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トヨタ自動車のルーツとも言える豊田自動織機。同社が展示していた「樹脂ウィンドウ」は、車のガラスが全て置き換わるかもしれないそんなプロダクトだ。
車のフロントガラスと運転席左右のガラスは、他とガラスの安全規格が異なる。視界領域に求められる厳しい基準があるためだ。今回の樹脂ウィンドウは、クラスLと言われる規格をポリカーボネートでありながら適合。重量をガラスの半分にできるため、車の燃費向上など、航続距離の面で次世代化に貢献する。
なお、ポリカーボネートを使った透明パネルは、すでに車に採用されている。天井のルーフトップやバックウィンドウ、リアサイドなどで採用実績がある。これらは視界領域以外のクラスM規格のもので、ポリカーボネートに耐傷性などのハードコート処理がほどこされている。
今回の樹脂ウィンドウは、ハードコート処理も変わった。既存技術は3層コートが必要だが、ハードコート処理が1層で済む。硬化時間が短縮でき、製造プロセスをスリム化。CO2の排出量も83%低減するという。
見えない技術の積み重ねが、次世代モビリティを支える。