ドライフラワーの作り方5選 おすすめの花や活用方法も紹介
アンティークな雰囲気が特徴のドライフラワーは、長い期間楽しめるのが魅力です。インテリアとして部屋に飾るのはもちろん、ミニブーケを作ってギフトに添えたり、アクセサリーにしたりと、さまざまな活用法があります。
そんなドライフラワーを、生花から自分で手作りすることができます。
「プレゼントでお花をもらったけど、花瓶もないし…」
「お花を購入したけど、短い期間で捨ててしまうのは気が引ける」
このようなお悩みを抱える方は必見です!
生花を楽しんだあとに、ドライフラワーを手作りすれば、お花を2度楽しむことができますよ。
この記事では、ドライフラワーの作り方やドライフラワーを楽しむ活用方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
ドライフラワーの作り方5選
ドライフラワーの作り方は、生花を楽しみながら時間をかけてドライフラワーにする方法から、すぐに完成させる方法まで、さまざまです。
完成後の花の風合いは、作り方によって異なります。
おすすめのお花や、メリット・デメリットも紹介するので、それぞれの作り方の特徴を押さえて、自分好みのドライフラワーを作ってみましょう。
1.吊るすだけ!の簡単ハンギング法
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ハンギング法は、ドライフラワーならではのナチュラルな雰囲気が楽しめる方法です。
スワッグ(花を束ねて吊るす飾り)にすれば、インテリアとして部屋に飾りながらドライフラワーが完成します。
色がくすんでいきますが、それすらも魅力に見えるのがハンギング法の特徴です。
- ハンギング法におすすめの花:水分量が少ない花(ミモザ、ラベンダー、バラ、かすみ草など)
- メリット:綺麗な形を保てる、スワッグにして飾ればインテリアになる
- デメリット:色がくすむ、出来上がるまでに時間がかかる
【ハンギング法での作り方】
① 小さい花や、葉や実があるものは、紐で縛りひとつにまとめる。
② ①を、花同士が重ならないように注意し、風通しが良く湿気がない場所に吊るす
③ 1~2週間で完全に乾燥したら完成。
なお、バラやチューリップなど1輪の花はクリップなどを使い、1輪ずつ吊るすことをおすすめします。
2.ふんわり感が保てるドライインウォーター法
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ドライインウォーター法は、生花を花瓶に飾りながらドライフラワーにする方法です。
特別な準備も必要ないため手軽に行える一方、完成までに時間がかかる、色がくすむなどのデメリットもあります。
少しずつ色が変わっていく過程を楽しめる特徴もあるので、初心者におすすめです。
- ドライインウォーター法におすすめの花:丸い形やふんわり感を生かしたい花(アジサイ、かすみ草、バラなど)
- メリット:ふんわりとしたドライフラワーができる、生花からドライフラワーになる過程を楽しめる
- デメリット:茎が長いと曲がってしまう、色がくすむ、出来上がるまでに時間がかかる
【ドライインウォーター法での作り方】
① 水を5cmほど入れた花瓶に花を挿す
② 直射日光の当たらない室内の風通しの良い場所に置いておく
③ 水をつぎ足さずに、1〜2週間かけて完全に蒸発させれば完成
3.咲きはじめの元気な花で作るグリセリン法
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グリセリン法は、鮮度が高い花が持つ吸水力を応用した方法で、ドライフラワーでありながらも、生花のような鮮やかさを楽しめるというメリットがあります。
元気がない花を使うと、吸い上げが足りずに失敗することがあるため、グリセリン法の場合は、花の鮮度が高いうちに行いましょう。
- グリセリン法におすすめの花:水分量が多く鮮度が高い花(マリーゴールド、カーネーション、スターチス、バラなど)
- メリット:鮮やかな色を保ちやすい、花の形を残しやすい
- デメリット:材料費がかかる、茎が長いと曲がってしまう、出来上がるまでに時間がかかる
【グリセリン法での作り方】
グリセリンに浸けてドライにする方法
①溶液を吸い上げやすいよう、茎に切り込みを入れる
②グリセリン1:熱湯3の溶液を作る
②冷ました溶液に花を挿し、冷暗所で保管する
③1週間~10日ほどでグリセリン溶液が花びらの表面に染み出るようになったら完成
4.生花の色を楽しめるシリカゲル法
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シリカゲル法は、保存容器の中に入れたシリカゲル(乾燥剤)に花を埋め、乾燥させる方法です。
茎を切るため、束ねて飾ることはできませんが、鮮やかな色と花びらの形を残せるため、密閉容器に保存して楽しんだり、アクセサリーパーツとして用いたりすることもできます。
- シリカゲル法におすすめの花:色鮮やかで立体的な花(バラ、パンジー、カーネーション、桜など)
- メリット:鮮やかな色を保ちやすい、花がくずれにくい
- デメリット:材料費がかかる、保存が難しい
【シリカゲル法での作り方】
①花首を2cmほど残し、茎をカット
②タッパーなどの密閉容器に深さ1cmほどシリカゲルを入れ、その上に花を置く
③花の上にシリカゲルを振りかけ、完全に埋める その際、花の間にもシリカゲルを入れ、隙間をなくす
④容器にふたをし、1週間置けば完成
シリカゲル法でドライフラワーを作る場合、大量のシリカゲルが必要ですが、アマゾンではドライフラワー用のシリカゲルが売られています。
再利用もできるので、ドライフラワーを頻繁に作る方にもおすすめです。
5.短時間で完成する電子レンジ法
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前項のシリカゲル法との合わせ技で、より早く完成できるのが、電子レンジ法です。
早く完成できるメリットがある一方、加熱時間を間違えると花を傷めてしまうこともあるので、少しずつ様子を見ながら注意して行いましょう。
- 電子レンジ法におすすめの花:花びらがしっかりしている花(ガーベラ、パンジー、プルメリアなど)
- メリット:すぐに完成する、形がくずれにくい
- デメリット:加熱時間の調整が必要、手間がかかる
【電子レンジ法での作り方】
①前述のシリカゲル法と同様、花をシリカゲルで完全に埋める
②容器にふたをせず、電子レンジに入れ、600Wで1分〜1分30秒加熱
③容器から花を取り出し、風通しの良いところで2日ほど乾燥させれば完成
ドライフラワーの魅力を楽しむ5つの活用方法
ドライフラワーは、ただ飾るだけではなく、ミニブーケを作ったり、小瓶に入れたり、ハーバリウム(専用液につけて保存すること)にしたりと、多様な楽しみ方があります。
そこで、ドライフラワーの活用方法を5つ紹介します。
1.レジン加工を施してアクセサリーにする
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シリカゲル法で作ったドライフラワーは、外気にさらすと色がくすんでしまいます。
そこで、画像のようにレジン加工を施せば、長期間楽しめます。
アクセサリーやキーホルダーにぴったりです。
2.ハーバリウムにしておしゃれに長く楽しむ
Photo by iStock
グリセリン法やシリカゲル法で作った色鮮やかなドライフラワーは、専用のオイル溶液にいれて、ハーバリウムにするのもおすすめです。
ハーバリウムは年単位で保存ができ長く楽しめるほか、おしゃれなインテリアにもなります。
3.ミニブーケを作ってギフトに添える
筆者撮影
かすみ草など、小さい花や葉物のドライフラワーは、束ねてミニブーケにするのも可愛いです。
筆者撮影
プチギフトにミニブーケを添えれば、特別感がプラスされたおしゃれなプレゼントに。
4.撮影小道具として使う
筆者撮影
最近では、フリマアプリなどでネット販売をしている方も多いでしょう。
ナチュラルな雰囲気のアイテムとドライフラワーを添えて撮影すれば、ワンランク上のおしゃれな写真になります。
5.小瓶に入れて飾る
筆者撮影
ドライフラワーを作ると、ぽろぽろと小さい花が落ちてしまうことがあります。
そんなとき、落ちた小花を集めて小瓶に入れれば、見た目もおしゃれに保存ができます。
特に、シリカゲル法で作った花なら、色を保ちながら保存できるのでおすすめです。
まとめ
本記事では、ドライフラワーの作り方について紹介しました。
ドライフラワーの作り方は、吊るすだけで簡単に作れるものから、手間をかけることで生花のような色を長く楽しめる方法まで、さまざまです。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、どのような花からどのようなドライフラワーを作りたいのか、手持ちの花や用途に合わせて選びましょう。
ぜひ本記事を参考に、ドライフラワー作りを楽しんでくださいね。
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