「環境に優しい新聞印刷」で未来に貢献、朝日プリンテックとは
朝日プリンテックは朝日新聞グループとして、全国に7工場を展開する総合印刷会社です。
朝日新聞を中心に日々、230万部以上を印刷・発送するとともに新聞以外のさまざまな印刷物の注文にも高い印刷品質で応えています。
また、朝日プリンテックは印刷を受注し、社会のニーズに応えるだけの会社ではありません。実は「環境に優しい新聞印刷」で未来に貢献している会社でもあります。
2017年度には自社開発の「ローラ再生装置(ARS)」で日本新聞協会賞を受賞し、2023年度にも「ブランケット復活装置」の開発により新聞技術賞に選ばれています。
朝日プリンテックが発明し、印刷の未来を変えた2つの装置について紹介します。
「ブランケット復活装置」と「ローラ再生装置」で環境に優しい印刷を実現
全国の読者に届ける膨大な部数の新聞を印刷するには、「輪転機」という高さ約15mもの巨大な印刷機を使用します。
輪転機は、重さ1トンもある巨大なロール紙から最高秒速12~13mという速さで紙を引き出し、同じ速度で回転するブランケット胴からインキを乗せることで、1時間に最大8~9万部(40頁の場合)もの印刷を可能としています。
新聞印刷で求められるのはスピードだけでなく、紙面の綺麗さ、イメージの再現性も欠かせません。なんと100分の1mmという微細な調整ができるのです。
そうした印刷スピードと精度で重要な役割を果たしているのが、紙にインキを乗せる「ブランケット」と、版胴の刷版(さっぱん)へインキや水を供給する「ローラー」です。
どちらも大量の部数を安定的に印刷するため、定期的なブランケット交換やゴムローラーの巻き替えが必要であり、環境負荷とコストの両面で大きな課題でした。
朝日新聞社と共同開発したブランケット復活装置は、ブランケットを復活させ、再利用するための装置です。これまで年間2,068枚*が交換後に廃棄されていましたが、環境負荷を大幅に減らすことが可能となります。
ブランケットは、100分の1mmレベルの正確性が求められる印刷において重要な役割を担います。しかも1台あたり、毎日10万部以上を印刷するため、転写圧や印圧により、ブラケットの厚みが薄くなるため、従来は約3〜6か月の寿命でした。
実は、ブランケット復活装置により、復活したブランケットは新品に比べて3〜4倍の耐久性を備え、しかも新品を購入するよりも約10分の1のコストで済むため、環境負荷を軽減しながら同時にコスト削減にもなる大きなメリットをもたらします。
ローラ再生装置(ARS)は、これまで定期的に表面のゴムを巻き替えていたローラーを1本あたり30分程度の短い時間で再生し、再び輪転機で使用できるようにする装置です。
ゴムローラーは1〜2年に1回程度、ゴムの巻き替えが必要で、輪転機1セット(40頁16個面カラー)に150〜200本使われています。2016年からこれまでに全国7工場で再生されたローラーは4,000本以上にのぼり、環境負荷とコスト削減に大きな役割を果たしています。
今後も全国の印刷工場にローラ再生装置が採用されることで、環境負荷の低減が期待されます。
朝日プリンテックは開発した2つの装置が印刷業界に広がることで、未来に向けた環境への取り組みに技術のチカラで貢献しています。
朝日プリンテックは「働きやすさ」で従業員の思いに応える
朝日プリンテックは、従業員が働きやすいと思える環境に向け、勤務体系や教育制度にいち早く取り組んでいます。また全ての工場で、毎日の危険予知訓練(KYT)を徹底し、作業の中に潜む危険を想像する感覚を磨き、安全の取り組みを進めています。
朝日プリンテックは全国10か所の拠点で印刷の未来を支えます
朝日プリンテックは、全国に3か所の本支社・工程管理部、7つの印刷工場と海老江センターで事業を展開しています。
本支社・工程管理部
印刷工場・海老江センター
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