〈プロ解説〉テレビ向けサウンドバー、おすすめ17選 安くて良い品や高機能商品
50インチクラスの大型テレビも価格が下がり、気軽に購入できるようになっています。大型テレビなら、映画やドラマなどを迫力のある映像で楽しめますが、サウンドが物足りないと感じる人も多いことでしょう。
テレビのサウンドをパワーアップしたいという人におすすめなのが、サウンドバーです。横長の棒状のスピーカーシステムで、テレビの下に置いて使うように設計されています。場所をとらず、設置も簡単なことが魅力です。この記事では、テレビ向けサウンドバーの選び方やおすすめ商品を紹介します。
目次
まずはプロおすすめ、テレビ向けサウンドバー3選
石井英男さんがおすすめする、テレビ向けサウンドバーを紹介します。
① DENON DHT-S218
原音に忠実な音を楽しめるDolby TrueHDに対応
おすすめポイント
ワンボディ型のサウンドバーで、高さ67mmのスリムなデザインが魅力です。25mmツイーター×2、90×45mm楕円形ミッドレンジ×2、75mmサブウーファー×2の計6スピーカーを内蔵しており、豊かな重低音再生を実現しています。立体音響技術のDolby AtmosとロスレスオーディオフォーマットのDolby TrueHDに対応し、ニュースや映画のセリフなどの人の声を聞き取りやすくする「ダイアログエンハンサー」機能も搭載しています。さらに、eARCやBluetooth 5.3、4Kパススルーにも対応しており、スマートフォンなどの音楽も高音質で楽しめます。気軽にテレビのサウンドを強化したい人におすすめの製品です。
② JBL BAR 500
サブウーファーとあわせて、合計8基のユニット構成
おすすめポイント
2ユニット型のサウンドバーで、250mm径の大型サブウーファーユニットにより、大迫力の重低音再生が可能です。サブウーファーユニットと本体は、Wi-Fiでワイヤレス接続されます。本体に20mm径ツイーター×3と46×90mmドライバー×4を内蔵し、JBL独自のMultiBeam技術により、包み込まれるような立体的な音響を実現します。合計590Wと大出力で、パワフルなサウンドが魅力です。Dolby AtmosやBluetooth 5.0、eARC、4Kパススルーにも対応し、専用アプリ「JBL Oneアプリ」を使ってさまざまなカスタマイズができます。Wi-Fi経由で「AirPlay2」や「Chromecast built-in」などを通したストリーミング再生も可能です。重低音を重視する人におすすめです。
③ SONY HT-S2000
クリアな高音質と力強い音圧を実現
おすすめポイント
ワンボディ型のサウンドバーで、45×82mmのフルレンジユニット×3、45×82mmのウーファー×2を内蔵し、出力合計は250Wになります。eARCやBluetooth 5.2、立体音響技術のDolby AtmosとDTS:Xにも対応していますが、4Kパススルーには非対応です。「Vertical Surround Engine」と「S-Force PROフロントサラウンド」により、テレビ番組などの2chコンテンツも立体音響で楽しめます。専用アプリ「BRAVIA Connect」による操作にも対応するほか、テレビの赤外線リモコンの信号をパススルーする「IRリピーター機能」を備えているので、テレビの前に置いてもリモコン操作がしにくくなることはありません。立体音響を重視する人におすすめです。
▼「HT-S2000」を紹介する公式動画がこちら
テレビ向けサウンドバーの選び方、Q&A
テレビ向けサウンドバーの選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
Q1、まずは何に注目して選ぶべき?
石井 英男さん
テレビ向けサウンドバーはその形状によって、「ワンボディ型」と「2ユニット型」の2種類に大別できます。ワンボディ型は、その名の通り、すべてのスピーカーが棒状のボディに内蔵されているタイプです。それに対し、2ユニット型は、棒状のメインスピーカーと重低音再生用のサブウーファーの2つのユニットから構成されています。
ワンボディ型のメリットは、価格が手頃で、設置もテレビの下に置いたり、壁に掛けたりするだけなので、場所をとらずに利用できることです。その代わり、2ユニット型に比べるとやや重低音の迫力が欠けた音になります。
2ユニット型は、重低音専用のサブウーファーがあるため、しっかりと重低音が響く、迫力のあるサウンドが楽しめます。その分、サブウーファーを設置するためのスペースが必要になり、価格もやや高めになります。
Q2、サウンドバーを設置する際の注意点は?
石井 英男さん
設置スペースに余裕がある場合は、重低音の迫力に優れた2ユニット型、設置スペースが限られている場合は、ワンボディ型がおすすめです。そのうえで基準にすべきは、テレビの横幅です。
長いサウンドバーは、左右のスピーカーがそれだけ離れることになるので、音の立体感、臨場感の点では有利になります。しかし、サウンドバーはテレビの前に置いて使うものなので、テレビの横幅よりサウンドバーが長いと不格好に見えてしまいます。バランスがよく見える、テレビの横幅より短い製品をおすすめします。
32インチクラスのテレビなら長さ70cm程度まで、50インチクラスのテレビなら長さ110cm程度までがおすすめです。
Q3、快適に使うためにおすすめの機能は?
Photo by iStock
石井 英男さん
テレビとの接続方法はHDMIが主流ですが、eARCやARCに対応したHDMI入力を備えた製品なら、テレビのリモコン操作でサウンドバーの音量が調節できるので、より便利です。
また、4Kパススルー機能を備えた製品なら、Blu-rayレコーダーなどを繋ぐ際に、サウンドバーを経由してテレビに接続すれば、Blu-rayレコーダーの画質と音質を損なわずに再生することが可能になります(Blu-rayレコーダーをテレビに直接接続した場合、音声が圧縮されて劣化してしまいます)。
製品によっては、Bluetooth接続に対応したものもあります。スマートフォンからサウンドバーで音楽を再生したいのなら、Blutooth対応製品を選ぶのがよいでしょう。また、Dolby AtmosやDTS:Xといった立体音響技術に対応した製品なら、より立体感にあふれたサウンドを楽しめます。
〈編集部PICK UP〉テレビ向けサウンドバー、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるテレビ向けサウンドバーの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
① ヤマハ SR-C20A
横幅60cmのコンパクトボディ
横幅60cmと比較的コンパクトな商品で、壁掛けも可能。左右・中央・後方から音が鳴っているような感覚をもたらす「バーチャルサラウンド」を搭載。
映画・音楽・TV・ゲームにあわせてチューニングされたサウンドモードを選択可能で、コンテンツに適した音を楽しめます。
② SONY HT-X8500
DTS:Xによる音に包まれるような体験
ソニー独自のバーチャルサラウンド技術により、前後左右だけでなく高さまで体感できる立体音響を実現。
Dolby AtmosやDTS:Xにも対応し、臨場感の高いサウンドを楽しめます。
音量を下げても音質のバランスを崩さない「サウンドオプティマイザー」を搭載し、集合住宅など大音量で視聴できない環境でも、高い音質を楽しめます。
③ SONY HT-G700
ワイヤレス接続対応のサブウーファー付き
立体的で臨場感あるサウンドを楽しむためのサブウーファーをセット。
サブウーファーとサウンドバーはワイヤレス接続に対応し、配線が不要です。
サウンドバーに内蔵されたセンタースピーカーは、セリフや人の声をクリアに出力してくれます。
④ DENON DHT-S517
高品質な音を立体音響で
7基のドライバーを搭載するサウンドバーと、ワイヤレスサブウーファーにより3.1.2chシステムを実現。
メーカーによると、「上から音が降ってくるリアルな3Dサウンド」を体験できるとのこと。
音源に収録された音を可能な限りストレートに再生する「Pureモード」も搭載しています。
⑤ SONOS Sonos Beam(Gen2) BEAM2JP1BLK
シンプルなデザインで高機能
Dolby Atmos対応で、立体感のある音響が特徴。
人の声にあわせてサウンドチューニングされ、ささやき声もクリアに聞き取れます。
専用アプリによるカスタマイズにも対応し、再生や一時停止などはサウンドバー上部に触れることで操作可能です。
テレビリモコンとの同期も可能で、スムーズに操作できます。
⑥ BOSE Smart Soundbar 300
AIアシスタントに対応、声だけでらくらく操作
4基のフルレンジドライバーと1基のツイーターを搭載。パワフルかつクリアで、ゆがみを抑えた低音を実現するQuietPortテクノロジーに対応しています。
AIアシスタント機能により、音声操作に対応。アプリを操作しなくても、ラジオ、プレイリスト、音楽配信サービスに切り替えができます。
⑦ SONY HT-S100F
SONY独自のデジタルアンプで原音を忠実に再現
SONY独自のデジタルアンプ「S-Master」を搭載。本体内での音質劣化を抑えて、高品質な音の再生を可能にしています。
前方のスピーカーでも仮想のサラウンド音場を再現できるため、臨場感あふれる立体的な音響を楽しめます。
Bluetoothに対応し、スマートフォンやPCなどに保存された音楽をワイヤレスで再生可能です。
⑧ BOSE Smart Soundbar 600
Photo by Amazon
繊細な音から大迫力のサウンドまで再現
Amazon Alexaを搭載し、話しかけるだけで天気予報の確認やスマートホームコントロール機能を使えます。
高級感ある外観から出力されるサウンドは高品位。映画やドラマ、ゲームをより高い音質で楽しみたい人にぴったりです。
⑨ BOSE Smart Soundbar 900
部屋に応じて最適化する自動音場補正を搭載
9つのスピーカーだけでなく、2台のアップファイアリング(天井反射)ダイポールスピーカーも搭載。それにより広域をカバーし、スピーカーのないところからも音が聞こえてくるような感覚を再現します。
Amazon AlexaとGoogleアシスタントに対応。音声で操作できます。
⑩ BOSE TV Speaker
控えめなデザインでもサウンドで存在感を発揮
テレビのサウンドに臨場感やクリアさを求める人にぴったり。
低音をしっかり響かせたいときに便利な「BASS」ボタンをリモコンに備えています。
Bluetooth接続に対応し、スマホやPCとペアリングして好きな音楽を高音質で楽しめます。
⑪ JBL BAR 5.0 MultiBeam
2つの技術のハイブリッドで立体的な音響を可能に
部屋全体の壁を利用して音を反射させるJBL独自の「MultiBeam テクノロジー」を搭載。
仮想で高さ方向の空間を再現するDolby Atmosにも対応しています。メーカーによれば、「最高の没入感」を楽しめるとうたっています。
さらに、内部に4基搭載されたパッシブラジエーターにより、サブウーファーを追加しなくても強力な重低音を実現します。
⑫ Denon DHT-S216
音に包み込まれるサラウンドを実現
スリムなデザインと、音に包み込まれるようなバーチャルサラウンドでDTS Virtual:Xに対応。
注目は原音を忠実に再生する「Pureモード」。臨場感のあるサウンドを実現します。
⑬ Panasonic SC-HTB200-K
迫力あるサウンドを楽しみたい人に
厚さ5cmほどのコンパクトなサウンドバー 。パナソニック製液晶テレビ「ビエラ」と組み合わせると、足元にスッキリ収まるサイズです。
小型ながら80Wの出力を実現し、迫力のあるサウンドが魅力。Bluetoothにも対応し、スマホやPCの音源を再生することも可能です。
使い勝手のよさとコンパクトさが特徴のモデルです。
⑭ SONOS Sonos Arc ARCG1JP1BLK
11基のスピーカーで音の広がりを再現
11基の内蔵スピーカーが全方位にサウンドを放出し、メーカーによると「深みのあるサウンドを鮮明に再現している」とのこと。
サウンドエンジニアによる細かい調整がされ、ささやき声やアクションシーンでのセリフも聞き取りやすいのが特徴。
壁や家具からの音の反響を測定し、音を微調整するTrueplayチューニングテクノロジー機能も搭載。音源に忠実な音が楽しめます。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重さ |
サブウーファー |
サラウンドシステム |
機能性 |
接続方式 |
4Kパススルー |
壁掛け |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
【プロおすすめ】DENON DHT-S218 |
原音に忠実な音を楽しめるDolby TrueHDに対応 |
高さ6.7×幅89×奥行12cm |
3.6kg |
× |
7.1ch |
Dolby Atmos・Dolby TrueHDなど |
HDMI(eARC/ARC対応)・Bluetooth・光デジタル |
○ |
○ |
|
【プロおすすめ】JBL BAR 500 |
サブウーファーとあわせて、合計8基のユニット構成 |
高さ5.6×幅101.7×奥行10.35cm |
2.8kg |
○(高さ44.04×幅30.5×奥行30.5cm/10kg) |
5.1ch |
Dolby Atmos |
HDMI(eARC対応)・Bluetooth・USB・Wi-Fi・光デジタル |
○ |
○ |
|
【プロおすすめ】SONY HT-S2000 |
クリアな高音質と力強い音圧を実現 |
高さ6.4×幅80×奥行12.4cm |
3.7kg |
追加可能 |
3.1ch |
Dolby Atmos・DTS:X・Dolby Digital・Dolby Digital plusなど |
HDMI(eARC対応)・Bluetooth・USB・Wi-Fi・光デジタル |
× |
○ |
|
ヤマハ SR-C20A |
横幅60cmのコンパクトボディ |
高さ6.4×幅60×奥行9.4cm |
1.8kg |
× |
5.1ch |
Dolby Digital・PCM・MPEG-2 AAC |
HDMI(ARC対応)・Bluetooth |
記載未確認 |
○ |
|
SONY HT-X8500 |
DTS:Xによる音に包まれるような体験 |
約高さ6.4×幅89×奥行9.6cm |
約5kg(総重量) |
○(約高さ16×幅94.9×奥行17cm) |
2.1ch |
Dolby Digital・Dolby Digital plusなど |
HDMI(eARC/ARC対応)・Bluetooth・光デジタル |
○ |
○ |
|
SONY HT-G700 |
ワイヤレス接続対応のサブウーファー付き |
高さ6.4×幅98.0×奥行10.8cm |
14kg(総重量) |
○(高さ38.7×幅19.2×奥行40.6cm) |
3.1ch |
Dolby Atmos・DTS:X(R) |
HDMI(ARC対応)・Bluetooth |
○ |
○ |
|
DENON DHT-S517 |
高品質な音を立体音響で |
高さ6×幅105×奥行9.5cm |
2.5kg |
○(高さ37×幅17.2×奥行29cm/4.3kg) |
3.1.2ch |
Dolby Atmos・Dolby TrueHDなど |
HDMI(eARC/ARC対応)・Bluetooth・光デジタル・アナログAUX |
○ |
○ |
|
SONOS Sonos Beam(Gen2) BEAM2JP1BLK |
シンプルなデザインで高機能 |
高さ6.9×幅65.1×奥行10cm |
2.8kg |
追加可能 |
記載未確認 |
Dolby Atmos・Dolby Digital・Dolby TrueHDなど |
HDMI(eARC対応)・Wi-Fi |
記載未確認 |
○ |
|
BOSE Smart Soundbar 300 |
AIアシスタントに対応、声だけでらくらく操作 |
高さ5.6×幅69.5×奥行10.3cm |
3.2kg |
記載未確認 |
記載未確認 |
記載未確認 |
HDMI(ARC対応)・Bluetooth・Wi-Fi・光デジタル |
記載未確認 |
○ |
|
SONY HT-S100F |
SONY独自のデジタルアンプで原音を忠実に再現 |
約高さ6.4×幅90×奥行8.8cm |
約2.4kg |
記載未確認 |
2.0ch |
Dolby Digital・Dolby Dual monoなど |
HDMI(ARC対応)・Bluetooth・USB・光デジタル |
記載未確認 |
○ |
|
BOSE Smart Soundbar 600 |
繊細な音から大迫力のサウンドまで再現 |
高さ5.61×幅69.4×奥行10.4cm |
3.13kg |
記載未確認 |
5.1ch |
Dolby Atmos・Dolby Digital・Amazon Alexa搭載 |
HDMI(ARC対応)・Bluetooth・Wi-Fi・光デジタル |
記載未確認 |
○ |
|
BOSE Smart Soundbar 900 |
部屋に応じて最適化する自動音場補正を搭載 |
高さ5.82×幅104.5×奥行10.7cm |
5.75kg |
記載未確認 |
記載未確認 |
Dolby Atmos・Dolby TrueHDなど |
HDMI(ARC対応)・Bluetooth・Wi-Fi・光デジタル |
記載未確認 |
○ |
|
BOSE TV Speaker |
控えめなデザインでもサウンドで存在感を発揮 |
高さ5.6×幅59.4×奥行10.2cm |
2.0kg |
記載未確認 |
記載未確認 |
記載未確認 |
HDMI(ARC対応)・Bluetooth・光デジタル |
記載未確認 |
記載未確認 |
|
JBL BAR 5.0 MultiBeam |
2つの技術のハイブリッドで立体的な音響を可能に |
高さ5.8×幅70.9×奥行10.1cm |
2.8kg |
× |
5ch |
Dolby Atmos・ Dolby TrueHDなど |
HDMI(eARC/ARC対応)・Bluetooth・Wi-Fi |
○ |
○ |
|
Denon DHT-S216 |
音に包み込まれるサラウンドを実現 |
高さ6.6×幅89.0×奥行12.0cm |
3.5kg |
記載未確認 |
2.1ch |
Dolby Didital・DTS Virtual:X |
HDMI(ARC対応)・Bluetooth・光デジタル |
○ |
○ |
|
Panasonic SC-HTB200-K |
迫力あるサウンドを楽しみたい人に |
高さ5.1×幅45.0×奥行13.5cm |
2.1kg |
記載未確認 |
2.1ch |
Dolby Didital |
HDMI(ARC対応)・Bluetooth・光デジタル |
○ |
記載未確認 |
|
SONOS Sonos Arc ARCG1JP1BLK |
11基のスピーカーで音の広がりを再現 |
高さ8.7×幅114.2×奥行11.6cm |
6.25kg |
追加可能 |
記載未確認 |
Dolby Digital、Dolby Digital Plusなど |
HDMI(eARC/ARC対応)・Bluetooth・Wi-Fi |
Apple TV 4Kに対応 |
○ |
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