〈プロ解説〉テレビの安い時期はいつ? 買い替え目安や選ぶポイントを紹介
2011年の地上波テレビ放送のデジタル化から10年以上が経ち、その頃に買い替えたテレビがそろそろ古くなってきたという家庭は多いのではないでしょうか。
近年は、高画質で映像を表現できる4Kテレビが普及し、さらに薄型でより引き締まった色と明るい映像表現ができる有機ELテレビも人気を集めています。
そこで今回はテレビの安い時期や買い替えの目安、おすすめ商品についてご紹介します。
目次
テレビの安い時期、買い替えるならいつ?
テレビを購入するうえで押さえておきたいタイミングを3つ紹介します。
①6月・12月のボーナス時期が安い
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テレビの場合、年に2回、大きな商戦期があります。それが6月と12月のボーナス時期です。
家電量販店やメーカーはこの時期により多くのテレビを販売するため、販売攻勢を仕掛けます。このため、ほかの時期よりも値下がりしやすく、交渉しやすいという利点があります。
ポイント解説
買いたいテレビが特に決まっていない場合、ボーナス時期に値下がりしているモデルを選ぶのが安く購入するコツです。
②五輪やワールドカップ直前の年は買い時
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テレビがよく売れるのは、オリンピックやサッカーワールドカップなど、世界的なスポーツイベントがある年です。各社、その年に向けて開発した意欲的な新モデルを投入します。
スポーツイベント開催年を目前に控えたボーナス商戦は最もテレビの買い時だといえます。
③新モデルの発表後も狙い目
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新型テレビの発表時期はメーカーやモデルによってバラバラですが、同じシリーズの場合は、毎年決まった時期に発表される傾向にあります。このため、特定のモデルが欲しい場合は、発表された時期を確認してモデルチェンジのタイミングを狙うのがおすすめです。
家電は発売直後が最も高く、モデルチェンジまでのあいだにゆっくりと値下がりしていきます。次のモデルが発表されたタイミングが最も値下がりしていることが多いので、発表を待つのも1つの方法です。
ただしこの方法は、人気モデルの場合、売り切れてしまうこともあるので注意が必要です。また、在庫が減ってくると希少価値で値上がりすることも。モデルチェンジ時を狙う場合、在庫のチェックは欠かせません。次のモデルに魅力がない場合も、値上がりのリスクがあります。
平均使用年数は10年、買い替え目安に
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内閣府による消費動向調査(参考:令和3年3月実施調査結果)によると、2020年度に買い替えたテレビの平均使用年数は10年という結果がでています。買い替え理由の61.9%が故障です。
もちろんテレビの視聴時間が短い場合などには、12年、15年と長く使えることもありますが、10年が近づいてきたら買い替えの準備をおすすめします。
長年の使用による故障や不具合で多いのは、輝度(明るさ)の低下です。液晶テレビの場合、バックライトの光量が時間経過によって減少し、だんだん暗くなります。
また、画面の一部が表示されない、色がおかしくなるなどの表示不良もあります。こういった症状が出てきたら、新しいテレビへの買い替えを検討しましょう。
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電源が入らないなどのトラブルなら、修理(基盤交換など)で直る場合もあります。ただし、購入してから時間が経っていると部品が残っていないこともしばしば。
また、基盤交換やパネル交換となると、買い替えるのと変わらない金額がかかることも多いので、修理を考える場合は事前に費用をしっかり確認しましょう。
ネット通販と家電量販店、どちらがお得?
テレビを購入するとき、価格だけを見れば基本的にネット通販がお得です。価格比較サイトの最安値はほとんどがネット通販ですが、ネット通販と家電量販店のそれぞれにメリット・デメリットがあります。
ネット通販で購入するメリット・デメリット
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- メリット:価格の安さ、最安値の商品を選べる便利さ
- デメリット:設置・回収費用が割高な場合も
最大のメリットは安く購入できることです。店舗に足を運ぶ必要がなく、その時の最安値で購入できます。ただし、安い通販店は振り込みと代金引換払いのみなど、支払い方法が決まっていたり、設置や古いテレビの回収に対応していなかったりする場合があるため注意が必要です。
値段だけでなく、サービス面もチェックしましょう。設置・回収費用が別途かかり割高な場合もあります。
ポイント解説
40インチを超える大型テレビは1人では設置できないので、人手がない場合は配送のみになっていないか確認しましょう。
家電量販店で購入するメリット・デメリット
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- メリット:実際に商品を見比べて購入でき、長期保証も
- デメリット:ネット通販に比べて割高になる場合も
最大のメリットは実際に商品を目で見て、試して納得してから購入できること。複数のテレビを見比べて選ぶことができるので、自宅に届いてからイメージが違うといった失敗がありません。
設置や回収などのサービスも充実しています。また、長期間のサポートに加入できるのもメリットです。価格面ではネット通販にかなわないことがほとんどですが、口頭での値引き交渉に対応してくれる場合も。また、ほかの家電などとあわせて購入すると安くしてくれることもあります。
ポイント解説
このほか、独自のポイント制度やサポートなどが利用できるメーカー直営オンラインストアもあります。価格、わかりやすさ、サポートなど、重視する点を決めて購入する店舗を選びましょう。
液晶テレビ・有機ELテレビ、選ぶポイント
テレビの買い替えを考えたとき、選択肢となるのは普及している液晶テレビと有機ELテレビです。また、フルHD(2K)テレビにするか、4Kテレビにするかも選ぶ必要があります。それぞれの特徴と価格について解説しましょう。
フルHD液晶テレビ|40インチクラスが高コスパ
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最もお手頃に購入できるのがこのタイプです。30~50インチクラスまで選べますが、50インチだと解像度の低さのため、視聴距離によってはドットの粗さが見えてしまうこともあります。
40インチクラスまでは画質をそれほど気にせず視聴できて、4Kテレビに比べて価格を抑えられ、コスパに優れています。元々低価格なので、タイミングによる値段差はあまり大きくありません。
4K液晶テレビ|サイズアップしたい方におすすめ
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40~70インチクラスまで選択できます。有機ELテレビと比べると価格が手ごろなのがポイント。発色もナチュラルで、昼間の明るい部屋でも鮮やかな映像を楽しめます。
買い替えを機に、サイズアップしたいといった場合におすすめです。65インチクラスが15万円前後から選べます。
4K有機ELテレビ|高画質・高コントラストを求めるなら
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主に48インチ以上でラインナップされている高画質テレビです。深みのある黒が表現でき、高コントラストで色再現性が高いのが特徴。近年値下がり傾向にはありますが、それでも同サイズの液晶テレビと比べると価格は1.5~2倍と高めです。
映画やスポーツ、ドキュメンタリーなどを、高画質・高コントラストな迫力ある映像で楽しみたいなら、有機ELテレビが適しています。
続いては、筆者が選ぶテレビ4選
編集部より)この章の商品は2022年3月に選定いただきました
おすすめポイント
高画質な専用高コントラスト有機ELパネルを採用したテレビ。独自開発の高画質化エンジン「ダブルレグザエンジンCloud PRO」を搭載し、地上波放送やネット動画をよりきれいに映し出せます。6chのチューナーを内蔵。別売りのUSB HDDを接続することで6つの地デジチャンネルを、約80時間分まるごと録画できるタイムシフトマシンを搭載しています。
筆者撮影
おすすめポイント
43V型のモニター部とチューナー部が分かれていて、無線で通信できるテレビ。モニター部は電源ケーブルだけが繋がっていて、スタンドにキャスターを内蔵しています。リビングだけでなく、ダイニングや寝室など、宅内でモニター部を自由に動かして好きな場所でテレビを見ることができます。また、2TBのHDDを内蔵。4K番組の裏番組録画にも対応しています。
「TH-43LF1」の機能を説明する公式動画がこちら
おすすめポイント
高画質プロセッサー「HDR X1」を搭載し、色鮮やかな映像表現ができます。Google TVを搭載し、数多くの動画配信サービスに対応。リモコンは音声操作で好きなコンテンツに素早くアクセスできます。Chromecast built-inとApple AirPlay 2に対応し、スマートフォンの映像を画面に映すことも可能です。
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「BRAVIA X80Jシリーズ」の機能を説明する公式動画がこちら
おすすめポイント
10万円以下の低価格で購入できる43V型の4K液晶テレビ。高画質化機能として「NEOエンジン 2021」を搭載し、テレビ放送はもちろん、ネット動画も高画質化処理ができます。また、低遅延のゲームモード搭載で、FPSやアクションゲームにも対応。テレビ画面のインターフェースとして独自開発プラットフォームVIDAAを採用し、自在にカスタマイズ可能です。
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〈編集部PICK UP〉液晶/有機ELテレビ、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数ある液晶/有機ELテレビの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
- ソニー
-
BRAVIA XR A80Jシリーズ XRJ-55A80K
- 税込み224,000円(Amazon)
-
「画音一体」でよりリアルな映像体験を可能に
-
人間の視覚と聴覚の仕組みに基づいて、映像と音声を最適化する認知特性プロセッサー「XR」を搭載している製品。
BRAVIA XR専用のコンテンツサービス「BRAVIA CORE」に対応しており、ソニー・ピクチャーズのさまざまな作品を映画館さながらの臨場感で楽しめます。
ソニーのサウンドバーとの接続時に、テレビをセンタースピーカーとして使用できる「アコースティック センター シンク」にも対応しています。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
画面サイズ |
HDR対応 |
パネルの種類 |
---|---|---|---|---|---|---|
【筆者おすすめ】東芝 タイムシフトマシン REGZA 55X9400S |
独自の高画質化エンジンを搭載 |
幅123.4×奥行27.9×高さ73.8cm |
55V型 |
HDR 10+ ADAPTIVE/HDR 10+/Dolby Vision/HDR 10/HLG HDR |
4K有機ELパネル |
|
【筆者おすすめ】パナソニック レイアウトフリーテレビ TH-43LF1 |
スタンドにキャスターを内蔵 |
幅98×奥行49.2×高さ118.2cm |
43V型 |
HDR10/HLG/Dolby Vision |
4K LED IPSパネル |
|
【筆者おすすめ】ソニー BRAVIA KJ-50X80J |
4K液晶テレビのエントリーモデル |
幅112.6×奥行28.6×高さ71.8cm |
50V型 |
HDR10/HLG/Dolby Vision |
4K液晶パネル |
|
【筆者おすすめ】ハイセンス 4K液晶テレビ 43U7FG |
テレビもネット動画も高画質化処理 |
幅96.2×奥行19.4×高さ61.7cm |
43V型 |
HDR10/HLG |
4K ADS液晶パネル |
|
パナソニック VIERA TH-50MX900 |
鮮やかな映像と迫力ある高音質 |
幅112×奥行26.9×高さ72cm(スタンド含む) |
50V型 |
記載未確認 |
VA×LED |
|
シャープ AQUOS 2T-C42BE1 |
人の声を聞きやすくする便利機能を搭載 |
幅95.6×奥行8.1×高さ55.3cm(スタンド除く) |
42V型 |
× |
フルスペックハイビジョンパネル |
|
シャープ AQUOS 4K 4T-C50EN2 |
高画質を実現するAIプロセッサーを搭載 |
幅112.6×奥行8.6×高さ67.7cm(スタンド除く) |
50V型 |
HDR10/HLG/Dolby Vision |
記載未確認 |
|
東芝 レグザ 48X8900L |
高精細画質&高音質を実現するさまざまな機能 |
幅106.8×奥行23.7×高さ65.8cm(スタンド含む) |
48V型 |
HDRオプティマイザー/HDR 10+ ADAPTIVE/Dolby VISION IQ/HDR 10/HLG HDR |
4K有機ELパネル |
|
ソニー BRAVIA XR A80JシリーズXRJ-55A80K |
「画音一体」でよりリアルな映像体験を可能に |
幅122.7x奥行5.3x高さ71.2(スタンド含む) |
55V型 |
HDR10/HLG/Dolby Vision |
有機ELパネル |
|
LG UQ 43UR8000PJB |
映画もゲームも最適な画像処理で堪能 |
幅96.7×奥行5.7×高さ56.4cm(スタンド除く) |
43V型 |
HDR10 Pro/HLG |
IPS 4K方式 |
|
LG OLED65G3PJA |
明るさも暗さも鮮明に映し出す |
幅144.1×奥行2.4×高さ82.6cm(スタンド除く) |
65V型 |
Dolby Vision IQ/HDR10 Pro/HLG |
OLED 4K方式 |
|
ハイセンス 55U7H |
速い動きも高画質で再現 |
幅123×奥行30.6×高さ76.7cm(スタンド含む) |
65V型 |
HDR10/HLG/HDR10+/HDR10+Adaptive/Dolby Vision/Dolby Vision IQ |
VA / RGB |
|
TCLジャパンエレクトロニクス 40S5200B |
高画質&便利機能で使いやすさ◎ |
幅90.1x奥行7.4x高さ51.6cm(スタンド除く) |
40V型 |
HDR10/HLG(1080pのみ) |
直下式LED |
|
パナソニック VIERA TH-55MZ1800 |
4Kの有機EL×立体音響で映画館のような映像体験 |
幅122.7×奥行30.3×高さ76.5cm(スタンド含む) |
55V型 |
記載未確認 |
有機EL |
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