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オーストリアの航空ベンチャーCycloTech GmbHが開発中の「CruiseUp」は、タイヤのようなローターで飛ぶ電動垂直離着陸機(eVTOL)。6基のサイクロローターを備え、都市部、郊外での快適な旅行を想定して開発が行われている。
Propulsion technologyThrust vector propulsionRotor ropulsionUAMmanoeuvrabilityHigh precisioncompact
自社開発のサイクロローター
CycloTech社は、自社でサイクロジャイロ原理に基づく航空推進システム「CycloRotors」を開発した。「CruiseUp」は、この種の他の航空機がよく採用している開放ローターではなく、サイクロローター方式を採用することで、360°の推力制御と操縦性が実現できるという。
サイクロローターは、航空機の構造を傾けることなく推力の大きさと方向を変更できる推進装置。数十年にわたって海運業界で機敏性と安定性に優れた船舶に採用されていたそう。
都市交通システムを目指して
「CruiseUp」は、電気で駆動するため自宅で充電できる。二人乗りで、最高速度は150 km/h、航続距離は100 km。利用者は都市部、郊外問わず快適な空の移動の実現を目指している。
貨物用ドローンにも
CycloTech社とヤマトホールディングス株式会社は、サイクロローターを使用した中型貨物eVTOL機を共同開発した。この機体は45kgの積載量を40kmの範囲で運搬でき、横風最大36.5ノットの風条件にも対応できる。
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サイクローター技術が物流を変えるかも?
CycloTech