トレーニングチューブおすすめ10選 自宅筋トレの効果的な使い方も紹介
トレーニングチューブは、ゴムの張力を利用して筋肉に負荷をかける運動器具です。
筋トレやストレッチに広く使われており、初心者や女性でも手軽に腹筋や胸筋、背筋など全身を鍛えられます。
この記事では、フィットネスアイテムに詳しい編集者が、トレーニングチューブの選び方に加え、人気メーカーのおすすめ商品と自宅筋トレの効果的な使い方を紹介します。
目次
▼筋トレアイテムは以下の記事でも詳しく紹介しています。あわせて参考にしてください。
トレーニングチューブのメリットとは?
トレーニングチューブは「ゴムの伸縮によって得られる張力」を利用しているため、ゴムが伸びるにつれて負荷も大きくなり、フィニッシュで負荷が最大になることが特徴です。
まずは、チューブを使ったトレーニングのメリットを見てみましょう。
- 筋肉や関節への負担が少ない
ダンベルのように急激な負荷ではなく、ゴムの張力で少しづつ抵抗が増すため、筋肉や関節への負担が少なく、初心者や女性はもちろん、高齢者でも安全にトレーニングが行えます。
- 1本で多様なトレーニングに対応できる
全身の筋トレはもちろん、ストレッチでの可動域向上、リハビリやコンディショニングにも適しています。スクワットなどの自重トレーニングで負荷を上げたいときにもぴったりです。
- 負荷を簡単に調節できる
チューブの強度、使用する本数、持ち手の位置(長さ)を変えることで、トレーニングの負荷を簡単に調節でき、初心者から上級者まで対応可能です。
- マンションでも音を気にせず運動できる
チューブなら、ダンベルなどを床に置くときの衝撃音やプレート同士がぶつかる金属音が一切ありません。マンションなどの集合住宅で使用する場合にも、周囲への音や時間を気にせずトレーニングに集中できます。
- 省スペースに収納でき、軽量で持ち運びやすい
やわらかい素材で、コンパクトに収納できるため、外出先でも気軽に使えます。ダンベルやバーベルのように重くかさばることもありません。
トレーニングチューブの種類
トレーニングチューブは、大きく分けて「ハンドル付きチューブ」「ループタイプ」「フラットタイプ」の3種類があります。それぞれの特徴を見てみましょう。
全身の筋トレに使える「ハンドル付きチューブ」
ハンドル付きチューブはもっともポピュラーなタイプで、両端に握りやすいハンドルが付いており、両手で持ったり、足に引っ掛けたりして、全身のトレーニングに使えます。
「トレーニングバンド」「パワーチューブ」などの呼び名もあり、8の字やクロス形状のチューブもあります。
幅広い使い方ができる「ループタイプ」
ループタイプは、輪っか状のチューブです。「ヒップバンド」「レジスタンスバンド」など、さまざまな呼び名があります。
円周が短めのものと長めのものがあり、下半身のトレーニングやストレッチで負荷をかけたり、上半身の筋トレでダンベル代わりに使用できます。
ストレッチに適した「フラットタイプ」
1枚の平らな帯状のチューブです。こちらも「セラバンド」「フィットネスバンド 」など、さまざまな呼び名があります。
好みの長さにカットしたり、結んだり、輪っか状にしたりと自由度が高く、ストレッチやリハビリ、初心者の軽負荷トレーニングに向いています。
トレーニングチューブの選び方
ここからは、トレーニングチューブを選ぶ際にチェックすべき3つの重要なポイントを解説します。
トレーニングの「目的」で選ぶ
まずは、どんな目的でトレーニングチューブを使用するのかを明確にしましょう。
- 本格的な筋トレで、上半身をメインに鍛えたい方
大胸筋や広背筋、上腕二頭筋など、上半身の筋肉を本格的に鍛えたいなら、ハンドル付きチューブや長さのあるループタイプ(1m以上)が良いでしょう。
チューブをダンベルの代わりに使え、高負荷のトレーニングが行えます。ドアアンカーなどの付属品が付いていれば、トレーニング種目の幅も広がります。
- 上半身の引き締め、肩甲骨周りのストレッチをしたい方
デスクワークなどで凝り固まりがちな肩甲骨周りのケアや二の腕の引き締めには、8の字チューブやクロスチューブが活躍します。
エキスパンダーのように両手で持って左右に開くだけなので、専門的な知識がなくても直感的に使用できます。
- 下半身やお尻のトレーニング、体幹を強化したい方
下半身とくにヒップ周りの筋肉を鍛えたいなら、外周が短いループタイプ(約60〜70cm)のチューブを選びましょう。
膝に通してスクワットやランジを行うことで、膝が内側に入ってしまう「ニーイン」を防げ、大臀筋や大腿四頭筋に負荷を乗せられます。
また、股関節を外に開くクラムシェルやサイドウォークで使えば、自重だけでは難しい中臀筋や小臀筋といったインナーマッスルを刺激できます。
- 軽いストレッチやリハビリに使いたい方
手軽なストレッチやリハビリに使いたいなら、負荷を細かくコントロールできるフラットタイプのチューブがおすすめです。
急激な負荷がかからないため、安全にエクササイズを行えます。
とくに、リハビリは低負荷のゆっくりとした動作で行うことが重要とされています。
|
主な目的 |
チューブタイプ |
特徴 |
|---|---|---|
|
本格的な筋トレ |
ハンドル付き、または長めのループタイプ |
ダンベルのように使え、多彩なトレーニングが可能。 |
|
肩甲骨周りのストレッチ |
8の字チューブやクロスチューブ |
左右に広げるだけなので、直感的に使用できる。 |
|
お尻や体幹のトレーニング |
長さ60~70cm前後のループタイプ |
とくに下半身トレーニングに効果的。 |
|
ストレッチやリハビリ |
フラットタイプ |
急激な負荷がかからず、安全にトレーニングできる。 |
自分のレベルに合った「強度」で選ぶ
次に、自分のレベルに合ったチューブの強度を選びましょう。
ほとんどのチューブは強度によって色分けされています。ただし、色の基準はメーカーによって異なるため注意が必要です。
- 初心者やリハビリ目的の方
まずは低強度(負荷が軽い)のチューブからはじめましょう。無理なく、正しいフォームで続けることがもっとも重要です。
- 中級者以上、全身を鍛えたい方
鍛える部位やその日のコンディションに合わせて強度を使い分けることで、トレーニング効果がアップします。複数の強度がセットになったチューブがおすすめです。
長く快適に使える「素材」で選ぶ
長く快適に使用できるようトレーニングチューブの素材にも注目しましょう。
- 天然ゴム(ラテックスなど)
しなやかで伸縮性に優れた素材です。ただし、ゴム特有の匂いがしたり、人によってはアレルギー反応が出たりする可能性もあるので注意が必要です。
- 合成ゴム(TPEなど)
匂いが少なく、アレルギーの心配が少ない素材です。耐久性は製品によりますが、最近では高品質なものも増えています。
- 布製(ポリエステルとラテックスの混紡素材など)
布製チューブは、伸縮性のあるゴム糸にポリエステルなどの素材を何層にも織り込んで作られています。耐久性が高く、ゴムと比較して伸び方と伸びる限界が大きく異なります。
〈編集部PICK UP!〉トレーニングチューブ、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるトレーニングチューブの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。
|
外観 |
商品名 |
特長 |
タイプ |
強度 |
素材 |
|---|---|---|---|---|---|
|
GronG(グロング) トレーニングチューブ ハンドルタイプ 強度別5本セット |
5種類の強度別チューブと豊富なアタッチメント |
ハンドル付きチューブ |
X-LIGHT、LIGHT、MEDIUM、HEAVY、X-HEAVY |
ラテックス、ポリエステル、ポリウレタン、合成樹脂、スチール |
|
リーボック(Reebok) レジスタンスチューブセット |
レベルやエクササイズや応じて負荷を調節できる |
ハンドル付きチューブ |
約5kg、10kg、15kg |
TPR、鉄、NBR、PP、ポリエステル、TPE、ABS |
|
adidas(アディダス) パワーチューブ ADTB-10612 |
チューブと肌の摩擦を軽減、ナイロンのカバー付き |
ハンドル付きチューブ |
約15kg、20kg、25kg |
ラテックス、PP |
|
La-VIE(ラヴィ) のびーるフィットネス スーパーハード 3B-3010 |
やわらかくて伸縮性がある8の字型チューブ |
8の字型チューブ |
約14kg(約150cmまで伸ばした際) |
合成ゴム |
|
フィノア(Finoa) シェイプリング アスリート 22183 |
強い体幹をつくる下半身トレーニングにおすすめ |
ループタイプ |
ヘビー |
ラテックス |
|
GronG(グロング) トレーニングチューブ 5本セット マルチカラー |
5段階の強さで自分に合ったトレーニングが可能 |
ループタイプ |
X-LIGHT、LIGHT、MEDIUM、HEAVY、X-HEAVY |
ラテックス |
|
adidas(アディダス) レジスタンスバンドセット レガシー ADTB-10711 |
下半身トレーニングに使いやすい布製チューブ |
ループタイプ |
LIGHT、MEDIUM、HEAVY |
ポリエステル、ゴム |
|
VRTX フィットネスバンド |
高強度トレーニングに対応、耐久性の高い布製バンド |
ループタイプ |
1~7kg、5~14kg、14~23kg、23~30kg、30~45kg、45~64kg、64~91kg、91~104kg |
ポリエステル、ゴム |
|
THERABAND セラバンド 強度レベル-1 |
ストレッチやリハビリに適したフラット型チューブ |
フラットタイプ |
-2、-1、0、+1、+2、+3、+4、+5 |
天然ゴム |
|
La-VIE(ラヴィ) フィットネスバンド ハード 3B-3012 |
いつでもどこでも手軽にストレッチに使える |
フラットタイプ |
ハード |
ラテックス |
自宅筋トレ向け、トレーニングチューブの使い方
ここからはuFit代表トレーナーの林ケイスケさんによる、実際にトレーニングチューブを使ったトレーニングを5つ紹介していきます。
動画を見ながら、やり方とポイントをチェックして実践してください。
1.チューブスクワット
チューブスクワットは、大臀筋(お尻の筋肉)やハムストリング(モモ裏の筋肉)などの下半身を集中的に鍛えるトレーニングです。
自重のスクワットでは物足りないという方にオススメの種目で、チューブによって負荷が加わるのでバーベルを使ったスクワットのように負荷の高いトレーニングが可能です。
高重量のバーベルトレーニングほどの負荷はできませんが、自宅で行うトレーニングとしては十分な負荷のトレーニングができますよ。
チューブスクワットのやり方
- 肩幅より少し開いて足でチューブをおさえ、両手でグリップを握る
- 背中側にチューブを通して肩の上でチューブを抱える
- 膝を曲げていき、膝が90度になるまで下げる
- ゆっくりと元の姿勢に戻る
2.アームカール
アームカールは、力こぶと呼ばれる上腕二頭筋を鍛えるトレーニングです。
ダンベルやシャフトを使ってのトレーニングが一般的ですが、トレーニングチューブを使うことでダンベルなどに近い負荷を加えることができます。
さらに、トレーニングチューブであれば足で止める位置を変えるだけで負荷を調整できるので、最後の追い込みまでやりやすいですよ。
アームカールのやり方
- 足でチューブをおさえ、両手でグリップを握る
- 肘はひらかずに体の横で構える
- 肘を支点にして曲げていく
- ゆっくりと伸ばしていく
3.オーバーヘッドエクステンション
オーバーヘッドエクステンションは、腕の後ろ側にある上腕三頭筋を鍛えるトレーニングです。
1つ前で紹介したアームカールで鍛える筋肉の対となる筋肉を鍛えるので、基本的にはアームカールとセットで行うのがおすすめ。
以下の動画では立って行なっていますが、チューブの負荷が強すぎる場合は座った状態で行うと負荷が減りますよ。
オーバーヘッドエクステンションのやり方
- 足を前後に開き、後ろの足でチューブをおさえる
- 両手でグリップを握り、背中を通して頭の上に構える
- 肘を支点にして頭の上で肘を曲げていく
- ゆっくりと伸ばしていく
4.ラテラルレイズ
ラテラルレイズは、手を真横にあげることで三角筋・僧帽筋を鍛えるトレーニングです。
自重トレでは鍛えにくい肩の筋肉を効果的に刺激できるオススメのメニューなので、チューブトレーニングをやる際にはぜひ取り入れてください。
ラテラルレイズのやり方
- 足でチューブをおさえ、両手でグリップを握る
- 肘を軽く曲げた上体で体の横に手を置く
- 肘を軽く曲げたまま真横に手をあげる(床と平行になるまで)
- ゆっくりと元に戻す
5.シーテッドローイング
シーテッドローイングは、チューブを引っ張る動作で背筋を鍛えるトレーニングです。
背筋も自重では鍛えにくい筋肉なので、チューブトレーニングでしっかりと鍛えましょう。
以下の動画では足にチューブを巻きつけていますが、机の支柱などに巻きつけるのもありです。やりやすいやり方でやってください。
シーテッドローイングのやり方
- 足を伸ばして座った姿勢で、チューブを足に引っ掛ける
- 胸を張りながら肘を曲げて脇腹までチューブを引きつける
- ゆっくりと戻す
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