〈我が家のコツ〉スチームアイロン、服をかけたまま上手に使おう 選び方も紹介
衣類のシワをきれいに伸ばしたい時に、便利なのがスチームアイロン。蒸気とプレスの力で、簡単にシワを伸ばすことができます。今回はスチームアイロンの使い方から、メンテナンスの方法まで詳しくご紹介します。
服をかけたまま使えるタイプならアイロン台を使わずにサッとシワをのばせますよ。
スチームアイロンとは?
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普通のアイロンとの違いは?
普通のアイロンは、熱とプレスの力でシワを伸ばします。対してスチームアイロンは、アイロンのタンクに入れた水を熱して高温の蒸気を出しながら、プレスしてシワを伸ばします。
蒸気だけでシワを伸ばすこともできるので、アイロンを浮かせて使用することも可能。高温でアイロンをかけることができない、デリケートな衣類にも使えます。さらにスイッチを切り替えれば蒸気を出さずに使うこともできます。
スチーマーとの違いは?
スチーマーは、蒸気の力のみでシワを伸ばします。アイロン台を使わず、衣類をハンガーにかけたまま使います。ニットをふんわりさせたり、スーツやシャツなどの部分的なシワをケアしたりできます。軽くて準備も簡単なので、忙しい時や、旅行先でさっと使うのに便利です。
スチームアイロンにも、ハンガーにかけたまま使える機能がついたタイプがあります。スチーマーと同じように、手軽にシワを伸ばすことができます。スチーマーと違うのは、アイロン台を使ってスチーマーでは処理しづらいような深いシワを伸ばしたり、シャツやズボンにきれいに折り目をつけたりできることです。ワイシャツもパリッと仕上がるので、フォーマルな印象の装いが好みの方はスチームアイロンを選ぶと良いでしょう。
スチームアイロンの選び方
スチームアイロンの種類は豊富にあります。自分にあったスチームアイロンはどんなタイプでしょうか?選ぶ基準をみていきましょう。
ハンガーにかけたまま使えるかどうか
ハンガーにかけたままでも使えるタイプのものは、忙しい朝やお出かけ前に便利です。この機能を頻繁に使うなら、軽くて蒸気量が多いアイロンがおすすめですよ。
コード付きかコードレスか
コード付きのアイロンのメリットは温度を保てること。通電しながら使うので、高い温度を維持できます。シーツなどの大きいものや、大量にアイロンがけをする方に向いています。
コード付きのアイロンのデメリットは、コードが邪魔になること。細かい部分にかける時、アイロンの向きを変える時などは、邪魔に感じることがあるかもしれません。また、足をひっかけたり、ものを倒してしまったりする心配もあります。コンセントの近くなど、使用場所が限られてしまうので、不便という場合もあるでしょう。
一方、コードレスのメリットは、取り回しが楽で、ストレスなくアイロンを動かせること。軽量なタイプが多く、ハンガーにかけて使う時も楽に作業できます。また、使う場所を選ばないのも便利な点です。
デメリットは、使用中に温度が下がること。アイロンをかけたら、数分に一度は充電する必要があります。
使用目的にあった重さかどうか
アイロンが軽いと、少しの力で動かせるので使いやすいです。アイロンを少し浮かせて蒸気を当てたり、ハンガーに吊るして使ったりする時も楽ちんです。スチーマーのようにハンガーにかけても使いたい方は、軽いアイロンが良いでしょう。また、軽いと出し入れが楽なので、アイロンがけが億劫にならないのもメリットですね。
重いアイロンは、それ自体の重さでシワを伸ばしてくれるので、力を入れなくても楽にシワを伸ばせます。ワイシャツをパリッと仕上げたり、ズボンやプリーツの折り目をしっかりつけたりできるので、スーツや制服にアイロンをかけたい人には重いタイプのアイロンが良いですね。
アイロンの重さが1kg前後のものなら、疲れにくく仕上がりもきれいでバランスが良いでしょう。
ケースが付いているか
ケースが付いていると、アイロンをすぐに片付けられるので便利です。熱いアイロンを冷めるまで放置する必要がないので、小さい子どもやペットがいるご家庭では安心ですね。また、取手付きのものを選ぶと、収納もしやすく、持ち運びも楽なのでおすすめです。
スチームアイロンをかける前に
衣類の洗濯表示を確認
衣類の洗濯表示タグを見ると、アイロン不可や温度設定(低・中・高)の表示があります。素材によって適した温度があるので、必ず確認しましょう。
出典:illust AC
当て布が必要かどうかを確認
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熱に弱い素材の生地(ウール、カシミヤ、シルク、レーヨン、ポリエステルなど)にアイロンをかけると、テカリや傷みの原因になります。当て布とは、アイロンと生地の間に薄い布を当てることで、それらのダメージを和らげるためのものです。
当て布には熱に強い綿素材がおすすめです。市販品もありますが、ハンカチや手ぬぐいで代用することも可能です。色が薄いものなら、色移りの心配もなく安心です。
スチームアイロンの使い方
ここからはスチームアイロンの使い方を2通りご紹介します。
アイロン台を使う場合
スチームアイロンのかけ方のコツは、蒸気を全体にしっかり当てること。シャツやズボンに折り目をつける際は、シワを伸ばした後に一気にプレスすると、線がブレることなくきれいに仕上がります。
ニットにアイロンをかける時は、少し浮かせて、蒸気を全体に当てます。手で形を整えて、平干しして乾かしましょう。ニットに蒸気を当てると、繊維が膨らんでふんわりと仕上がります。また、伸びてしまった袖口に蒸気を当てると、ある程度は元に戻ります。
我が家で使っているアイロン台は、サイトウ・アイロン・ボードです。アイロン台の湾曲部分がとにかく使いやすく、シャツもきれいに仕上がります。替えカバーも販売されているので、傷みがちなカバーの交換もでき、長く使えそうです。
ハンガーにかけたまま使う場合
コツは、手で衣類を軽く引っ張りながら、ゆっくりと蒸気を当てていくことです。また、ボタンやファスナーが付いている衣類は閉めておきましょう。
使用後のお手入れ方法
スチームアイロンのお手入れは意外と簡単です。布と綿棒があればできますので、ぜひ実践してみてください。
1. 給水タンクの水を捨てます。
2. アイロンのかけ面を濡れた布でふきます。
3. スチームの噴射口を細い綿棒などで掃除します。
アイロンは手垢や衣類の汚れが原因で、底面が焦げ付き茶色く変色することがあります。また、スチーム穴に水垢がついて目詰まりすることも。使い終えたら、そのままお手入れをする習慣をつけておくと良いですね。
スチームアイロンで簡単きれいに
スチームアイロンは、蒸気の力とプレスで効果的にシワを伸ばしてくれる便利なアイテムです。お店には、蒸気の量や本体の重さなどが異なる、さまざまな種類のものが売られています。ご自身のライフスタイルにあったアイロンを見つけて、毎日きれいな服で出かけましょう。
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