「死にゲー」デモンズソウルは100回死んでも楽しい 44歳の私も叫んだ【YouTuberが書く】
「死にゲー」という言葉、ご存じですか?ゲームファンの間ではよく聞く言葉です。
プレーヤーが何度もゲームオーバーになるように、あえて難易度がとても高く設定されているゲームのこと。今私が遊んでいる「デモンズソウル」はまさに、この「死にゲー」の代表作であり金字塔。お城や洞窟、塔などダークファンタジーな世界を探索してボスを倒していきます。
2009年2月にプレイステーション3で発売されて大人気に。そして2020年11月、PS5向けにリメイク版が発売されて注目を集めています。
今回は「死にゲー」だからといって手を出さないのはもったいない、デモンズソウルの魅力をお伝えします。
マンイーター討伐に「うおぉぉっ」
私はゲームは大好きですけど、プレイは上手ではありません。格闘ゲームでオンライン対戦をすれば負け越しますし、バトルロイヤル系のゲームで最後まで生き残ったこともありません。
そんな私ですからデモンズソウルを30時間ほどかけてクリアするまでに、ゲームオーバーは100回を超えました。それでもやめる気になりませんでした。むしろ何回死んでも、繰り返しプレイし続けてしまいます。
なんでこんなに難しいゲームが楽しいんだろう?
私なりに考えてみました。
1周目をクリアして、特に強く印象に残った強敵は、「塔のラトリア2」に登場したパワー系モンスターマンイーターです。
飛び回りながら吹き飛ばし攻撃を放つうえ、戦う場所は狭い通路。敵の攻撃を受けても、避けても通路から落下。とにかく落ちて落ちて死にまくります。
さらにこのマンイーター、なんと戦っているうちにもう一体出現します。
これは無理だわぁ……何考えているのこのゲームの製作者は……。
20回死んでも突破できず、心が折れました。
デモンズソウル最強のボスはマンイーターだと思った瞬間 pic.twitter.com/luqqzneFoT
— 玉ねぎソウル (@KATARINASENSI) December 29, 2020
仕方なく私は別のステージを先に進めて戦闘を重ねました。
するとどうでしょう。主人公を強化できただけではなく、私自身の技量も上がり、マンイーターに勝てそうなことが分かるのです。それでも苦労しましたが、3戦してやっと討伐に成功しました。
久しぶりにゲームプレイで「うおぉぉっ」って叫んじゃいました。44歳のおじさんがですw。
隣にいた妻の冷ややかな視線も気になりませんでした。
そのくらい大きな達成感と喜び、成長できた実感があったんですね。
デモンズソウル、マンイーター戦がきつかった #Peing #質問箱 https://t.co/kHwXfdE32V
— うぁ…ああああああアリスちゃん✄ゲーム大好き (@jmw117x) January 13, 2021
「ファミコン時代」の懐かしい感じ
このゲームはプレイヤーを本気で殺しにきます。初見(最初のプレー)では回避困難なモンスターやトラップが山ほど。でも繰り返しプレイして危ないポイントを覚え、うまい立ち回りが身につけば乗り越えられる。
44歳の私と同世代なら、ファミコンゲームを思い出して懐かしい感じになるかもしれませんね。すぐに即死の「スペランカー」とか、レッドアリーマーに泣かされた「魔界村」とか。
当時は人気ゲームでも普通に理不尽な難易度で、ネットの攻略情報もなくて、それでも子どもたちが夢中になっていた。ゲームがどれだけ進化しても、困難を乗り越える楽しさは変わらない魅力があるんだなと感じます。
ただ、デモンズソウルのすごいところは、その楽しさを色々な工夫で研ぎ澄ましているところにあると思います。
懐かしすぎる!このゲームは1cm位の段差を落ちただけで死ぬという、もはやクリアさせる気0のゲームです(笑) しかもコンティニューがないと言う[ふざけるな!]ってゲームですね(笑) ちょっとプレイしてみたけど絶対にクリア出来ないです(^^; #レトロゲーム #ファミコン #FC #スぺランカー #無理ゲー pic.twitter.com/Zarkgh94XY
— masa0573 (@masa573) January 4, 2021
例えば、デモンズソウルにはわかりやすいストーリーがありません。普通にゲームを進めているだけだと、舞台設定は詳しく語られませんし、敵やステージの解説もほとんどなし。それは一見マイナス要素に思えますが、イベントムービーや余分な演出がないのでゲーム攻略に集中できるんですね。
攻略するステージの順番を選べるのも、凄くバランスの良いゲームだなって思います。主人公をレベルアップさせ、武器防具を強化することで、強敵との戦いの難易度を調整できます。完全に打つ手なしで詰まってしまうことは少ないわけです。
さらに武器や防具・アイテム・魔法の種類が多くて、勝ち方の正解が一つではありません。ゲームオーバーになっても「じゃ次はこっちを試してみよう」と考える余地がたくさん。それが再挑戦への意欲を駆り立てます。
私は今回、物理攻撃特化型の「脳筋タイプ」キャラでクリアしましたけど、次は魔法を使えるキャラでクリアしてみたくて、プレイし始めています。同じステージ、同じ敵なのに戦い方が全く変わるので、2周目も新鮮で楽しめます。
圧倒的なグラフィック、フォトモードも楽しい
一方で注意してもらいたい点もあります。
PS5版は「リメイク」と銘打たれてはいますが、新しいステージやデーモンが登場するわけではありません。あくまで映像を作り直したデモンズソウルなので、期待の方向性が違うとガッカリしてしまうかもしれません。
ただ、そのグラフィックの向上がさすがの品質です。高いグラフィック処理性能を活かし、フィールドの細部の造形やボスのモーションが格段に滑らかに。60fpsモードならさらにキャラや敵の動きがスムーズで、対人戦も有利になりそう。
美しく描き直されたグラフィックは、PS5版の新機能「フォトモード」との相性も抜群です。荘厳な雰囲気が漂うボーレタリア城やラトリアの塔、暗い雰囲気のストーンファング坑道や腐れ谷。見どころ豊富で、ゲーム攻略とは別に夢中になれます。
「死にゲーだからプレイしない」はもったいない
ここまで読んでいただいて、でもやっぱり「難しい死にゲーは私には無理」って思っていたら、もったいないくらいデモンズソウルは面白いゲームです。ゲームが決して上手ではない、おじさんプレイヤーの私が楽しめてクリアできたんですから大丈夫です。
とは言っても、死にすぎて挫折しないとは言い切れません。私自身も、同じく死にゲーの「ダークソウル」シリーズはクリアできていません。でも今回、デモンズソウルをクリアして、ダークソウルにも再挑戦しようとやる気がわいてきました。
自分のペースで良いんです。大切なのは諦めずに繰り返し繰り返しプレイすること。死にゲーの目的はクリアすることだけではなくて、ゲームオーバーの一つ一つがプレイヤーの成長や思い出になっていくことなんだなって、悟ったふうなことを今感じています。
少しでも多くのゲームファンが、デーモン狩りを楽しんでくれることを祈ります!
「アンバサ」
あ・・・デモンズソウルの世界での祈りの言葉です。
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