらに快適になったMSI最新モデル

  • インテル製CPU搭載のポータブルゲーミングPCをリリースしてきたMSIが、ゲーミング性能に優れるAMD Ryzen Z2 Extremeを初採用したモデル。ディスプレイ設定を大きく落とさずとも良好なフレームレートでのゲームプレイを実現可能としています。

    最新ワイヤレス通信規格のWi-Fi 7とBluetooth 5.4を搭載、24GB RAMや1TB SSDなど、必要十分なスペック。ディスプレイはタッチ対応で、最大120Hzのリフレッシュレートによりなめらかな映像を提供します。

ディスプレイ: 8インチ、1920 x 1200px
CPU・GPU:AMD Ryzen Z2 Extreme(8コア)、Radeon Graphics(RDNA 3.5)
メモリー:24GB
ストレージ:1TB SSD、microSDスロット
外部接続:USB4(USB-C)x2、Bluetooth 5.4、Wi-Fi 7
バッテリー容量:80Wh
大きさ・重さ:299.5 x 126.2 x 24mm、約763.5g

5.A1X AOKZOEA1X373210

Photo by 楽天市場

  • AOKZOE
  • A1X AOKZOEA1X373210

  • 税込み198,000円(楽天市場)
  • コア数とキャッシュ容量が大きいRyzen AI 9 HX 370搭載

  • ポータブルゲーミングPCの新たな定番CPUであるRyzen Z2 Extremeに比べ、コア数とキャッシュ容量で勝るRyzen AI 9 HX 370を搭載(Ryzen 8840Uモデルも有り)。 最大64GB RAMおよび2TB SSDの構成も選択可能な強力マシンです。

    OCuLinkポートを搭載しているため、外付けGPU(eGPU)ユニットを接続してハイエンドゲーミングPC並みの性能に強化することも可能。またUSB-CだけでなくUSB Type-A端子も搭載しているため、USB周辺機器の接続がしやすいのも便利です。

ディスプレイ: 8インチ、1920 x 1200px
CPU・GPU:AMD Ryzen AI 9 HX 370(12コア)、Radeon 890M(RDNA 3.5)
メモリー:LPDDR5X 32GB / 64GB
ストレージ:1TB / 2TB SSD、microSDスロット
外部接続:USB4(USB-C)x2、Bluetooth 5.4、Wi-Fi 7 OCuLink
バッテリー容量:72.7Wh
大きさ・重さ:285 x 125 x 21mm、約748g

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ライター兼クリエイター
Taniguchi Munenori
ライター。ガジェット全般、宇宙、科学、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。
実績媒体:TechnoEdge、Gadget Gate、Engadget日本版、Autoblog日本版、Forbes JAPANほか

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