Pixel 10 Proレビュー｜フラッグシップモデルの実力とおすすめアクセサリ3選
Googleの最新フラッグシップモデル「Pixel 10 Pro」は、強化されたAI処理能力と新設計のカメラシステムを搭載し、基本的な操作から写真・動画撮影まで、大幅な進化を遂げたモデルです。
独自チップ「Tensor G5」による高度なAI支援や、明瞭な描写力を備えたカメラ、120Hz対応のディスプレイなど、使い勝手と性能の両面で着実にアップデートされています。さらに、バッテリー持ちや発熱対策が改善され、長時間の使用も安心できる仕上がりです。
この記事では、ガジェット・PCライターの山本竜也さんが、実際にPixel 10 Proを使って感じた3つの魅力と、性能を活かすおすすめアクセサリ3選を紹介します。最新Androidの最高峰を体験したい方、Pixelシリーズへの買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Pixel 10 Proレビュー｜使って分かった3つの魅力
まずは、Pixel 10 Proを実際に使って感じた本機の魅力について紹介します。
Pixel 10 Proの魅力① 100倍ズームが可能な高性能カメラ
筆者撮影 ※Pixel 10 Proのカメラ
山本竜也さん
Pixel 10 Proは50MPの広角、48MPの超広角、48MPの望遠カメラという3眼構成を採用しており、この基本仕様は前モデルのPixel 9 Proと同じです。
大きな進化ポイントとなるのが、最大100倍ズームを可能にする「超解像ズーム Pro」に対応したことです。
AIが、不足する情報を補完しながら画像を生成する仕組みで、文字などは不自然に見える場合がありますが、建物や風景のような被写体では自然で鮮明な描写が得られます。
日常的に100倍ズームを使うケースは多くないものの、10～20倍程度なら十分実用的。スポーツ観戦、野外ライブ、旅行先の遠景など、物理的に寄れないシーンでの撮影幅が大きく広がります。
Pixel 10 Proの魅力② Qi2対応でMagSafeアクセサリも利用可能に
筆者撮影 ※Qi2対応のMagSafeアクセサリを利用する様子
山本竜也さん
Pixel 10シリーズは、ワイヤレス充電がQi2に対応しています。AppleのMagSafeと互換性のある「Pixelsnap」により、MagSafe対応アクセサリの多くをそのまま利用できるようになりました。
もともとマグネット対応ケースを使えば類似アクセサリは使えていたため、「MagSafeが使えるようになった」という点そのものに大きな驚きはありません。しかし、Qi2対応によって最大15Wの高速ワイヤレス充電が使えるようになった点は非常に便利です。
以前はQi2充電器の性能を最大限に活かせるのはiPhoneだけでしたが、Pixel 10シリーズでも同等の高速充電が利用可能に。 Q2対応充電器が増えてきている今、その恩恵をしっかり受けられるのは大きな進化だと言えます。
Pixel 10 Proの魅力③ レコーダーアプリの「日本語要約」が便利。NotebookLM連携もスムーズ
筆者撮影 ※レコーダーアプリの画面
山本竜也さん
Pixelといえば、独自のTensorチップによるAI処理が強みです。Pixel 10 Proにも最新のTensor G5が搭載されており、AIを活用した多くの機能が利用できます。
なかでも便利なのが、標準の「レコーダー」アプリで日本語の要約に対応したこと。対応端末はPixel 8以降です。また、Pixel 6以降はオフラインのままリアルタイム文字起こしが可能になりました。ボイスレコーダーを持っていない場面でも、思い立った瞬間に録音し、そのままテキストとして利用できます。
さらに、録音データをワンタップでNotebookLMに共有できる点も利便性を高めています。私はNottaやPlaudなどで文字起こししたデータをNotebookLMで管理することが多いため、この“ひと手間の短縮”は地味ながらとてもありがたい改善だと感じています。
Pixel 10 Proにおすすめのアクセサリ3選
Pixel 10 Proにおすすめのアクセサリを3つ紹介します。
① PITAKA Google Pixel 10/10 Pro用 MagSafeケース
筆者撮影
薄く軽く強い、高品質アラミドケース
おすすめポイント
アラミド繊維を使用した超薄型・超軽量ケースで、Pixel 10 Proの質感や薄さを損なわずに保護できる点が魅力です。擦り傷や日常的なダメージに強く、ケースを付けていることを忘れるほどのフィット感があります。また、ケース自体にMagSafe互換のマグネットを内蔵しているため、Pixel 10 Proでもマグネット式の充電器やスタンド、ウォレットなどのアクセサリが快適に使えるのも大きなメリット。ワイヤレス充電を多用するユーザーにとって扱いやすい設計です。カラーバリエーションが黒1色のみなのは惜しいところですが、「薄さと軽さを最優先したい」「Pixel 10 Proをスマートに持ち歩きたい」という人には最有力候補といえるケースです。
② ESR CryoBoost 折りたたみ式 3-in-1 マグネット充電ステーション（Qi2 25W）
筆者撮影
折りたためる多機能Qi2チャージャー
おすすめポイント
折りたたんで持ち運べる3-in-1タイプのQi2対応充電ステーション。もともとはiPhone向けの製品ですが、Pixel 10 ProもQi2の最大15Wワイヤレス充電に対応しているため、問題なく使用できます。さらに、AirPodsなど、Qi対応イヤホンも同時に充電可能で、複数の充電器を持ち運ぶ必要がないため、旅行や外出時の荷物を減らせるのが大きなメリットです。特徴的なのは、物理ファンで放熱するESR独自の「CryoBoost」技術。ワイヤレス急速充電時に起きやすい発熱を抑え、温度上昇によるパフォーマンス低下や充電速度の低下を防ぎます。充電時はスタンドとして立てて使えるほか、折りたたんだままの平置きモードでも充電できる柔軟さも便利。自宅・職場・外出先のどこでも使いやすい、汎用性の高い充電ステーションです。
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③ PDA工房 Google Pixel 10 Pro対応 純黒クリア 超反射防止保護フィルム
筆者撮影
屋外でも見やすい反射防止フィルム
おすすめポイント
最近のスマートフォンの画面は、反射防止のコーティングが施されている場合が多いですが、屋外での利用時や、室内でも反射が気になる場合には、反射防止フィルムの使用がおすすめです。私はいつもPDA工房の純黒クリアを使用しています。このフィルムを貼ると反射が抑えられ、表面の手触りも非常にさらさらとしたものになります。もちろん、画面内指紋センサの使用も問題ありません。反面、画面の解像度は一段下がった印象になります。画面によっては文字が滲んだように感じることもあるので、この辺りは好みが分かれるかもしれません。
税込み1,375円（Amazon）
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