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「WalkON Suit F1」は、韓国科学技術院(KAIST)の研究チームが開発した麻痺患者用ウェアラブルロボット。
米国脊髄損傷学会(ASIA)分類で最も重度なグレードA(完全麻痺)の障害を持つ人を対象とし、歩行だけでなく装着も介助なしで行えるのが特徴だ。
座った状態の患者にロボットが覆い被さる
「WalkON Suit F1」は、車椅子に座った状態の患者にロボットが自動で覆い被さり、介助なしで装着できる。装着前のロボットを杖のリモコン操作で近づいてこさせることも可能だ。
重心制御機能で押しても倒れにくく、公開動画では杖なしでも数歩歩けるほど安定している様子がうかがえる。
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「WalkON Suit F1」の開発チームは、障害者が先端技術を駆使して挑む国際競技大会「サイバスロン2024」の外骨格レース部門に出場し、2位以下に大差をつけて優勝した。
障害者の自立生活の可能性を広げ、介護者の負担も減らす技術として、今後も注目を集めそうだ。
Team of KAIST and Angel Robotics