〈プロ解説〉睡眠環境を整えるグッズ、おすすめ4選 プレゼントにもぴったり
睡眠の質を向上させるためには、寝室を快適にしたり、生活習慣を見直したりして、睡眠環境を整えることが大切です。睡眠環境を整えるためのグッズには、温湿度計やブルーライトカットメガネなど、さまざまな商品があります。
この記事では、睡眠健康指導士の松本光浩さんに、睡眠環境を整えるグッズの選び方とおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。
松本 光浩
グッズの利用が睡眠の質を改善するということはありません。睡眠の質を向上させるために必要な、睡眠環境を整えることを目的としたグッズとなります。
まずはプロおすすめ、睡眠環境を整えるグッズ4選
松本光浩さんがおすすめする、睡眠環境を整えるグッズを紹介します。
① TANITA グラフ付きデジタル温湿度計 TT-580
温度や湿度の変化をグラフで表示
おすすめポイント
良質な睡眠をとりやすい温熱環境を実現するためには、基本的にエアコンによる温度と湿度の調整が必要になります。また、季節や環境に応じて、身に着ける衣服や上に掛ける寝具なども変化します。ここで大切なのは、どのくらいの温度・湿度が一番すごしやすいのか、快適な睡眠をとれるのかを知ることです。たとえば、夏季は室温26℃、冬季は室温16〜19℃、相対湿度は50〜60%が望ましいとされています。この温湿度計は、一日の温湿度がグラフで記録され、どのように変化したのかが一目でわかります。自分が寝る場所の近くに設置しておくことで、快適な温熱環境を知ることができるグッズです。
② JINS SCREEN 40%CUT
睡眠の質を妨げるブルーライトを40%カット
おすすめポイント
良質な睡眠のための光環境としては、夜間に暗い部屋ですごすことが大切ですが、もう一つ大切なのは電子機器の使用を制限することです。「夜にスマホやパソコンなどの液晶画面を見るのは控えましょう」という話は皆さん聞いたことがあると思いますが、これには2つポイントがあります。一つは次々に表示される情報が脳を刺激してしまい、覚醒を促すという点。そしてもう一つは、ブルーライトによってメラトニンと呼ばれる睡眠を促すホルモンの分泌が抑制されるという点です。この時代、夜に電子機器を一切触らないほうが難しいと思いますので、せめてもの対策として、電子機器を使用する際には、このようなブルーライトカット機能をもつ眼鏡を着用すると良いでしょう。
③ JUXLamp 光目覚まし SAD-DP-02
4段階から好みの明るさを選べる
おすすめポイント
良質な睡眠がとれる光環境の実現には、前述の通り、夜間に暗い環境ですごすのと同じかそれ以上に、日中に明るい環境にいることも非常に大切です。太陽光を取り入れるために晴れた日は外出するのがおすすめですが、起床時にも光を浴びると、眠気を誘う作用があるメラトニンの分泌が抑制され、ストレスなくスムーズな目覚めが期待できます。そのためには、音ではなく光で起床する目覚まし時計があると良いでしょう。光目覚まし時計は高価で高い照度があるものか、安価で照度が低くあまり効果が期待できないもので二極化しやすいですが、この商品は比較的安く購入でき、十分な照度があるので気持ちよく目覚めることができます。
④ LIXIA Sleepup
耳穴にフィットする、睡眠に特化した耳栓
おすすめポイント
音環境に起因する睡眠妨害は、対策が難しいことも多いです。周囲の音が気になって眠れないときは、耳栓をすることで音による影響を抑えることができます。耳の形によっても合うものが異なりますが、この商品は人間工学に基づいて設計されているため、耳穴にフィットしやすくなっています。挿入加減によってサイズ調整ができるのもポイントです。
睡眠環境を整えるグッズの選び方、Q&A
睡眠環境を整えるグッズの選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
Q1、睡眠環境を整えるメリットは?
Photo by iStock
松本 光浩さん
睡眠環境を整えることで、ぐっすりと眠れた感覚(睡眠休養感)の向上に繋がることが期待できます。
厚生労働省が発表している健康づくりのための睡眠ガイド2023の資料によると、睡眠休養感を低下させる要因として、睡眠不足、日中のストレス、食習慣の乱れ、運動不足などが挙げられています。
睡眠休養感の向上のためには、睡眠環境、生活習慣、嗜好品のとり方を見直すことが挙げられています。
Q2、睡眠環境を整えるために大切なことは?
Photo by iStock
松本 光浩さん
睡眠環境を整えるうえで、押さえておきたいポイントが3つあります。それは睡眠環境の3大要素といわれる、「温熱」「光」「音」です。
質の良い睡眠をとるためには、快適な室温を保ち、暗く静かな環境で眠ることが推奨されます。望ましい温熱環境は季節によって異なります。夏季は室温26℃、相対湿度50〜60%が望ましく、空調を利用して調節するのが推奨されます。
一方、気温が下がる冬季では、室温16〜19℃が良いとされています。高齢者の場合は、夜中にトイレで起きてしまったときの急激な温度変化により心血管系事故の発生リスクがあるので、注意が必要です。(参照:日本睡眠改善協議会 基礎講座 睡眠改善学第2版/ゆまに書房)
Photo by iStock
光環境については、夜間は暗くする必要がありますが、日中は逆に明るい環境で多くの光を浴びることが良い睡眠には欠かせません。
音環境では、一緒に生活する家族の事情や防音などの住居環境がしばしば問題となります。それらのポイントも単体で考えることは難しく、関連要因が多岐にわたるため、できることから環境を整えることが大切です。
Q3、睡眠環境を整えるグッズを利用すべき理由は?
Photo by iStock
睡眠環境を整えるグッズを利用することは、ただ環境を整えるだけではなく、自分自身がどのような環境で眠っているのかを知るきっかけにもなります。
自分がぐっすりと眠れる環境の条件を知ることは、普段の睡眠だけではなく、旅行や出張など、いつもと違う睡眠環境の調整にも役立てることができます。
松本 光浩さん
今回ご紹介したグッズは、普段と違う状況でも利用できるように、持ち運びのしやすいものを選定しています。
外観 |
商品名 |
特長 |
本体サイズ |
重量 |
素材 |
---|---|---|---|---|---|
【プロおすすめ】TANITA グラフ付きデジタル温湿度計 TT-580 |
温度や湿度の変化をグラフで表示 |
幅107×奥行26×高さ110mm |
約176g |
ABS、PMMA |
|
【プロおすすめ】JINS SCREEN 40%CUT |
睡眠の質を妨げるブルーライトを40%カット |
Medium 53□18-151○39 |
18.5g |
フロント・テンプル:樹脂 |
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【プロおすすめ】JUXLamp 光目覚まし SAD-DP-02 |
4段階から好みの明るさを選べる |
幅157.5×奥行16.5×高さ273mm |
記載未確認 |
記載未確認 |
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【プロおすすめ】LIXIA Sleepup |
耳穴にフィットする、睡眠に特化した耳栓 |
記載未確認 |
記載未確認 |
シリコン |
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