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「ルナグラス」は、鹿島建設と京都大学が共同研究している人工重力居住施設だ。宇宙空間や月や火星で、遠心力を利用し地球上と同等の重力を発生させる技術という。
遠心力で月面に重力を
「ルナグラス」は、月・火星で生活における重力問題を解決する居住施設だ。青いカップのような写真は、月面のルナグラスのイメージ画像である。半径100m、高さ400mの大きな器のような建造物を、20秒で1回転させることで、仮想的に遠心力を重力として発生させる。
月面の重力は地球上の約6分の1である。低重力環境での生活は、人体に何らかの影響があると考えられているが、特に宇宙で生まれた子供の発育への影響が懸念されている。ルナグラスは、遠心力を用いて月面上に地球上と同じ重力を仮想的に発生させることで、低重力問題の解決を目指している。
海に浮かぶ島のような写真は構造物内部のイメージ図だ。コップの内側のようになっていて、側面に広場や、人が住む建物があるつくりだ。
高速鉄道「スペースエクスプレス」
ルナグラスの周囲にある青い線は、高速鉄道「スペースエクスプレス」の線路であり、拠点都市を結ぶ。車両は、長さ25m、幅3.4m、高さ4.5mで新幹線ほどの大きさ。6両編成で、最後尾にはロケット噴出装置があり、宇宙空間で加速することで惑星の重力圏を抜けられる。
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月面でも地球と同じ生活ができる日が来るかも?
鹿島建設