フルフェイスヘルメットを使うメリットとは?選び方やおすすめ13選を紹介
フルフェイスのヘルメットは顔から頭全体を覆っているタイプであり、他のヘルメットの種類よりも安全性が高いのが特徴です。他にもメリットが多くあるので、次に買い換えるときにフルフェイスヘルメットを検討の1つにすると良いでしょう。
ただし、フルフェイスヘルメットにもデメリットがあるので注意が必要です。安全で快適なヘルメットを選ぶためにも、選び方のポイントを押さえるようにしましょう。
そこで今回は、フルフェイスヘルメットのメリットから注意点、選び方、おすすめ商品までを紹介します。
目次
フルフェイスヘルメットを使うメリット
フルフェイスのヘルメットにはさまざまなメリットがあります。ヘルメットを買い換えるときはフルフェイスヘルメットの特徴を押さえておくと良いでしょう。
ヘルメットの中では一番安全性が高い
フルフェイスヘルメットは、他のヘルメットの種類よりも安全性が高いのが特徴です。バイクで走行中に転倒してしまうと、頭以外にも顔などを打ったり、擦ったりしてしまいます。また、飛び石の危険もあります。
そのときにフルフェイスのヘルメットであれば頭全体を防護してくれます。安全性・防御力を求める人には、フルフェイスタイプがおすすめです。
防寒性・防風性が高い
頭全体を覆っているフルフェイスのヘルメットは、防寒性・防風性も高いです。冬場であれば顔の露出している部分が冷えてしまいます。特に高速道路などでスピードを出すと、風を大きく感じるため、顔の表面や耳などが痛いくらい冷えてしまいます。フルフェイスのヘルメットなら、顔の表面から首あたりまで覆えるので、寒さを感じにくくなります。
空気抵抗が少ない
フルフェイスのヘルメットは露出している部分が少ないので、空気抵抗が少ないのも特徴です。街乗りなどでそこまでスピードを出していなければ気になりませんが、高速道路などでスピードを出したときに空気抵抗を感じやすくなります。そんな時は、フルフェイスヘルメットがおすすめです。
フルフェイスヘルメットを使うときの注意点
フルフェイスヘルメットにはメリットだけでなくデメリットもあります。安全性が高い分、他のヘルメットの方が使い勝手が良いと感じる部分もあるので注意しましょう。
視界が狭い・メガネとの相性が悪い
フルフェイスのヘルメットは顔全面ヘルメットのパーツが覆っており、シールドもあることから、他の種類のヘルメットよりも視界が悪いのと、メガネとの相性も悪いと言えます。
また、ヘルメットが少しズレるだけで視界は大幅に狭くなってしまう危険性も。特に雨の日はただでさえ視界が悪くなるため、シールドには事前に防水スプレーを使うことをおすすめします。
ヘルメットの内側を触りにくい
顔が痒くなってしまったり、目にゴミが入ってしまったりした場合、すぐ顔に触れられないという難点があります。何かの拍子で、ゴミや虫が入ってしまえばヘルメットを外さないと取れません。例えば、花粉症の方で鼻がムズムズしているときでも、我慢して乗り続けなければならないことも。些細なことかもしれませんが、普段からバイクに乗る機会が多い方にとっては大きな問題です。
夏は不快感が強い
フルフェイスのヘルメットは寒い季節との相性は良いですが、反対に夏場との相性は非常に悪いです。呼気や汗でヘルメットの内部は蒸れやすく、熱気がこもりやすいので暑い日は特に不快に感じます。走っているときは風が多少入ってきますが、信号待ちで停まっているときや、特に渋滞で長い時間止まっていると、かなりの暑さを感じます。
通気性やベンチレーション構造にこだわっているヘルメットもあるので、フルフェイスヘルメットを選ぶ際は注意が必要です。
フルフェイスヘルメットが向いている人
フルフェイスのヘルメットは、ヘルメットの種類の中では一番安全性が高いため、安全に走行したい人に適しています。
特に高速道路などで速く走ることが多い方であれば、空気抵抗も受けにくいので安全で快適に走れます。ただし、夏場は蒸れやすかったり、視界が狭かったりなどデメリットがあるので、マイナス分よりもメリットが多い場合におすすめです。
フルフェイスヘルメットの選び方
ヘルメットを購入するときは、安全性を確保するためにも自分に合ったものを選ぶ必要があります。特にフルフェイスのヘルメットは視界が狭いので注意が必要です。
頭囲のサイズで選ぶ
ヘルメットを購入するときは必ず頭囲に合ったサイズのものを選びましょう。ヘルメットのサイズによって使い心地や安全性が変わってきます。例えば、ヘルメットのサイズが小さいと視界が狭くなったり、窮屈で不快感があったりするためストレスを感じてしまいます。
反対にサイズが大きいと、頭からヘルメットが外れてしまう危険性や、向きがズレてしまう可能性も。フルフェイスのヘルメットで向きがズレると、視界が真っ黒になってしまうので要注意です。
通販で買う際は、自分の頭囲を測って、適正なサイズを選びましょう!
安全規格をチェック
ヘルメットは頭部を安全に守るためのものなので、安全規格を適合しているものなのか確認しましょう。安全規格にはJIS・PSC・SG・MFJ・SNELLなどがあります。高速道路などでバイクを乗るときであれば、JIS・PSC・SGの規格に適合したヘルメットを選びましょう。
レースに出場するのであれば、さらに高いレベルの安全基準を満たしたMFJ・SNELLに適合したものを選ぶのがおすすめです。
JIS
JISは「Japanese Industrial Standards」の略であり、日本標準の規格です。このマークがあればJIS(日本工業規格)が定めた安全基準を満たしたことの証明になります。
PSC
PSCは「Product Safety of Consumer Products」(消費生活用製品の安全)の略で、国が定める法律に基づいた規格です。安全基準を満たしているマークであり、こちらのマークがないと販売できません。
SG
SGは「Safe Goods」の略で、安全基準の目安になる規格です。一般財団法人製品安全協会による規格であり、SGマークがある商品の欠陥で事故・怪我が発生した場合、最高で1億円の損害賠償を受けられます。反対に、SGマークがない商品の欠陥が原因で怪我をしても賠償金は受けられません。
MFJ
MFJは「財団法人日本モーターサイクル協会」が定めた競技用ヘルメットの規格です。公認競技に出る場合はこのMFJの基準を満たしたヘルメットが必要になります。
SNELL
SNELLは「スネル財団」が定めている厳しい安全規格であり、5年ごとに内容が更新されます。海外製のヘルメットを選ぶときの基準になるでしょう。
通気性・ベンチレーション構造はどうか
通気性はヘルメット選びで重要なポイントです。通気性が悪いヘルメットを選んでしまうと、内側で熱がこもってしまい息苦しくなってしまいます。
そのためフルフェイスのヘルメットは頭部の安全性を確保しつつ、通気性を高めるためのベンチレーション構造(通気孔・スリット)が配置されています。このベンチレーション構造によって通気性・快適性は変わるので、ヘルメットを購入する前に確認しましょう。
長時間乗るなら軽さも重要
ヘルメットの重量も選ぶときの重要なポイントです。特に長時間バイクに乗ることが多い方であれば、できるだけ軽いものを選びましょう。ヘルメットが重いと首や肩にかかる負担が大きくなり、運転しにくくなります。ヘルメットの重量が2kgを下回ると軽く感じるので、1つの目安になります。
ただし、安価で軽すぎるものは安全性に不安が残るので注意が必要です。
UVカット機能などはあるか
フルフェイスのヘルメットは視界がクリアなものを選ぶ必要があります。頭部全体を覆っているのでただでさえ視界が狭くなっているため、できるだけシールドの色や性能が良いものを選びましょう。
例えば、UVカット機能があるシールドであれば天気が良い日でも紫外線から守ることができ、視界がクリアになり目の負担を抑えられます。また、夕方以降の時間に乗る場合は、視界が悪くなってしまうので明るい色を選ぶ必要があります。
おすすめのフルフェイスヘルメット14選
ここからはおすすめのフルフェイスヘルメットを紹介します。
まとめ
ヘルメットの中でも安全性の高いフルフェイスヘルメットについて紹介しました。
軽量さや丈夫さ、通気性など選ぶポイントはありますが、全てを兼ね備えたものは価格も高くなってしまいます。まずは予算を決めて、どの項目を重視するのかを決めておくと良いです。
自分に合ったフルフェイスのヘルメットを選んで、安全で快適な走行をしてください!
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