ゲーミングPCのおすすめ10選 安価な高コスパモデルを中心に紹介
2021年第1四半期の国内パソコン販売台数が400万台を突破したとの報道がありました。コロナ禍におけるテレワークの広まりも販売好調を後押ししています。
そこで新しくパソコンを購入するのなら、快適に各種ソフトウェアが動作するだけでなく、動画編集やゲームにも使えるハイスペックなゲーミングPCという選択肢はいかがでしょうか?
本稿ではゲーミングPCの選び方と、手頃な価格帯のおすすめ機種を中心に紹介します。是非参考にしてみてください。
ゲーミングPCとは?
ゲーミングPCとは、3Dグラフィック表示に耐え、快適にゲームをプレイするだけのスペックを備えた高性能なPCの事です。一般的にはデスクトップPCを指しますが、広い意味ではノートPC(ゲーミングノート)も含まれます。
ゲーミングPCには高性能なCPUとメモリ、グラフィックボードといったパーツが欠かせません。そしてその性能を十分に発揮するため、排熱ファンが追加されていたり、静音機能が強化されていたりするのでどうしても通常のPCよりも大型になりがちです。
もちろん小型のゲーミングPCもありますが、スペックと筐体のサイズが反比例するほど高価になります。置き場所と予算と性能を天秤にかけて検討してください。
また高性能さを外観でも印象づけるため、側板がシースルーになっていたり、ケースが斬新な形状をしていたり、七色に輝くLEDで周辺機器が飾られることも珍しくありません。
手頃な価格のゲーミングPCの選び方
お金を払えば一台で何でもできる万能型のPCを手に入れることは可能ですが、コストパフォーマンスが悪くなるので現実味がありません。
そこでゲーミングPCを検討する際、注意すべき点をまとめました。
目的を明確化する
まずは何をしたいのか、ゲーミングPCの用途を明確化して基準を作り、自分の用途に適したゲーミングPCを選びましょう。
ドット絵の旧作やノベルゲームをプレイしたいのなら最先端のゲーミングPCは不要ですし、事務作業に使うだけならグラフィックボードのスペックはあまり影響しません。コスパのよいBTOメーカーブランド(Build To Order:受注生産)のエントリーモデルのゲーミングPCでも十分です。
3Dグラフィックのオープンワールドをオンラインで遊びたいならそれなりのスペックが求められます。
性能で見る
用途が明確化したら求められる性能に基づいてゲーミングPC選びをします。
特に今すぐ遊びたいゲームがないという場合、2021年時点では下記の構成にしておけばとりあえず使えます。
安いゲーミングPCとなると本体のみで10万円台程度が相場となるでしょう。
またゲーミングノートPCの構成に関しても同様ですが、同じスペックのゲーミングPCと比べるとモニターが付属しているため、1~2万円程度相場が上がるので注意してください。モニターがあるのなら本体だけ購入したほうがハイスペックなPCが手に入るでしょう。
用途に合わせた適正スペックを知る
特定の用途に使いたい、特定のゲームがしたいという希望がある場合は必要なスペックを割り出してください。
例えば最近フリートライアルを大幅拡大した老舗ゲーム、ファイナルファンタジー14をプレイしたいのなら公式サイトをでスペックを確認しましょう。
OS:Windows® 8.1 64 bit Windows® 10 64 bitCPU:Intel® Core™i5 2.4GHz 以上メインメモリ:4GB以上ハードディスク/SSD空き容量:60GB以上グラフィックカード:NVIDIA® Geforce® GTX750以上 / AMD Radeon™ R7 260X 以上
上記がファイナルファンタジー14の最低動作ラインで、このスペックをクリアしていればプレイ可能です。ただし快適にプレイするにはもう少し余裕を持っておいた方が良いでしょう。
プレイステーション4やニンテンドースイッチなどのコンシューマーゲームと違い、PCゲームはプレイヤーのPCのスペックや通信状態が異なるためプレイ環境が様々です。
そのため動作するといっても、スペックギリギリで動いているケースと、ハイスペックPCで余裕をもって動いているケースでは全くプレイ感覚が異なります。
だからこそ、PUBGのようなFPS系・格闘ゲームなどレスポンスの速さを求められるゲームで勝つには、常にスペックに余裕のあるPCが必要とされます。この辺りは家電量販店のゲームデモを見ると実感できるでしょう。
フォートナイトやマインクラフトなど人気のオンラインゲームを遊びたいときも、まずは必要スペックを確認してください。
手頃な価格帯のおすすめゲーミングPC
ここからは筆者おすすめのゲーミングPCを紹介します。
2021年現在、ビットコイン価格上昇によるマイニング需要増加でゲーミングPCに欠かせないグラフィックボードが高騰しており、本体価格に反映されています。この傾向がいつまで続くは不透明ですが、すぐに安くなるとは思えません。買い時を見逃さないよう注意してください。
世界的PCメーカーDELLのゲーミングノートPC、G3シリーズのひとつです。CPUやメモリ、グラフィックボードだけでなくモニターもゲーミング仕様で、リフレッシュレートは144Hzとなめらかな映像でプレイできます。対戦格闘ゲームやFPSをプレイしても十分なスペックだと言えるでしょう。
Windows11に無料アップグレードできるので最新のOSに切り替えたい人におすすめします。1年間の保証付きで、もしもの時も安心です。
引き続きDELLのG3シリーズから紹介します。NG385VRA-ANLBとCPUとメモリのスペックが同一で大きな違いがみられませんが、グラフィックボードの性能とモニターのリフレッシュレートが異なり、お求めやすい価格となっています。
しかし、決して低スペックというわけではありません。搭載しているグラフィックボードGTX1650Tiは、ファイナルファンタジー14の最低動作ラインを軽々超えているので十分に実用的なスペックだといえます。
大容量のストレージも備えているにも関わらず、11万円台という価格はかなりお得です。安いゲーミングPCの選択肢としては十分検討に値するといえるでしょう。
台湾の有名PCメーカー、MSIのゲーミングノートPCです。ハイスペックPCにありがちな発熱を抑えるため、冷却能力を高めています。高負荷がかかる状況になると、コマンド一つでファンの速度を最大化。安定した動作でプレイできます。
本体重量は1.86㎏で持ち運びにも便利。カメラ・マイク内蔵でウェブ会議にも対応可能です。
こちらは前述のGFシリーズ、GF65-10UE-258JPと構成を変えてお求めやすい価格にしたものです。メモリとストレージのスペックはそのままに、CPU・グラフィックボード・モニターが異なります。
たいていのPS4相当のゲームであれば、Core i5-10500HとGeForce RTX3050Tで動作するので、出来るだけコストを下げたい方におすすめです。外観にヘアラインデザインのアルミ合金が採用され上質な質感があります。
国産のBTOパソコンブランド、マウスコンピューターのG-Tuneシリーズのモデルです。バランスが取れたスペックに加え、特筆すべきは接続端子の多さです。Type-C含む4つのUSBポートを搭載し、ディスプレイ出力はHDMIとMini DisplayPortの2つで、デュアルモニター(2画面)環境もスムーズに構築できます。
ヘッドホン出力端子とマイク端子にヘッドセットをつなげれば、ボイスチャットやウェブ会議もできます。ゲームのほか、仕事・プライベートと様々な使い方が出来る汎用性の高いゲーミングPCです。
- マウスコンピュータ
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G-Tune NM-C711SHR6ZM
- 税込み206,800円
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コスパに優れたゲーミングデスクトップ
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高性能グラフィックボードGeForce RTX 3060を搭載。Corei7 10700は8コア16スレッドで、ゲームのほか動画編集・配信といったクリエイティブ作業も一通り行えます。
マウスコンピュータのG-Tuneシリーズは、デスクトップPCも揃っています。こちらのモデルは、CPUとメモリ、グラフィックボードがすべてゲーミングPCのスペックとして理想的です。さらに、ストレージは256GBのSSDと1TBのHDDに、DVDドライブまで付属しています。このパーツ構成でこの価格は、非常にコスパに優れたモデルと言えるでしょう。
Amazonで販売されているG-tuneのPCは専用型番となります。公式サイトには近いスペック構成の製品はありますが、同じ型番の製品はありませんのでご注意ください。
メモリ・CPU・グラフィックボードともに高い水準にまとめられています。最高4.8GHzで動作する第11世代Intel Core i7-11370Hを搭載。ゲームプレイをしながらの動画配信やチャットも快適です。
ディスプレイのリフレッシュレートは144Hzで、ゲーミングモニター並みのスペックです。対戦型のFPSでも不利になることはないでしょう。米軍の軍事規格であるMIL規格準拠で頑丈です。
- ASUS
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ゲーミングデスクトップ ROG Strix G15CK-I7G1660TIEC
- 税込み179,801円
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優れたエアフローにより冷却性能と静音性を両立
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Core i7-10700KFとGeForce GTX 1660 Tiを搭載!効率的なエアフロー設計で空気流量を60%改善しました。ゲームプレイ時の発熱対策に優れたPCです。
ASUSのROGシリーズから、2021年7月に発売したゲーミングデスクトップPCです。512GB SSDと1TB HDDで余裕のストレージ。スペックが高水準でまとまっているだけでなく、ヘッドホンフックやキャリングハンドルが本体に付属し、取り回しを意識した工夫が見られます。
オーディオデバイスなどを接続できるUSB Type-Cポートを含む、合計10個のUSBポートを備えているので拡張性が高いです。購入時のまま使うだけでも十分ですが、将来、増設をしたい人にもおすすめです。
- DELL
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中古 ゲーミングPCセット
- 税込み65,800円
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高品質ゲーミングPCの中古という選択肢
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高品質ゲーミングPC本体にディスプレイがセットでこの価格。DVDマルチドライブ付きなので音楽の取り込みやゲームプレイ、映画鑑賞にも使えます。
9台目に紹介するのは、DELLのゲーミングPCセットです。 Core i5、メモリ16GB、GeForce GTX1050Ti、DVDドライブ付きの本体に21.5インチのモニターがついています。それでいてこの価格は安いですが、それには理由があります。
これらは中古品なのです。
DELLという大手メーカーのPCという点を考慮すれば、中古でも状態が良いものは十分検討の範疇だと言えるでしょう。中古品まで守備範囲に含めると、かなり予算と選択肢の幅が増えるのでおすすめです。
在庫があるうちに是非とも選択肢に入れてみてください。
- HP
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Pavilion Gaming Desktop TG01
- 在庫切れ
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高い信頼性を誇るHPのマシンで安心プレイ
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8GBメモリとHDD1TB + SSD 256GBで余裕の運用!カスタマイズで自分専用のマシンに変更可能です。
最後に紹介するのはHP(ヒューレットパッカード)のゲーミングPCです。HPというと事務機の印象が強いですが、Core i5とNVIDIA GeForce GTX 1650を備えたモデルです。十分にファイナルファンタジー14やフォートナイトがプレイできます。
もちろん、ハイスペックを生かした動画編集やウェブ会議にも十分なスペックがあるので、高性能な事務機としても使えます。
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BTOパソコンのおすすめ
BTOメーカーの老舗「ドスパラ」。同社のゲーミングPCブランドGALLERIA(ガレリアは有名ユーチューバーがゲーム配信に使うなど広く知られています。
筆者もガレリアを使っており、仕事にゲームに動画編集にと毎日活用しています。価格的にはマウスコンピュータ社やマイニングベース社と同等ですが、電話問い合わせが繋がりやすく、PCの拡張を検討していた時に助けられました。
大手メーカーの場合、サポートデスクを外注しているためどうしても言葉の壁や対応の遅さに悩まされますが、ドスパラのサポートは非常に手厚く、実店舗も多いので安心です。
上記画像が3年前に購入した筆者のPC、GALLERIA XT(KT61/H370)です。構成は下記の通りです。一昔前のグラフィックボードを搭載していますが、このスペックでもSteamのゲームは大抵問題なく遊べます。
もちろん動画編集やWEB会議、各種オフィスソフトはほぼストレスなく動作します。スペックが原因でツールを導入できなかったことはありません。
また2021年には持ち運び用に同社のゲーミングノートPC、GALLERIA GCL2060RGF-Tを新たに購入しました。
スペックは下記の通りでCPUとグラフィックボードの性能が大幅アップしました。ノートPCであるにも関わらずデスクトップのGALLERIA XT(KT61/H370)と比べてあらゆる面で快適です。
まとめ
ゲーミングPC選びは構成を考えたり必要スペックを最適化したりと非常に楽しいものです。自分の求める環境を明確化して、最高の組み合わせとコスパを追及して下さい。
※商品の情報は2021年7月現在のもの、また特に記載のない場合はAmazonの価格を表示しています。
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