
XPPen Magic Note Padをレビュー スケッチの描き心地も検証
2025年3月にデビューしたXPPen Magic Note Padは、3つのカラーモードを備えた電子メモパッドです。
ビジネスや学校でのメモや資料の作成、風景や静物のスケッチ、電子書籍や動画コンテンツの視聴など、さまざまな用途に使えます。
今回Moovoo編集部では、XPPenから「Magic Note Pad」の無償提供を受け、実際にレビューを行いました。気になっている方はぜひ参考にしてください。
XPPenとは
XPPen(エックスピーペン)は、2005年に設立されたデジタル製品ブランドです。
液晶ペンタブレットやペンタブレット、スタイラスペンなどのデジタルアート製品を世界中で幅広く展開しており、日本でもペンタブレット市場で高いシェアを持っています。
Magic Note Padの主な特徴
Magic Note Padの主な特徴を紹介します。
タッチ操作で設定をする様子
高リフレッシュレートのX-Paperディスプレイ
ディスプレイは90Hzの高リフレッシュレートで、滑らかな表現が可能。動きの速い映像を見る場合にも、ストレスを感じる心配がありません。また、1670万色のカラーで細部まで忠実に色を再現することができます。
光の反射を抑えるAGナノエッチング加工が施されており、紙のノートに文字を書くような感覚も備えています。
3つのカラーモードから用途で選べる
Magic Note Padはネイチャーカラーモード、ライトカラーモード、インクペーパーモードの3つのカラーモードの切り替えが可能です。
ネイチャーカラーモード

編集部撮影
ネイチャーカラーモードは、画像の色を鮮やかに表現します。
3つのモードの中で、最も鮮明なカラー表示が可能で、Magic Note Padに詰め込まれた最新技術を最大限に生かせるモードと言えます。
クリエイティブ作業のほか、映像や画像を見る場合に活用したいモードです。
ライトカラーモード

編集部撮影
ライトカラーモードは、彩度が抑えられ、穏やかな見え方が特徴です。
画像で見ると、ネイチャーカラーモードに比べてかなり彩度が抑えられていますが、白黒ではなくカラーで表示されます。
夜間の作業や長時間のレポート作成など、明るいディスプレイ画面によるぎらつきや、目への負担が気になるシーンでの使用に向いています。
インクペーパーモード

編集部撮影
インクペーパーモードはその名の通り、モノクロ表示で紙に近い感覚を楽しめます。
文字を読み書きしたり、電子書籍を読むシーンにぴったりです。
高感度のスタイラス「X3 Pro Pencil 2」

X3 Pro Pencil 2(写真手前)
文字やイラストの書き心地を左右するスタイラス(ペン)は、X3 Proスマートチップを搭載した「X3 Pro Pencil 2」が付属します。16Kの筆圧レベルを備え、ソフトでスムーズな書き心地が特長です。

X3 Pro Pencil 2のショートカットキー
ショートカットキーを備えており、消しゴムなどよく使う機能を割り当てることができます。また、マグネット付きで、スロットに近づければきっちりと収納ができるので、作業中に転がり落ちてしまう煩わしさを感じる心配がありません。
XPPen Magic Note Padを実際にレビュー
ここからは、XPPen Magic Note Padを実際に編集部員がレビューした様子を紹介します。
鮮明な画面を生かしたレビューになるよう、日ごろから絵を描くことを趣味にしている編集部員が、XPPen Magic Note Padを使って実際にスケッチをしました。使用時の描き心地や操作性、使ってみた感想などを紹介します。
編集部撮影
XPPen Magic Note Padには、XPPen Notesというノートアプリがプリインストールされています。メモや文字起こしなど様々な機能を備えたアプリですが、今回はこのアプリ利用します。
X3 Pro Pencil 2の描き心地がなめらか

今回担当した編集者は、普段は鉛筆でのスケッチを得意としています。
X3 Pro Pencil 2は、一般的なタッチペンなどとは異なり、ペン先の当たりが非常に滑らかです。狙ったところに思い通りの線が描けるので、ストレスなく創作を進めることができました。特に、細かい箇所を描きたいときに、画面を拡大して細かいニュアンスを表現することできました。

色の濃度の調整がしやすく直感的な操作ができるので、イラストを始めたばかりの人や、機械の操作が苦手な人でも使いやすいと思います。
画面の向きがうまく制御できない場面も
初めて実機を使ったこともあり、本体の向きを変えたときに画面が横向きに表示されてしまうなど、回転制御がうまくいきませんでした。ここはもう少し慣れが必要なのかも知れませんね。
無事に完成!

スケッチが完成しました。緑色の葉の部分の濃淡がきちんと表現できています。
写真ではややぼやけて見えますが、実際の画像は、写真よりかなり鮮明です。
文字入力は紙に近い書き心地

編集部撮影
同じアプリ(XPPen Notes)でメモやノートの作成もできます。デフォルトで様々な体裁の画面が用意されているので、用途に応じて選べます。
X3 Pro Pencil 2を使って実際にメモをとってみましたが、滑らかな書き心地で、適度な手応えがあります。タブレットに文字を書いているというよりは紙に文字を書き込んでいるような感覚です。消しゴムアイコンで消すことができ、文字の修正も感覚的に行えます。
書き込んだメモは自動的に保存され、アプリ内から呼び出しが可能。ノートのように紙切れの心配がないので、使いこなせば勉強や業務がはかどりそうですね。

囲み部分がテキスト変換アイコン
アプリ内には手書き文字をテキスト変換する機能を備えているので、実際にボタンを押して試してみましたが、サブスクのような画面が開きました。
クリックしてもサブスク購入画面に遷移することはなく、広告画面のような表示の状態に。説明書なども確認したものの、うまく扱えませんでした*。
会員資格の有効化が必要、アップグレードで使い勝手向上も
メーカーの案内によると、XPPen Notesアプリの機能を最大限活用するためには、会員機能をアクティベートする必要があるということです。
以下で実際に試してみました。

まず、XPPen Notesアプリ(上の画像赤枠がショートカットアイコン)を開きます。

初回はメンバーシップの取得を求める画面が表示されるので、表示に従って進みます。
ログイン画面では、グーグルまたはfacebookのアカウント、携帯電話番号のいずれかで認証コードを取得するとログインできるようになります。ログイン後はアプリのトップから会員情報が参照できるようになります。
ログインすると、XPPen Notesアプリを「プロ版」へ有償アップグレードができるほか、30日間の無料トライアル特典も利用できます。詳しい手順については、以下の公式サイトを参照して下さい。
充電はUSB-Cケーブル、急速充電にも対応

編集部撮影
本体の充電については、付属の電源アダプターとUSB-Cケーブルで行います。20W急速充電に対応しているほか、パソコンなどから充電することもできます。
バッテリーは8000mAhの大容量タイプで、メーカーによると、最大1週間の使用が可能とのこと。なお、付属のX3 Pro Pencil 2は充電、ペアリングともに不要です。
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