〈プロ解説〉マットレス向け布団乾燥機、おすすめ3選 ダニ対策機能など
布団のあたためや、湿気・ダニ対策に活躍する布団乾燥機。マットレスのように、こまめに干したり洗ったりするのが難しい寝具のお手入れにも便利です。
この記事では、家電ライターの田中真紀子さんに、マットレス向け布団乾燥機の選び方とおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。
まずはプロおすすめ、マットレス向け布団乾燥機3選
田中真紀子さんがおすすめする、マットレス向け布団乾燥機を紹介します。
① カドー FOEHN フェーン 001
布団に差し込むだけの簡単操作
おすすめポイント
従来の常識を覆す形状とコンパクトさで、布団乾燥機を使うハードルを下げてくれます。シンプルなデザインなので、使用する場所の近くに出しておいても邪魔にならず、使うときはサッと布団に差し込むだけ。ホースを伸ばす手間も不要です。コンパクトなのに風が強く、10分で布団の隅々まであたたかくなります。さらにオゾン消臭運転機能を搭載しているので、汗や皮脂によるニオイも軽減してくれます。布団乾燥機の準備が面倒で使わなくなったという人や、寝る前に布団をあたためておくなど毎日使いたい人におすすめです。
筆者提供
② シャープ ふとん乾燥機 UD-DF1
プラズマクラスターと温風でしっかりダニ対策
おすすめポイント
ホースを伸ばして使うマットなしタイプ。温風が広がりやすい形状の「きのこアタッチメント」により、布団の隅々まで温風が届きます。一番の特徴は、シャープ独自のイオン技術「プラズマクラスター」を搭載していること。プラズマクラスターには、ダニのフンや死骸の付着アレル物質の作用を抑える働きがあります。ダニを退治したあとに、アレルゲンとなるリスクを減らしてくれるのはうれしいポイントです。さらに、プラズマクラスターには除菌や消臭の効果もあるため、頻繁に洗えない布団のケアにぴったりです。
③ レイコップ ふとん乾燥機モナミ RFK-100
スタイリッシュでコンパクトなデザイン
おすすめポイント
布団クリーナーをいち早く開発し、布団のダニ対策の重要性を世に知らしめたレイコップからも布団乾燥機が登場。ダニは50℃以上の環境では30分で死滅すると言われています。本製品は、一般的な布団乾燥機より高温の、最高温度75℃の温風でダニ対策が可能。時間は8段階から設定でき、運転状況やモード設定が液晶表示されるので、直感的に操作できます。スタイリッシュかつコンパクトなフォルムで、見える場所に収納した際に生活感が出にくいのも魅力です。
マットレス向け布団乾燥機の選び方、Q&A
マットレス向け布団乾燥機の選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
Q1、毎日使いやすいものを選ぶコツは?
田中 真紀子さん
布団乾燥機は、布団を移動する手間がないので便利ですが、準備や片付けが面倒になり、途中で使わなくなる人も多いようです。そのため、サッと使いやすいものを選ぶのがいいでしょう。
たとえば、かつてはマットレスと掛け布団のあいだに乾燥用のマットを広げる「マットありタイプ」が主流でしたが、マットを広げるのが面倒なため、今はマットを使わず風の力で温風を全体に広げる「マットなしタイプ」が人気です。
また、大きくて重いものは出し入れが大変なので、軽くてコンパクトなものが好まれます。思い切って出しっぱなしにするなら、出しておいても違和感のないおしゃれなデザインのものを選ぶといいでしょう。
田中 真紀子さん
布団乾燥機のメリットは、布団を干すより手軽に乾燥できること。布団を清潔に保つために、継続して使うことが何より重要です。
Q2、布団乾燥機を使うメリットは?
田中 真紀子さん
布団を乾燥させるべき理由は多々ありますが、メリットとして大きいのはダニ対策ができることです。ダニは高温多湿の環境を好むため、汗や湿気が染み込んだあたたかい布団は、格好のすみかなのです。
そのため布団乾燥機を使って定期的に布団を乾燥させること自体、ダニ対策になりますが、生きているダニは50℃以上の熱なら30分間、60℃以上の熱なら一瞬で死滅するので、数回に1回、高温のダニ対策モードを使うと、より確実にダニを減らすことができます。
ただしダニを死滅させたあとは、必ず布団クリーナーなどで死骸を吸い取りましょう。というのも、ダニの死骸はアレルゲンとして知られているからです。実は、生きているダニはアレルゲンとはなりません。ダニのフンや、ダニの死骸が細かく粉砕されたものが空気中に舞い、吸引してしまうことが、アレルギーを引き起こすきっかけになるのです。
田中 真紀子さん
ちなみにダニアレルゲン対策として、布団の上げ下ろしなど、ハウスダストが舞いやすい環境では、空気清浄機をあわせて使うのがおすすめです。
Q3、あると便利な機能や注目ポイントは?
Photo by iStock
田中 真紀子さん
布団は頻繁には洗えないものが多いため、ニオイや菌が気になることもあると思います。布団乾燥機で乾燥するだけでも、汗や皮脂などのニオイをある程度飛ばすことができますし、カビの繁殖を抑えることでカビ臭を低減することもできます。
プラスアルファの効果を期待したい人は、除菌や消臭をうたう布団乾燥機をチェックしてください。シャープのプラズマクラスターには除菌・消臭効果があるとされているので、枕についたニオイやおねしょ臭などの対策が可能です。またオゾンで消臭するタイプの布団乾燥機もあります。
ほかには、靴や衣類を乾燥するのに便利なアタッチメントや機能が搭載されているものもあり、急いで乾かしたいときに便利です。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
アタッチメント |
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【プロおすすめ】 |
布団に差し込むだけの簡単操作 |
約直径49×高さ315mm |
約420g(電源コードを除く) |
無 |
|
【プロおすすめ】 |
プラズマクラスターと温風でしっかりダニ対策 |
幅280×奥行135×高さ297mm |
約3.1kg |
くつ乾燥アタッチメント |
|
【プロおすすめ】 |
スタイリッシュでコンパクトなデザイン |
幅215×奥行100×高さ287mm(ホース収納時) |
1.86kg |
くつ乾燥ノズル、布団乾燥アタッチメント、洗濯物乾燥アタッチメント |
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