プレステ5、発売日・値段・スペックを徹底解説 PS4との違いは?
ソニーより、PS4 Pro発売から4年ぶりとなる新型ゲーム機PlayStation 5(プレステ5)について、発売日と価格が発表されました。
予約受付は9月18日(金)午前10時より開始されましたが、ECサイトでは即日完売し、家電量販店が行なっている抽選でもアクセスが殺到したことで大きな話題となりました。ヨドバシカメラでは、販売台数の91倍(デジタルエディション)という抽選申し込みがあり、人気の高さがうかがえます。
海外でもアクセス殺到による品薄状態が起きている中、ソニー・インタラクティブエンタテインメントよりTwitterを通じて、購入希望者へ向けて再度予約チャンスを設けることを約束するアナウンスがありました。
購入しようか迷っている方や、人気の高さに購入を諦めかけている方は、今後の再チャンスへ向けて準備しましょう。
目次
PS5(プレステ5)の発売日・値段について
PS5の発売予定日と値段(メーカー希望小売価格)について紹介します。
PS5の発売日
PS4の時はカナダなど北米市場から3ヶ月遅れて国内で発売された経緯がありますが、今回のPS5では国内でも最速での発売が見込まれています。
9月20日のソニー公式Twitterによれば、予約開始日に購入ができなかった方も年末までには手に入りやすいように、出荷台数を増やすことを述べています。
PS5の値段
PS4 Proの発売時は、1TBモデルが希望小売価格39,980円(税別)で今回登場するPS5デジタル・エディション(ディスクドライブ非搭載)と同じです。スペックアップを図りながらも、価格が抑えられていることが分かります。
リーク情報などでは、7万円や8万円になるという情報もあったため、お得に感じて購入を即決した方も多いことでしょう。
通常版/デジタル・エディションの違い
PS5は「通常版」と「デジタル・エディション」を冠した2モデルの発売がソニーより発表されました。2モデルの違いを紹介します。
【違い①】PS5(通常版)は4K対応プレーヤーにもなりコスパ良し
通常版のPS5は従来のブルーレイディスクの後継機である「Ultra HD Blu-ray」に対応し、4K/HDRでパッケージ化された映画作品が楽しめます。4K映像はハイビジョンに比べ4倍も高精細のため、高い臨場感を味わえます。
ソニー製のUltra HDブルーレイ対応のプレーヤーは4万円以上し、他社製の安いプレーヤーでも2万円ほどするため、1万円の価格差でゲーム機能にプラスして4Kブルーレイが楽しめるのはコスパに優れていると言えます。
【違い②】デジタル・エディションの方が薄くて軽い
PS5デジタル・エディションは光学ディスクドライブを搭載していない分、薄くて軽いのが特徴です。
厚さは1.2cm通常版の方が厚く、さらに600gデジタル・エディションに比べて重くなります。また、細かな違いとして、最大消費電力も通常版が350Wで、デジタル・エディションの340Wに比べて大きいです。
ただ、普段持ち運ぶものではないので、サイズや重さの違いはあまり気にするところではないでしょう。
【違い③】パッケージ版PS4ソフトを持っているなら通常版がおすすめ
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)によれば、一部のPS4向けタイトルをPS5向けにアップグレードして提供する予定とのことです。アップグレード対象のPS4ソフトは今のところ不明ですが、対象ソフトを持っていれば、アップグレード版を無料もしくは割安価格で手に入れることができるようです。
注意点としては、対象のPS4ソフトを持っていても、それがパッケージ版であれば、読み込むための光学ディスクドライブを搭載したPS5(通常版)を持っている必要があります。
一方、対象のPS4ソフトがダウンロードで手に入れたものなら、PS5通常版、デジタル・エディションの両方で対応可能です。
アップグレード版の提供に期待をしている方は、所有しているPS4向けのソフトがパッケージ版なのか、ダウンロード版なのか確認したうえでPS5本体を選ぶことをおすすめします。
PS5/PS4 Pro/PS4の比較
PS5は臨場感の高い高精細で美しいグラフィックをスムーズに表示させるために、以前のモデルよりもスペックが向上していることは容易に想像できます。ただどれほどスペックがアップしたのか、詳しく紹介していきます。
PS5は8Kテレビに対応
PS5では、Ultra HD Blu-rayに対応したことで4K映像を4K解像度でテレビに映し出すことはもちろん、4K映像をアップコンバートして8Kテレビに出力することも可能です。
また、PS5ではリフレッシュレート120Hz(4Kの場合)に対応しているため、同じく120Hz以上のリフレッシュレートに対応したテレビやモニターと組み合わせることで、従来よりも滑らかな映像表現を可能にします。
一方、PS4 Proも同じく4K出力が可能ですが、2K映像をアップコンバートして4K解像度へ拡大させて出力しているため、厳密にはPS5の4K映像とは異なります。
PS5は処理速度のアップにより、一部「レイトレーシング」に対応
PS5は7年前に発売されたPS4と比較してCPU性能が約2倍アップし、グラフィック処理を行うGPU性能は約5倍アップしています。こうした処理性能の向上は、先に触れたように従来よりも高精細な映像表現を可能にします。
加えて注目なのが、PS5ではゲーム機で史上初となる「レイトレーシング」に対応している点です。
高精細な3Dゲームの臨場感を高める要素として、光の反射や陰影の表現はとても重要です。従来のゲーム機は「ラスタライズ」と呼ばれる方式を採用し、CGで作られた立体的な物体が光の当たり方によって色の変化などが起こる様子を負荷の少ない簡略化された処理で表現していました。
一方、「レイトレーシング」では、水面に映る空や、鏡面などに反射する景色までリアルに表現します。CGを用いた映画では一般的な技術ですが、リアルタイムで処理を行う必要があるテレビゲームにおいては、高い処理能力が求められるため、今まで実現されませんでした。
PS5で初めて採用されるレイトレーシング技術により、これまでよりも現実に近い世界の中で、臨場感あふれる体験ができそうです。ただ、ゲーム上に存在する全ての物体モデルでその処理を行うことは負荷があまりに大きすぎるため、水面に映る景色など効果的な場面に限定されるようです。
PS5の注目は限りなく0秒に近いロード時間
今回PS5の発表で注目を集めたのが、これまでのHDDストレージを廃止し、超高速SSDストレージを採用した点です。メモリも16GBに容量がアップしたことで、読み込み速度が格段に向上します。
ソニーによれば、これまで1GBのロードに20秒かかっていたのが、2GBのデータでも0.27秒の速さで読み込みを済ませてしまうとのこと。
ロード時間のストレスがなくなれば、没入感を邪魔されずにゲームを楽しめそうです。
PS5はテレビのスピーカーで立体的なサウンドを表現
PS4は7.1サラウンドに対応していたため、自宅にサラウンドシステムを構築したり、バーチャルサラウンドに対応したヘッドフォンを使用することで、まるでゲームの中にいるような臨場感のある立体音響を楽しむことができました。
PS5ではさらに進化した音響技術を採用し、サラウンドシステムを構築する必要すらなくなりそうです。
PS5に採用されることが公表されている「Tempest 3Dオーディオ技術」とは、あらゆるスピーカーに最適化して、擬似的に立体音響を作り出す技術です。テレビのスピーカーでもゲームの中にいるような臨場感あるサウンドを楽しむことができます。ソニーでは長年取り組んできた技術ですが、ようやくPS5への採用が実現します。
臨場感を求めてさらに出費を重ねる必要がなくなるのは、ユーザーにとってメリットです。
PS5ではPS4向けのソフト99%が遊べる
残りの1%がどのタイトルなのか、ソニーでは公表していませんが、4,000タイトルを超えるほとんど全てのPS4向けゲームがPS5でも楽しめます。しかも、PS4よりも高性能なPS5でのプレイは、0秒に近いロード時間や高い解像度などメリットが豊富です。
PS5ではコントローラーに新技術を搭載
PS5のコントローラーにはユーザーの臨場感を高めるための技術が2つ搭載されています。
① ハプティックフィードバック|振動表現が多彩化、手に伝わるリアルな感覚
ハプティックとは「触覚」を意味し、従来のコントローラーに搭載されていた振動にさまざまなバリエーションを持たせることで、ゲーム上で起こる衝撃だけでなく、歩いている路面の状態まで表現して手に伝えてくれます。
② アダプティブトリガー|RLトリガーの抵抗力を変化させ、緊張感を高める
トリガーボタンの抵抗力を変化させることで、ゲーム上のアクションをリアルに体感することができます。例えば弓を引き絞る感覚を指先で感じ取ることができます。
PS5本体|通常版とデジタル・エディションはコチラ
プレステ5(PS5)本体は、光学ディスクドライブの有無で2種類から選べます。1万円の違いで4Kブルーレイが読み込める通常版をお得と見るか、スッキリとしたデザインでダウンロード版のみ楽しめるデジタル・エディションを選ぶか、よく検討してから選んでみてください。
- SONY(ソニー)
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PlayStation 5(通常版)CFI-1000A01
- 税込み54,978円
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光学ディスクドライブを搭載し、Ultra HD Blu-rayプレーヤーとしても使える高コスパモデル
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デジタル・エディションに比べて約1万円の差でUltra HD Blu-ray対応の光学ディスクドライブを搭載。ゲーム機としても4K映画(パッケージ版)のプレーヤーとしても活躍。
- SONY(ソニー)
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PlayStation 5 Digital Edition CFI-1000B01
- 税込み43,978円
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ダウンロード版のソフトだけで遊ぶなら、価格を抑えたデジタル版がお得
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光学ディスクドライブが無いため、スッキリとした外観が魅力。性能は通常版と同じなので、PS4のソフトを持っていない方、PS4ではダウンロード版メインで遊んでいた方におすすめ。
PS5周辺機器|進化した機能に注目
- SONY(ソニー)
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DualSenseワイヤレスコントローラー CFI-ZCT1J
- 税込み7,678円
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手に伝わる新しい感覚がゲームの臨場感を一層高める
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新たな機能、ハプティックフィードバックとアダプティブトリガーでリアルな体験を楽しめます。クリエイトボタンを使えば世界へライブ配信も可能です。
- SONY(ソニー)
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DualSense充電スタンド CFI-ZDS1J
- 税込み3,278円
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ワイヤレスコントローラー2台まで対応
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PS5に接続して充電するのと同じスピードで充電可能。本体にコントローラーを乗せるだけで充電を開始するので手軽です。※コントローラーは含まれません
- SONY(ソニー)
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PULSE 3Dワイヤレスヘッドセット CFI-ZWH1J
- 税込み10,978円
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PS5に合わせてチューニングされたヘッドセットが没入感を高める
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PS5によるプレイヤーを包み込む3Dサウンド向けにチューニングされたヘッドセット。PS5と一体感のあるデザインと快適な使い心地が没入感を高めてくれます。
- SONY(ソニー)
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メディアリモコン CFI-ZMR1J
- 税込み3,137円
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PS5で楽しめるアプリやコンテンツを簡単操作
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NETFLIX、YouTube、Disney+、Spotifyの4つのアプリはPS5が電源OFFでも起動してすぐに視聴できます。メディアの操作も直感的に行えます。
- SONY(ソニー)
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HDカメラ CFI-ZEY1G
- 税込み6,578円
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プレイヤーにスポットを当てた実況配信が高画質でできる
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PS5に搭載された背景除去ツールを使用することで、ゲーム内にプレイヤーの顔を合成したり、グリーンバックを使えばプレイヤーの背景を透過することも可能です。
PS5/PS4 Pro/PS4のスペック比較
PS5とPS4の2モデルとの比較をまとめました。
PS5 | PS4 Pro | PS4 | |
---|---|---|---|
発売日 | 2020年11月12日(予定) | 2016年11月10日 | 2013年11月15日 (国内は2014年2月22日) |
値段 (メーカー希望小売価格) |
デジタル・エディション 39,980円 通常版 49,980円 |
HDD1TBモデル 39,980円 HDD2TBモデル 44,980円 |
HDD500GBモデル 29,980円 HDD1TBモデル 34,980円 |
最大画質 | 8K/4K | 4K | 2K |
CPU | AMD Ryzen「Zen2」8コア/16スレッド 3.5GHz | AMD Jaguar 8コア 2.1GHz | AMD Jaguar 8コア 1.6GHz |
GPU | 10.3 TFLOPS AMD Radeon 2.23GHz | 4.20 TFLOPS AMD Radeon 911MHz | 1.84 TFLOPS AMD Radeon 800MHz |
メモリ | 16GB 448GB/s | 8GB 218GB/s | 8GB 176GB/s |
ストレージ | SSD 825GB | HDD 1TB/2TB | HDD 500GB/1TB |
拡張ストレージ | SSDスロット | 内蔵HDD | 内蔵HDD |
光学ディスクドライブ | Ultra HD Blu-ray(通常版のみ) | Blu-ray | Blu-ray |
音響 | Tempest 3Dオーディオ技術 | 7.1サラウンド | 7.1サラウンド |
対応ゲームソフト | PS5向け/PS4向け(99%) | PS4向け/クラウド上PS Nowで一部旧タイトルがプレイ可 | PS4向け/クラウド上PS Nowで一部旧タイトルがプレイ可 |
まとめ
予定通りであれば11月12日に発売となるPS5。本体も周辺機器も過去のモデルから大きな進化が見られます。9月現在ではAmazonサイトから購入予約ができない状況ではありますが、状況が変わり次第、Moovooでも情報を更新していく予定です。まだ購入を迷っている方や、予約ができずにいる方は、今後の最新情報にぜひ注目してください。
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