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〈プロ解説〉安いプロテイン、おすすめ13選 コスパの良い選び方も紹介

佐藤 樹里(管理栄養士)
最終更新日: 2024-07-01

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

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近年では、健康的な体づくりや栄養補給のサプリメントとして「プロテイン」が注目を集めています。コンビニやドラッグストアでも見かけるようになり、以前より身近なものになってきたのではないでしょうか。

毎日飲むものなので、継続しやすい価格帯の商品を選ぶことが大切です。ただ、最近のプロテインは色々な種類があり、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。

この記事では継続的に買いやすい、安いプロテインの選び方やおすすめ商品をご紹介します。

管理栄養士
佐藤 樹里
管理栄養士としてアスリートのサポート、栄養講座、ダイエットサポート、レシピ開発・監修、ライターなど、スポーツや健康に関する活動を行なっています。自身もボディコンテストに出場し4位入賞。テレビなどメディア出演多数。
〈編集部より〉佐藤樹里さんには2022年10月に執筆していただきました。なお、記事中の商品の価格は更新日現在のものです。

まずは、筆者が選ぶ安いプロテイン3選

編集部より)この章の商品は2022年10月に選定いただきました。

① エクスプロージョン(X-PLOSION) 100%ナチュラルホエイプロテイン

ミルクチョコ味で飲みやすい

佐藤 樹里

おすすめポイント

コスパのよさで有名なエクスプロージョンのプロテインです。ミルクチョコ味は濃厚な甘みがあり、デザート感覚で飲めます。独特のとろみがあるので、間食として飲んでも満足感があります。

まずは少量パックで味を確認してから、3kgの大容量タイプを購入するとよいでしょう。マルトデキストリンも配合されているので、効率よく筋トレをしたい方にもおすすめです。
内容量:3kg
タンパク質量:21g(1食30gあたり)
種類:ホエイ(WPC製法)
:ミルクチョコレート味

② グロング(GronG)ホエイプロテイン100

タンパク質を多く含むWPI製法を採用

佐藤 樹里

おすすめポイント

高価な商品が多いWPI製法の中でも比較的安く購入できます。WPC製法のプロテインと比べて乳糖の含有量が少なく、タンパク質が豊富に含まれているのがポイントです。

ビタミンなどの微量栄養素を配合し、必須アミノ酸も多く含まれています。
グロング(GronG)ホエイプロテイン100 WPI CFM製法 パフォーマンス ココア風味
内容量:1kg
タンパク質量:24.5g(1食29gあたり)
種類:ホエイ(WPI製法)
:ココア風味

③ ビーレジェンド(be LEGEND) WPCプロテイン

溶けやすく、さっぱり飲めるチョコ風味

佐藤 樹里

おすすめポイント

チョコ風味ですっきりとした飲み心地のプロテインです。クセがないので、はじめて飲む方にもおすすめ。ビタミンB6やビタミンCも配合されていて、タンパク質の吸収に役立ちます。

ビーレジェンドはフレーバーのバリエーションが豊富なので、色々な味を試してみてください。
ビーレジェンド(be LEGEND)WPCプロテイン 激うまチョコ風味
内容量:1kg
タンパク質量:21.2g(1食29gあたり)
種類:ホエイ(WPC製法)
:激うまチョコ風味

プロテインの基礎知識

筆者が試した数々のプロテイン

みなさんはプロテインについてどんなイメージをお持ちでしょうか?

「アスリートや筋トレをしている人が飲むもの」
「飲むと筋肉がつく?」
「プロテインはおいしくなさそう」

など、さまざまな声をお聞きします。

しかし上記はいずれも誤解を含んでいます。実際は

  • 筋トレをしていない方もプロテインを飲んでもOK
  • プロテインを飲むだけで筋肉はつかない
  • 最近のプロテインは飲みやすくておいしい

え、そうなの?と思った方に向けて、まずはプロテインの基礎知識を解説します。

飲むだけでは筋肉はつかない

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プロテインとは、牛乳や大豆などの食品からタンパク質を抽出し、パウダー状にした栄養補助食品です。ふだんの食事からタンパク質を摂ることを基本として、プロテインは筋トレの前後や間食時などに活用します。

よく「プロテインを飲んだだけで筋肉がつく」という誤解がありますが、そうしたことはありません。筋肉づくりには、運動が必須です。しっかりとトレーニングをしたうえで、食事やプロテインからタンパク質を摂ることで筋肉がつくられます。

タンパク質の推奨量は1日50〜65g

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タンパク質は筋肉のほか、爪・髪の毛・ホルモンなどを構成する主成分で、体をつくるのに欠かせない栄養素です。肉・魚・卵・乳製品・大豆などから摂取できます。

厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、成人の1日あたりのタンパク質推奨量は男性で60〜65g、女性で50gとされています。成人女性1日のタンパク質推奨量50gを食品で摂取すると、納豆なら7パック、卵なら9個、鮭なら3切れほどの量になります。

佐藤 樹里

ポイント解説

忙しくて食事を抜いたり、ダイエットで食事を減らしていたり、さまざまな要因でタンパク質が不足している方がいます。筋トレをしている、していないにかかわらず、食事でタンパク質を摂り切れていない方はプロテインを活用しましょう。

プロテインの選び方

プロテインを選ぶポイントまとめ

選び方① 種類|ホエイは高め、ソイは安い傾向

佐藤 樹里

ポイント解説

プロテインは原料によって違いがあり、大きく分けるとホエイ・カゼイン・ソイの3種類があります。

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ホエイプロテインカゼインプロテインの原料は牛乳です。牛乳に含まれるタンパク質の割合は、約20%が液体のホエイ、約80%を固形物のカゼインが占めます。

ホエイプロテインは牛乳から乳脂肪分やカゼインを取り除いたもので、プロテインの中でも価格が高めです。消化吸収が早く、運動後の栄養補給に適しています。

一方、カゼインプロテインは消化吸収が緩やかなため、就寝前などに飲むのがおすすめです。胃に負担をかけないよう、少なくとも就寝する30分〜1時間前に飲むとよいでしょう。

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ソイプロテインの原料は大豆で、消化吸収がゆっくりという特徴があります。また、体質によっては腹痛や下痢などを起こす乳糖が含まれないため、牛乳由来のプロテインが苦手な方におすすめです。比較的低価格で購入でき、タンパク質含有量が多いものほど高くなります。

ほかにもえんどう豆由来のピープロテイン、麻の実(ヘンプシード)由来のヘンププロテイン、卵由来のエッグプロテインといった種類があります。

選び方② 製法|ホエイはWPIとWPCの2種類

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ホエイプロテインには、主にWPIWPCの2種類の製法があります。

WPI(Whey Protein Isolate)製法で作られたプロテインは、脂質や炭水化物といった不純物が少なく、タンパク質含有率が80〜90%程度と高いのが特徴です。タンパク質の含有量が多いぶん、価格は比較的高くなります。

WPC(Whey Protein Concentrate)製法で作られたプロテインは、タンパク質含有率が60〜80%程度で、ビタミンなどほかの栄養素も含まれているのが特徴です。乳糖も多く含まれるので、牛乳を飲むとお腹の不調をきたす方(乳糖不耐症)には向いていません。WPI製法のものに比べると価格が安く、コスパに優れています。

選び方③ 味|お試しパックで飲み比べ

さまざまな味のプロテイン(筆者撮影)

プロテインを選ぶうえで「味」は重要なポイントです。安いプロテインだからといっても、おいしくなければ、なかなか続けられません。

また、内容量も300g・1kg・3kgといったさまざまなサイズがあります。1日に飲む量やシェアする人数にあわせて選び、開封後3か月以内を目安に使い切りましょう。

お試しパックをECサイトなどで入手すれば、量を買いすぎずに、お気に入りの味を見つけるのに役立ちます。同じメーカーのプロテインでもチョコ味・抹茶味・マンゴー味・きなこ味といったさまざまな種類があるので、ぜひ飲み比べてみてください。

プロテインを飲み比べたときの様子(筆者撮影)

佐藤 樹里

ポイント解説

以前、5種類のプロテインを10人で飲み比べたときも、好みが分かれました。色々と試してみて、自分好みのプロテインを見つけることが大切です。

選び方④ 補助成分|コスパ優先なら重視しなくてOK

トレーニング後にタンパク質を飲むアジアの女性

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ビタミン・ミネラルといった身体機能の維持に欠かせない微量栄養素や、必須アミノ酸のBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)、糖質のマルトデキストリンなど体を動かす際のエネルギー源となる栄養成分が多く配合されたプロテインもあります。

ただ、補助成分が多く配合されたものは価格も高くなりがちです。コスパを重視する場合や、食事のタンパク質不足を補う目的でプロテインを飲むぶんには、補助成分の有無を細かく気にする必要はありません。

【編集部PICK UP】プロテイン、人気メーカーの売れ筋商品

女性顔イラスト(検証コメント用)

Moovoo編集部

数あるプロテインの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。

① 明治 ザバス ジュニアプロテイン

子どもが飲みやすいフレーバー
ホエイを原料にしたたんぱく質に加え、10種類のビタミン・カルシウム・鉄・マグネシウムを配合しています。

ココア味とマスカット味のラインアップは、スポーツジュニアを対象にした風味調査により決定したとあります。朝食時やおやつ代わり、運動後など様々なシーンで活用できます。

内容量:840g
タンパク質量:12g(2食28gあたり)
種類:ホエイ(WPC製法)
:ココア味

② 明治 ザバス ホエイプロテイン100

ダマになりにくい商品
独自の均質顆粒化製法により、牛乳や水に溶けやすいプロテインです。甘いものが好きな方におすすめのリッチショコラ味や、すっきり飲めるヨーグルト風味など7種類を展開しています。

消化吸収が早いホエイプロテインを採用しているので、運動後の栄養補給におすすめ。4種類のビタミンB群とビタミンC、ビタミンDもプラスしています。

内容量:980g
タンパク質量:19.5g(1食28gあたり)
種類:ホエイ(WPC製法)
:リッチショコラ味

③ グロング(GronG) ウェイトアッププロテイン

エネルギーになる糖質を多く含むプロテイン
トレーニング時のエネルギー源になるマルトデキストリンを配合。激しく身体を動かす方やウエイトアップを目指す方にぴったりです。11種のビタミンと3種のミネラルも含まれています。

フレーバーはココア・バナナ・メロンをラインアップ。メーカーがおすすめする摂取タイミングの目安は、朝食時や運動後、就寝前です。

内容量:1kg
タンパク質量:6.2g(1食30gあたり)
種類:ホエイ
:ココア風味

④ DNS プロテインホエイ100

味にこだわりたい方にぴったり
水に溶けやすく泡立ちにくいため、混ぜてすぐに飲めるのが特長。水で美味しく飲めるよう味わいにもこだわっているので、ジムや野外で栄養補給をしたいときにもおすすめです。

フレーバーは、プレーン以外にも、プレミアムチョコレート・いちごミルク・抹茶など、全8種類があります。1食あたり24.0gのたんぱく質が摂取できます。

内容量:1.05kg
タンパク質量:24.0g(1食33gあたり)
種類:ホエイ(WPC製法)
:ラムネ風味

⑤ 森永製菓 プロテイン効果

ホットでも飲めるソイプロテイン
大豆由来のたんぱく質に加え、ビタミンCやビタミンB群、鉄分も同時に摂取できます。ソイプロテインは消化吸収がゆっくりなので、おやつの代わりや朝食時に向いています。

溶解性製法により、液体に溶けやすいのもポイント。冷たい牛乳や豆乳に溶かすだけでなく、ホットで楽しむのもおすすめです。

内容量:660g
タンパク質量:15.5g(1食22gあたり)
種類:ソイ
:ソイカカオ味

⑥ リバティライフ MADPROTEIN ソイプロテイン

のど越しにこだわった商品
粘度の異なるソイプロテインをブレンドし、サラッとしたのど越しに。リーズナブルな価格なので、手に取りやすいのも魅力です。

風味はノンフレーバーを含め全17種類の展開なので、飽きずに続けられます。ブルーベリーチーズケーキや杏仁豆腐など、スイーツが好きな方におすすめの味わいも多くそろっています。

内容量:1kg
タンパク質量:17.4g(1食20gあたり)
種類:ソイ
:ノンフレーバー

⑦ 森永製菓 おいしい大豆プロテイン

コーヒー味で飲みやすい
温めても冷やしても美味しいコーヒー味。ソイプロテインを採用しているので、乳糖が合わない方におすすめです。高たんぱく質低脂肪で、カルシウム・ビタミンD・ビタミンB群が含まれています。

大豆特有の香りや味が少ないのも魅力。軽くシェイクすれば溶けるので、飲みやすいのも特長です。

内容量:900g
タンパク質量:10g(1食20gあたり)
種類:ソイ
:コーヒー味

⑧ ファイトクラブ 風神プロテイン ホエイ・プロテイン・コンセントレート

味が付いていないから続けやすい
WPC製法のホエイプロテインに、BCAA・グルタミン・アルギニンを配合しています。シンプルな原料と流通システムにより、1食分あたりの値段が抑えられているコスパに優れた商品です。

無味に近い味わいのため、プロテインを溶かす飲み物を変えれば飽きずに楽しめます。100%のジュースやコーヒーに混ぜる飲み方がおすすめです。

内容量:1kg
タンパク質量:82g(100gあたり無水換算値)
種類:ホエイ(WPC製法)
:プレーン

⑨ NICHIGA(ニチガ) 大豆プロテイン アメリカ産(強粘性タイプ)

お菓子作りにもおすすめ
大豆のにおいが少なく、すっきりした風味のソイプロテインです。味付けをしていないので、好みの飲み物にとかすだけでなく、お菓子作りにも使えます。

高い溶解性があるため、ダマになりにくいのも特長。保存料・着色料・香料を使っていないので、添加物が気になる方にも向いています。

内容量:1kg
タンパク質量:90.4g(100gあたり無水換算値)
種類:ソイ
:プレーン

⑩ アサヒグループ食品 ディアナチュラアクティブソイプロテイン

国内⼯場で⽣産されたソイプロテイン
大豆由来たんぱく質・HMBカルシウム・乳酸菌など、全23種類の成分が摂取できる商品です。品質マネジメントシステムに関する国際規格である、ISO9001を取得した国内の工場で作られています。

牛乳に合うココア・ソイミルク・カフェオレ味のほか、運動後にすっきり飲めるグレープフルーツやレモンと、5種類のフレーバーがあります。

内容量:360g
タンパク質量:15g(付属スプーン3杯22.5gあたり)
種類:ソイ
:ココア味
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商品名

特長

内容量

タンパク質量

種類

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ミルクチョコ味で飲みやすい

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1kg

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味にこだわりたい方にぴったり

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