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本来食べられるのに廃棄されてしまう食品を「食品ロス」や「フードロス」と言いますが、それら食材をおいしく転生させちゃおう。そんな取組がJR有楽町駅の目の前にあるマルイ1階で始まりました。5月15日までの期間限定なのでご注意を。
「Oisix」の名前でキット食材など、食品配達を手がけるオイシックス・ラ・大地株式会社。食品ロス対策として「Upcycle by Oisix」というブランドを展開しています。有楽町マルイでは、「Upcycle by Oisix」のポップアップストア「アップサイクルマーケット」が4月27日からオープンしました。
食品ロスの現状
食品ロス、廃棄食品と言われてもいまいちピンとこない方もいるかもしれません。それもそのはずで、私たちが普段目にするのはスーパーや家庭で廃棄される食品だけだからです。
生産者が作った食材が製造・加工を経て、流通していくスーパーなどに並ぶわけですが、食品が食卓に届く過程において、加工の都合や効率化、消費者ニーズなどでどんどん廃棄されていきます。このため、英語圏ではスーパーに並ぶ前の事業系の廃棄をFood loss、スーパーから食卓での廃棄をFood wasteと分けて表現するようです。
国内では食品ロスもフードロスも同じような意味合いで使われています。農林水産省によれば、国内の食品ロスは年間570万トン。1人当たり1日お茶碗1杯程度のものを食べられるのに捨ててしまっている状態としています。
アップサイクル食品
Upcycle by Oisixでは、食品ロスについて「もったいない」と言うだけでなく、ひと手間おいしい工夫を加えてアップサイクル商品として販売しています。付加価値を加えることで、味はもちろんですが「なにそれ? ちょっと食べてみたいかも!」を演出。楽しい課題解決を目指しています。
たとえば、ブロッコリーの茎。野菜の冷凍加工工場で、毎月大量に廃棄されていましたが、ココナッツオイルでカラッと揚げてスナック菓子に。同様に大根の皮やナスのヘタなども、廃棄されていたゴミ扱いから、オヤツに転生させています。
また、豆腐や豆乳の副産物として生まれるオカラは、大半が廃棄される存在。これらもパンケーキミックスとして販売されています。
なお店舗では、Upcycle by Oisixが企画したこれらのアップサイクル食品だけでなく、つながりのある企業の食品なども販売されています。
リンゴは収穫量を増やすために、未成熟のリンゴをまびく「摘果」という作業があります。こうした摘果したリンゴの果汁を使ったシードルも売っており、単においしかどうかだけでなく、興味をくすぐられる食品が並んでいます。
店頭ではこれらの販売を通じて、どれくらい食品ロスの課題解決に貢献したかを見える化していく予定なんだそう。
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おいしい! と思えることが幸せなのは言うまでもありません。アップサイクル食品はその先、その向こう側にある課題を考えるのにちょうどいい食品と言えるかもしれません。楽しくもったいない!をなくしていく、そんなきっかけになるかも?
オイシックス・ラ・大地株式会社