テキーラの美味しい飲み方とおすすめ15選を紹介
世界4大スピリッツの一角であるテキーラは、独特な風味と奥深い味わいで世界中の酒愛好家を魅了しています。ショットだけでなく、多彩なアレンジやカクテルでも楽しめます。
この記事では、テキーラをより美味しく楽しむための方法から、おすすめ人気テキーラまで紹介します。ぜひ参考にしてください。
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テキーラとは?
テキーラは、メキシコを代表する蒸留酒です。
竜舌蘭(現地語でアガベ)というアロエに似た植物を原料としており、独特の甘さと風味、強いアルコールが特徴です。テキーラの原料がサボテンというのは俗説に過ぎません。
アガベから作られた蒸留酒は、メスカルと呼ばれています。
その中でも、メキシコのハリスコ州テキーラ村周辺のアガベ・テキラーナを原料として51%以上使い、アルコール度数が33~51%の範囲のものだけがテキーラと認定されます。
これはフランスにおけるスパークリングワインとシャンパンと同じような関係だと言えるでしょう。
テキーラの美味しい飲み方
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テキーラをより美味しく楽しむための飲み方について紹介します。
ストレート
よくショットグラスに入ったテキーラをグイッと飲んで、その後ライムを噛むといった飲み方を見かけることがあります。これはストレートの飲み方です。
正しい飲み方は、まずライムに塩を乗せて、テキーラのショットを飲む前に塩舐めてからテキーラを飲み、その後ライムを口に含みます。
ロック・水割り
ウイスキーと同じように、テキーラにも氷を入れる「オン・ザ・ロック」の飲み方があります。氷が溶けるにつれて味もまろやかに。
また、水割りで飲む方法もあります。テキーラは度数が高いので、強いお酒が苦手な方は水割りがおすすめです。
炭酸割り
テキーラに「ショットガン」という有名な飲み方があります。
ショットグラスにテキーラとジンジャーエールを1:1の割合で入れ、手でフタをして持ち、テーブルに叩きつけるように置きます。
すると泡が噴き出してくるので、泡がこぼれないように飲みます。また、テキーラでハイボールを楽しむのもおすすめです。
テキーラカクテル
テキーラは蒸留酒なので、ジュースやリキュールと割るカクテル作りに適しています。
テキーラをオレンジジュースで割った「テキーラサンライズ」や、テキーラ・ホワイトキュラソー・ライム果汁を混ぜた「マルガリータ」、テキーラをパイナップルジュースとライムジュースで割った「マタドール」など。
これならテキーラが初心者の方でも、美味しく飲むことができます。
テキーラの選び方
テキーラを飲むなら、どんな味わいが良いか。テキーラにも種類があるので、好みの味や飲むシーンによって選びましょう。
まずは、テキーラの種類を知る
日本酒において、どの程度精米するかによって大吟醸などのグレートが決まっているように、テキーラにもさまざまなグレードがあります。
シルバー(ブロンコ) |
アガベを絞った汁を蒸留し、熟成させないか、2か月未満の熟成を経たもの |
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レポサド |
熟成期間が2か月を超えたもの |
アネホ |
600リットル以下のオーク樽で1年以上熟成させたもの |
エキストラアネホ |
3年以上熟成させたもの |
熟成期間が長いほど樽の色がテキーラに移るので、ブランデーやウイスキーのような琥珀色になります。同じブランドでもシルバーとエキストラアネホでは全くと言っていいほど香りや味が違うのです。
例えるなら、シルバーは独特の風味がある甘くて強いお酒といった風情ですが、アネホやエキストラアネホはブランデーに近いです。
これ以外の製法で作られたテキーラもありますが、大抵の場合は熟成期間と価格は比例します。やはり蒸留酒は「時間を飲むお酒」と言えるでしょう。
一口でガッと飲むのか、じっくり味わうか
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テキーラほどニュースになりやすいお酒はないかもしれません。ワインのように、その価格や歴史が話題になるよりも「テキーラショット」「テキーラ一気飲み」といったイメージが強く、パーティピープル(パリピ!)御用達のお酒のように思う人も多いです。
テキーラにも味わい方や楽しみ方があるので、シチュエーションにあわせて銘柄やグレードを選んでみてください。
35mlのショットグラスに注いで一口で飲むのならシルバーやレポサドが向いています。
バーなどでじっくり味わうのなら熟成されたものがおすすめです。
一部のエキストラアネホ(オーク樽で3年以上熟成させたもの)などは、トマトジュースをチェイサーに飲むこともあるので、じっくり味わいたいか盛り上がりたいかによって選びましょう。
また、お酒の初心者なら、特定のシリーズをグレード順に飲んでみると味の変化が楽しめるのでおすすめです。
テキーラのおすすめ人気商品
数あるテキーラの中から、人気の高いおすすめ商品を選んで紹介します。
日本で手に入るテキーラの中ではもっとも手頃な価格で、コンビニでも購入できるため、パーティなどにも登場します。
40度というウイスキーと同等の度数の割には甘くて飲みやすく、テキーラ入門用としてもふさわしい銘柄だと言えます。
なお、口金が若干緩いので封を切ったら出来るだけ早く消費しましょう。飲まずに置いておくと揮発します。
テキーラの人気ブランド、サウザからシルバーに次ぐ銘柄がゴールドです。度数など基本的なスペックは同じですが、シルバーに比べると若干複雑な香りがします。
ストレートだけでなくコーラやトニックで割っても美味しく楽しめます。
なお、テキーラはその甘さからカロリーが高いと誤解されることもありますが、蒸留酒なので大差ありません。大きな問題となるのはカクテルに使う割り材の種類と飲酒量だと言えます。
ゴールドの次のグレードがブルーです。こちらもパーティでよく見かける銘柄で、ブルーアガベを原料としています。
シルバーやゴールドより若干値段が張りますがそれだけの価値はあります。常温で飲んでも良いですし、冷凍庫でキンキンに冷やしてショットで楽しむのも良いでしょう。
こちらはブルーアガベを2か月熟成させた銘柄です。アガベらしい甘さが引き出されており、バニラの香りと合わせて複雑な味わいがあります。
ノリで飲む酒、というイメージが根強いテキーラですが、時間と手間をかけて作った銘柄ならお酒に詳しい人でも十分に楽しめます。
- サントリー
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サウザ スリージェネレーション プラタ
- 税込み6,980円(楽天市場)
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アガベ本来の味わいが際立つ逸品
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オーガニック栽培されたブルーアガベ100%のハイクオリティテキーラ。3回蒸留でピュアな味わい。
サウザの最上位銘柄が スリージェネレーション プラタです。国農務省(USDA)のオーガニック認証を取得したブルーアガベを100%使用し、ウイスキーのように手の込んだ3回蒸留製法を採用しています。
かすかなシトラス香があり、スルスル飲めるので割るのはもったいないです。冷やしてストレートにしたり、ライムを添えてロックにしたりして楽しむと良いでしょう。
サウザと並んで広く飲まれているテキーラの有名ブランドに、クエルボがあります。こちらは数あるテキーラの中でもハイブランドの部類に入り、ノーマルのレポサドでもブルーアガベ100%で2か月熟成となっています。
ほんのりと柑橘系の香りと甘さがあるので冷凍庫にいれて、とろみがついた状態にしてショットで飲むと美味しいです。
こちらは、蒸留したばかりの原酒と短期樽醸造の原酒をミックスしたテキーラです。ウイスキーの世界だと、ブレンデットウイスキーに該当する製法だと言えます。
短期熟成の原酒により甘さが控えめなため、レポサドと比べるとスムースで口当たりの良いテキーラに仕上がっています。
クエルボの最上位銘柄、アネホはなんとオーク樽で12か月以上熟成させており、樽の色が移ってまるでウイスキーのような美しい琥珀色です。
長期熟成のためか、スパイスや焦がしたバターの香りを持つようになり、コクのある味わいに仕上がっています。テキーラを甘いだけのお酒と思っている人にはぜひ試してみてください。ナッツなど乾きもののおつまみともよく合います。
テキーラの有名ブランドといえばパトロンも外せません。パトロンは、世界最大のスピリッツ取り扱いを誇るバカルディ社(バカルディジャパン)が扱っています。
こちらの銘柄も厳選された最高品質のブルーアガベが原料で、蜂蜜を思わせる甘さとスムースさが同居している傑作テキーラです。
こちらは5~6か月熟成させた原酒をブレンドした銘柄です。若いオークウッドの香りが心地よく、変な甘さがなくスムースな味わい。後味にかすかなバニラ香を感じます。
ストレートやロックだけでなく、トニックで割ったりカクテルにしたりしても美味しいです。
パトロンの中でもアメリカンオーク樽で12~14か月熟成させたものがアネホです。樽の色が移り始めており、同時に風味も複雑な化学反応を起こしています。ウイスキー的な手の込んだ製法だと言えるでしょう。
バニラやシトラス香を感じさせる飲みやすいテキーラです。
パトロンの最上位銘柄がプラチナです。醸造期間は2か月と短いですが、厳選されたブルーアガベと3回にわたる蒸留によりハイクオリティなテキーラに仕上がっています。樽の色がついておらず透明なのでプラチナなのでしょう。
ウイスキーやワインのようなエイジングによる味わいの深化ではなく、テキーラらしい瑞々しさを追及した名作です。
世界的文化遺産、オルメカの巨頭ことオルメカヘッドのエンブレムで知られる「オルメカ」もまたテキーラの有名ブランドです。
こちらは瑞々しいアガベの風味が特徴でカクテルに向いていますが、まずは常温・ストレートで味わってほしい逸品です。
ボトルキャップが緩く揮発しやすいので、注意して早めに飲み終えるようにしましょう。
こちらはオルメカの上位銘柄で、バーテンダーによるバーテンダーの為のテキーラです。カクテル用に調整されており、レポサドのように熟成させず2度の蒸留をしています。上位銘柄に多い熟成がないので透明です。
大抵の高級テキーラは琥珀色をしていますが、例外のひとつだと言えるでしょう。
頭蓋骨の形状が特徴的なアニェホは、死者の日の伝統を元にした限定ボトルです。死者の日とは死者が返ってくる日のことで南米における「お盆」のようなもの。
アガベの風味にチョコレート、タバコ、コーヒーが香る特徴的なテキーラなので飲んでおいしく、お店やお部屋のインテリアとしても優秀です。ボトルの形状込みの価格だと言えるでしょう。
まとめ
以上、テキーラについて紹介してきました。入門用からちょっと変わったものまでありますが、テキーラほどグレードによる味の差が大きな蒸留酒はないかもしれません。
同じ銘柄であっても、熟成期間で全く違うお酒になってしまいます。甘いテキーラが鼻腔に抜ける鮮烈な風味を持つようになるのです。
その変化を楽しむためにもまずは特定の銘柄に絞ってシルバー、レポサド、アネホの順番で飲んでみてください。味の変化に驚かれる事でしょう。
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