〈レビュー〉ニトリの強力突っ張り棒を使ってみた、他社の人気商品も紹介
洗濯物の部屋干しや、デッドスペースを収納スペースに変えるアイテムとしても活躍する突っ張り棒。
用途や使用する環境に合わせて、サイズや耐荷重に注意して選ぶ必要があります。
この記事では、ニトリで人気の強力突っ張り棒を実際に使ったレビューを紹介します。また、他社の人気おすすめ商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
ニトリの強力突っ張り棒、部屋干しで実力を実感
今回使ってみたニトリの商品
今回は、280cmまで伸ばして使えるニトリの「強力つっぱりポール」を室内に取り付け、洗濯物の部屋干しをしてみました。
ジャッキ式の突っ張り棒で、最長の280cmまで伸ばしても約8kgの耐荷重がある強力タイプ。部屋干しに使えるパワーと1,000円以下という安い価格で、まさに「お値段以上」と評判が良い人気商品です。
今回は、こちらを6畳の部屋に取り付けて、部屋干しに使用します。
強力つっぱりポールを実際に取り付けてみた
早速、商品パッケージの裏に記載してある取り付け方法を見ながら設置していきます。
①長さ固定ねじをゆるめ、中のパイプが引き出せるようにする
②グリップが動くかどうか確認し、スタート線が見えるところまで回す
こちらの状態になったら準備OKです。
③設置場所いっぱいになるまでパイプを引き伸ばし、長さ固定ねじを締めて固定する
設置場所=部屋干ししたい場所なので、高い位置であることが多いかと思います。今回も天井近くに取り付けたかったため、正直、重たいポールを支えながら固定ねじを締める作業がけっこう大変でした。
脚立などがあれば女性一人でもできなくはないですが、力に自身が無い方は二人以上で作業することをおすすめします。
④グリップを「つっぱり」の方向に1~3回ほど回して仮固定する
少し回すだけですぐに固定されるので、ポールを支えていた手を放しても大丈夫です。
⑤取り付け位置やキャップの向きを調整する
この時点ではまだ動かすことができるので、一度離れて見てみて、もしポールが斜めになっていたら調整します。また、両端についているキャップの長い方が下向きになっているかどうかも確認しておきましょう。
ポールが水平じゃなかったり、キャップの向きが下になっていないまま固定してしまうと、部屋干しの時に落ちたりズレたりしてしまう恐れがあります。
⑥グリップをチェックラインまで回してしっかりと固定する
調整が済んだら、さらにグリップを回してしっかり固定しましょう。この時、キャップも一緒に回ってしまわないように注意してください。
また、チェックラインと呼ばれる青い線についてはグリップがない側(作業している方と反対側の端)についているため、一人で作業しているとこれが見えないことがあります。
今回はチェックラインの方が全く見えなかったので、グリップ側にある「ストップ」と書かれた青の太ラインを目安にしっかりと固定されるまで回しました。
⑦取り付け完了!
固定した後に、試しに片手でぐっぐっと押して荷重を与えてみましたが、びくともしない感じでした。確かに、この安定感ならたっぷり部屋干しをしても落ちる心配はなさそうです。
突っ張り棒で部屋干しできた洗濯量
■部屋干しした洗濯物
正確な総量は不明ですが、全部でこのぐらいの洗濯量を一度に部屋干しすることができました。
目安として、一般的には1日1人あたりの洗濯量は1.5kg程度だといわれています。つまり強力つっぱりポールの最長耐荷重8kgがどのくらいの洗濯量かというと、1人なら約5日分・5人家族なら1日分程度の洗濯物を部屋干しできる計算ですね。
実は今回も耐荷重的にはまだ余裕がありそうだったのですが、どちらかというと部屋干しスペースの関係でここまでの量になったという感じです。
部屋干しは、特に洗濯物同士の間隔をしっかりあけて干してください。ギチギチに詰めて干すと、乾きにくいうえ嫌な臭いのもとになります。
ちなみに、部屋干しを早く乾かすコツがあります。その方法について以下の記事で紹介しているので、気になる方は参考にしてみてください。
〈編集部PICK UP〉部屋干し用の突っ張り棒、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数ある部屋干し向きの突っ張り棒の中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの商品を紹介します。
【部屋干し向き】突っ張り棒7選
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
耐荷重 |
固定方法 |
素材 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
積水樹脂商事 つっぱり式部屋干しシングルポール THS-3N |
上部空間を有効活用できる縦タイプ |
約幅82×奥行9×高さ200〜275cm |
約2kg |
約15kgまで(アーム1本あたり5kgまで、先端付近は3kgまで) |
ジャッキ式 |
ステンレス巻きスチール、ABS樹脂など |
|
Sun Ruck 突っ張り棒ハンガー ダブルタイプ SR-TH02SL |
たくさんの洗濯物が干せるアイテム |
約幅170~220×奥行42.5×高さ239~300cm |
約8.7kg |
約100kg(ハンガーパイプ1本あたり30kg、スラックスハンガー10kg) |
ジャッキ式 |
ステンレススチール、ABS、PVC、PP |
|
山善(YAMAZEN) 突っ張りポールハンガーラック ダブル WJ-775R |
重たい物も干せる実力派 |
幅91.5~160×奥行10×高さ190~260cm |
3.8kg |
60kg |
スプリング圧縮式 |
スチール(PVCコート)など |
|
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 浴室用ステンレス超強力伸縮棒 YSP-190 |
サビやカビに強いステンレス製 |
約幅100~190×奥行10×高さ10cm |
約1kg |
23~55kg |
ジャッキ式 |
ステンレス鋼板、ABS樹脂 |
|
平安伸銅工業 突ぱり簡単極太ポール M OGP-110 |
設置しやすくズレにくい二重バネ構造 |
幅110〜180×奥行7×高さ11cm |
1.2kg |
25~65kg |
ジャッキ式 |
鉄・エポキシ樹脂粉体塗装 |
|
レック(LEC) 自由自在つっぱり棒 W-383 |
簡単につけはずしできるアイテム |
幅65~90×奥行4×高さ6cm |
334g |
10kg |
瞬間ストッパー |
鋼管・樹脂被膜 |
|
天馬(Tenma) ポーリッシュ 突っ張り式物干し室内用ロング PS-35 |
物干し竿を引っ掛けて使う2本セット |
約幅5×奥行46×高さ201〜300cm |
約3.1kg |
約20kg |
ジャッキ式 |
ステンレス、ステンレス巻きスチール |
突っ張り棒のメリット
収納や小物の整理にも活躍する突っ張り棒は、多くの家庭にある定番アイテムです。部屋干しのために、ラックやスタンドタイプの物干しがあるものの、設置するための床スペースが必要になります。
一方で、突っ張り棒なら、部屋の隅や天井近くのデッドスペースが使えるので、一人暮らしのワンルームでも使いやすいといえます。
部屋干しに使える突っ張り棒を選ぶポイント
部屋干しに使う突っ張り棒を選ぶときにチェックしておきたいポイントをご紹介します。
① 縦・横、どの方向に突っ張るか
部屋干しに使える突っ張り棒は、大きく分けると横に突っ張るタイプと縦に突っ張るタイプの2種類があります。
横タイプは、左右の壁の間に取り付けます。比較的値段が安めで、手軽さが人気です。インテリアや家電の邪魔になりにくい高い位置で部屋干しできます。
注意点は、正しく使用しないとズレてきて落ちる危険性があることです。
縦タイプは、天井と床の間に取り付けます。1本のポールでコートハンガーのように使うタイプと、2本の支柱があり物干し竿がついたタイプがあります。
メリットは、安定感です。荷重がかかる縦方向に突っ張っているため、たっぷり部屋干ししても倒れにくさがポイントです。デメリットとしては、たくさん洗濯物を干すとかさばる点です。
② 耐荷重とサイズ
続いてチェックしたいのが、耐荷重とサイズです。
突っ張り棒のサイズは特性上、長さ●●cm~△△cmと表記されています。小型のものから最長4m以上のかなり大型の商品まで発売されているので、必ず部屋干しに使いたい場所の長さ・高さを計ってから適したものを選びましょう。
例えば、長さが3mぴったりの場所に部屋干しするのなら、最長3mの商品を取り付けることはできません。少なくとも、突っ張らせるための数cm分の余幅を考えてサイズを選ぶのがポイントです。
横タイプの場合、最短時より最長にしたときは耐荷重がかなり小さくなるので注意が必要です。
■耐荷重(参考値)取り付け幅110cm時:20kgまで取り付け幅190cm時:15kgまで
例としてニトリの商品の場合、最短20kg/最長15kgと5kgの差があります。
せっかく部屋干ししても少しの洗濯物ですぐ落ちるのでは意味がありません。
部屋干し用の突っ張り棒を購入する前は、設置場所の長さと商品のサイズ、伸縮させた場合の耐荷重をしっかり確認しましょう。
③ 見た目や素材
部屋干しに使える突っ張り棒には横タイプと縦タイプのほか、バネ式やジャッキ式といった見た目や固定方法に違いがあります。
100均などで販売している小さめの商品はバネ式で、大型の商品は突っ張る力が強いジャッキ式の場合が多いです。バネ式は見た目がスッキリしているので、ちょっとした場所に数枚の洗濯物を部屋干しする程度におすすめします。
しかし量が多い部屋干しに使うのなら見た目はゴツくなりますが、耐荷重が大きくて頑丈なジャッキ式の方が便利です。
部屋干しアイテムとして販売されているものは主にスチールやステンレス素材ですが、ABS樹脂で白や黒に塗装されているものもあります。中にはブラウンの木目風のおしゃれなデザインも発売されているので、インテリアにあわせて選んでください。
浴室や洗面所での部屋干しや、屋外兼用で使用したい場合には、錆びにくいステンレス製のものを選ぶのがおすすめです。
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部屋干しで突っ張り棒を落ちないようにするコツはある?
部屋干しに突っ張り棒を使う時、一番の悩みとして挙げられるのが「落ちる」というもの。前の見出しでは落ちにくいとされる強力タイプをご紹介しましたが、さらに落ちないようにするためのコツをまとめました。
① 正しい方法で設置する
部屋干しの時に落ちないようにするには、まず正しい方法で設置することが一番重要です!
突っ張り式DIYユニットの『ラブリコ』などを扱う平安伸銅工業さんでは、正しい取り付け方を動画で公開しているので参考にしてみてください。
<バネ式の場合>
<ジャッキ式の場合>
② 耐荷重を守って洗濯物をバランスよくかける
正しい方法で取り付けた後は、正しく使うことも大切です。前述したように、横タイプの耐荷重は伸縮させた長さによって変わるので、それに応じた耐荷重を守るようにしてください。
また、部屋干しする際は洗濯物をバランスよくかけるのも落ちにくくするポイントです。
耐荷重以内の重さであっても、片側に重さが集中してしまうとそこに負荷がかかって突っ張り棒がズレてきてしまう可能性があります。
特にスウェットやデニムなどは水を含むとかなり重たくなるので要注意!部屋干しの際にできるだけ早く乾かすためにも、軽くて乾きやすいものと重くて乾きにくいものを交互にバランスよくかけるのがおすすめです。
【番外編】突っ張り棒の関連グッズ
①や②の方法を試しても、どうしても落ちてきてしまう時には、専用のグッズを使用するのも手です。
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