〈プロ解説〉腹筋マシン、おすすめ4選 電動やコンパクトなモデルも紹介
自宅で気軽に腹筋を鍛えられる腹筋マシン。コンパクトに収納できるものや電動で多機能なものなど、さまざまな商品があり、使い方もそれぞれ異なります。
この記事では、ジムインストラクターの武内教宜さんに、腹筋マシンを選ぶポイントとおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。
まずは、筆者が選ぶ腹筋マシン4選
おすすめポイント
本体の高さを6段階、フットレストの位置を3段階で調整可能。ベンチが緩やかにカーブしていることで、腹筋運動時の可動域が広くなり、腹直筋に強い負荷を与えられます。折りたたみ式のため、使わないときは場所を取らずに収納できます。29cmの幅広シートは、厚みが4.5cmと安定感があり、体の大きな方でも安心して使えます。
おすすめポイント
背もたれに内蔵されたスプリングが、腹筋運動をサポートしてくれます。宅トレで人気のワンダーコアシリーズから発売されている、コンパクトなタイプです。基本的な使い方は、従来のワンダーコアと同じで、体を後ろに倒したら、背もたれの反発力で起き上がります。運動不足解消が目的の方や、初心者で起き上がるのが苦手な方におすすめです。腹筋だけでなく、背中・二の腕・太もも・ふくらはぎなども鍛えられ、1台で8種類の運動が行えます。
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おすすめポイント
ベルトを腹部に巻いて使用する、電動型の腹筋マシンです。「揉み」「指圧」「振動」「叩く」など、8種類のモードがあり、強さを25段階で調整できます。延長ベルトが付いているので、体の大きな方も安心して装着が可能。付属の腕ベルトとコントローラーを使えば、腕や足のトレーニングも同時に行えます。ジェルシートの交換が不要で、水拭きだけで手入れできるため、経済的です。さらに、充電式なので電池交換もいらず、コードレスで使用できます。フル充電で約20時間使える点も魅力です。
おすすめポイント
腹部にパッドを貼り付けるタイプの電動腹筋マシンです。腹部を圧迫しないので、家事をしながらでも使えます。1回23分のオート・プログラムを搭載し、20段階のレベルで負荷を調整できます。薄さ約3mmのソフトシリコン素材なので、体の曲線にもフィットします。Bluetooth搭載で、スマートフォンのアプリと連携でき、トレーニングの結果を可視化できるのもメリットの1つです。手軽に腹筋を鍛えたい方や、三日坊主で継続が苦手な方に向いています。
腹筋マシンの選び方、Q&A
腹筋マシンの選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
Q1、まずは何に注目して選ぶべき?
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武内 教宜さん
腹筋マシンには、大きく分けて「自力起立型」と「電動型」の2種類があります。
自力起立型は、トレーニングベンチに寝た状態から起き上がることで、体幹を強化しながら全身を鍛えられます。筋肉は伸び縮みを繰り返して成長するため、もっとも有効なトレーニング方法です。
腹筋が伸び縮みをする際には、反対側にある背筋も使われます。拮抗筋(きっこうきん)といって、腹筋だけでなく背筋も同時に鍛えられるのが、自力起立型のメリットです。
電動型は、腹部にベルトを巻いたり、パッドを貼り付けたり、体に装着して刺激を与えるタイプの腹筋マシンです。本人の運動能力はあまり関係なく、電気刺激の出力を調整して筋肉を動かすので、初心者から上級者まで使えます。
腹筋運動で起き上がるのが苦手な方、ジムに通う時間が取れない方、デスクワークや家事をしながらトレーニングをしたい方におすすめです。
Q2、効率よく腹筋を鍛えるためのポイントは?
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武内 教宜さん
せっかくトレーニングを行うなら、「腹筋が割れた」「お腹が引き締まった」などの効果を実感したいもの。トレーニングの効果を最大限に引き出すためには、動作範囲や負荷調整が重要です。
自力起立型の腹筋マシンを使う場合、腹筋台の角度によって負荷が変わります。一般的なのは、「フラットベンチ」といって床と平行なタイプですが、中には角度を変えられるものもあります。
トレーニングは重力に逆らうことで負荷が高まるので、より満足のいく結果を求める方は、足が高い位置にあり、頭が下がった状態で行える腹筋台を選びましょう。
電動型の腹筋マシンを使う場合、負荷を何段階で調整できるかを確認します。トレーニングには、「漸進性(ぜんしんせい)過負荷の原則」があります。これは少しずつ負荷を上げていくことで、筋肉が鍛えられるという原則です。
同じ負荷でトレーニングを続けるのではなく、筋肉の成長にあわせて強度を高めていく必要があります。そのため、負荷を段階的に調整できるものを選ぶと良いでしょう。
Q3、長く使える腹筋マシンを選ぶには?
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武内 教宜さん
トレーニングはすぐに効果を実感できるものではなく、一定期間続ける必要があります。そのため、使用する腹筋マシンの「快適性」「安全性」「耐久性」は欠かせません。
自力起立型の腹筋マシンの快適性と安全性は、腹筋マシンの座面シートやフットレストが調整可能かどうかに左右されます。
自分の体にあっていない状態で使用すると、効果が出にくいばかりか、無理な体勢によってケガをすることもあります。ケガの予防や正しいフォームの維持のためにも、必ず自分の体にあわせて調整できるものを選びましょう。
また、製品自体の耐久性も重要です。安価な腹筋マシンは土台が簡易的に作られているため、耐久性が低い場合があります。動作中のぐらつきがないことや、耐荷重(体重制限)を確認してください。
武内 教宜さん
電動型の腹筋マシンを使う場合は、シートの粘着力や使用継続年数などを確認しましょう。長く安全に使えることも、腹筋マシン選びの大切なポイントです。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
負荷調整 |
耐荷重 |
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【筆者おすすめ】 LEADING EDGE カーブベンチ LE-B50 |
腹直筋を鍛えるアーチ設計 |
幅35×奥行120×高さ50〜67cm(使用時) |
8.5kg |
高さ6段階、フットレスト位置3段階 |
110kg |
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【筆者おすすめ】 Shop Japan ワンダーコア スマート |
背もたれの反発力で腹筋をサポート |
約幅55×奥行52×高さ38cm |
約6kg |
記載未確認 |
120kg |
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【筆者おすすめ】 REBOFO EMS腹筋ベルト |
コードレスで使用できる充電式 |
記載未確認 |
173g |
モード8種類、強さ25段階 |
- |
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【筆者おすすめ】 MTG SIXPAD アブズフィット2 |
薄さ約3mm、毎日使いやすいデザイン |
約幅19.8×奥行17.3cm |
約90g |
強さ20段階 |
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