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オンラインデート? オンライントーク会?コロナで大きく変わる人たち。マッチングアプリ、アイドル活動。 #未来の働き方

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思わぬ形で急速に進んだリモートワーク。bouncyではさまざまな会社に「今」をインタビュー、リモートワークの未来を、視点から全4回に渡って考えていく。

第3回のテーマは「仕事の内容を変えた人たち」

今回取材したのは、気になる異性とレストランデートの予約できる、マッチングアプリのdine。そしてライブ活動、握手会の中止を余儀なくされたアイドル。

まず話を聞いたのは、マッチングアプリdineの代表取締役の上條景介さん。レストランが休業になってしまった時、新しいサービス、オンラインデートを実装。オンラインでレストランデートが出来るような空間を作りあげた。

マッチングアプリdine

ーオンラインデートを実装した背景は?
もともと新型コロナウイルスの感染者が日本でも出ていることは1月や2月ごろから同然認知はしていて、若干の影響があることも確認していました。

ですが、3月の上旬などはレストランでのデート数は減りがなくてむしろ伸びていました。このまま日本も感染者数が少なければ特に影響なく終わると考え、私たちも特に対策などは打っていない状態でした。
ただ、3月25日に小池知事が会見をされて、土日の外出は控えるようメッセージを出したときに私の感覚として「これはやばい!」という風に思いオンラインデート機能の開発をその日の晩に決定したかたちです。

意思決定してもすぐに開発に入れる訳ではないので一応ちゃんとバッファはあるんですけれども、やっぱり3月25日を境にレストランの休業とかも増えてきてレストランデートがちゃんと提供できないことが予測できました。
だから早急な対策が必要だということで4月上旬から開発を始めまして、10日間で開発してリリースしたというのが経緯です。

ー大変だったことは?
もともと私たちは「レストランデート」というリアルな場でのデートを提供することにコミットしているアプリなのですが、そこの世界観を崩さずいかにオンラインに繋げられるかの試行錯誤に苦労しました。

具体的にいうと、他のマッチングアプリではチャット機能にビデオ機能もつけたのみが多いのですが、私たちの場合そもそもメッセージのやりとりをあまりせずにデートをするのがアプリのおおもとのコンセプトでありそこが便益なわけです。
そうなったときにただそこにビデオチャット機能が追加されてもみなさんが使ってくれるかを検討し、そういうわけではないと考えました。
そこで、オンラインデートにおいて単なるオンラインチャットではなく、オンラインレストランという世界観に仕上げて、わざわざレストランの予約をするという風に世界観を統一して仕上げました。

ー反響は?
まだリリースして一週間たったくらいの状況何ですが、毎日かなり多くの人にオンラインレストランを利用してもらっています。
私たちも平均デート時間をログで追っているのですが、かなりの方が私たちが上限として設けている2時間ぎりぎりまでデートしている、というのがデータに出てきています。
おそらくとても楽しんでいただいていると感じています。

ー今後の展望は?
正直このコロナによる自粛期間がどれくらい続くのかに寄ってくる部分もあると思います。
ただものすごく長く、例えば3ヶ月とか、半年、ましてや一年も続くのであればやはりこれまでのようにいきなり会ってデートすることが難しくなると思います。
そうなるとやはり皆さん新しい人に出会えない、恋人を探したくても恋人を探せない。

新しい出会いがないというのは人類にとって損失だと思っていて、そこを何とかするのが私たちマッチングアプリの役目なのではないかと常日頃から感じています。

多分まだオンラインデートってハードル高いと思っている人が多いと思うので、オンラインで話せる自身が多い人も少なくないと思います。そこをクリアして、「とても楽しかった、これ(デート)オフラインでなくオンラインでも人の感情ってわかるよね」っていう風に思っていただけるレベルまで機能開発をできればいいな、と思っています。

ーマッチングアプリの未来は?
今ユーザーのインタビューを通してオンラインデートの感想を聞いているのですが、僕が予想していたものよりも楽しく、かつ打ち解けられるとわかってきています。

特に重要なのは、昼間になんの雰囲気もなしにオンラインデートをしてもただミーティングのようになってしまい、仕事を処理しているみたいな感覚になってしまいます。

だから、例えば平日の夜とか休日の時間にお酒や料理を片手に一時間二時間ラフに飲んでいただくと、オンライン飲み会と同じように実際に時間を共有して一緒に飲んでいるように楽しめる。

例えコロナが空けたとしてもオンラインデートは一定需要出てくると思います。
もっと僕たち事業者が頑張ってオンラインデートの機能自体を進化していくと、一回目のデートは実はオンラインでやった方がよくて、もっと相手のことを知りたいと思った時にオフラインで二回目三回目会うのが一番合理的で時間も奪わないしお互いコンフォタブルな関係になれる........という方法になっていく可能性もあるとここ一週間で強く感じていますね。

アイドルグループ【eN】米倉みゆ

ー自己紹介をお願いします
アイドルグループ【eN】の赤色、担当米倉みゆです。 私たちのグループは都内を中心に月に15本以上ライブをやっているライブアイドルです。

ー自粛要請を受けて、今の活動は?
ライブハウスが使えないため全体的に活動をオンラインに移行しています。
Zoomで、1枠3分間一対一でお客様と顔を見ながらビデオ通話ができるっていうオンライントーク会をやっています。
また、オンラインサイン会という画面の中にアイドルが写っていて、目の前でサインを描いてあげてそのサインをその方に郵送するサービス。それに、顔を見ながらチェキをとってチェキにサインを書いて後日郵送するサービスとかが今主になっていますね。

ーオンライントーク会は1対1?
1対1でお話できるのですが、事務所の方が会議にミュートで入ってくださっていて、「終わり何分前です」というアナウンスを常にしていただいて順次回していただいている感じです。
話の内容は「今日何してたの?」とか日常会話をするのがほとんどですね。あとは早く会いたいとかの話も多いですかね。
私は割とずっと喋っていたりするんですけど、電話越しだとお客様と声が被ったりするじゃないですか。結構三分間の枠でも話しきれなかったりするので長い方だと30分以上枠を買ってもらってゆっくり喋れる時もあります。

ーアイドルの未来どうなる?
考えなきゃいけないんですけど、考えたくない部分もちょっとありますね。(笑)

ライブハウスの独特な一体感が私もすごく好きなので、無観客ライブとかができるようになればまた違うと思うんですけど、ライブハウスのライブを見てるっていうワクワク感や楽しさはライブハウスでないと味わえないんじゃないかなって思います。

今できることっていうのがオンラインとかリモートのイベントになってしまうんですけど、2メートル間隔で並ばなきゃライブ見れないとかなるのかな?とか色々考えますね。

でも、ライブができなくてもオンライントークができていますし、1ヶ月2ヶ月先になるとまた状況も変わっていくと思うのでライブができなくてもファンの方といろんな楽しいイベントができるようになると思っています。

ーコロナが落ち着いたらやりたいことは?
状況は変わってくると思うんですけど、みんなの前でライブができるのが一番ですね。
それこそ夏になったら野外フェスとか大きいイベントもやりたいです。

オンライントークをやっていてよかったことが1つあって、いままで遠方の方とかライブになんらかの事情があって来れない方と顔をみて話せるのがすごい反響をいただいています。
自粛のためにやっているオンライントークをコロナが落ち着いたあともやっていけたらいいなと思っています。

ーbouncy読者にメッセージ
いますごい大変な時期なんですけど、私たちアイドルはいまもこれからもずっと楽しいイベントをたくさんやっていこうと思いますので、毎日笑顔を届けられるよう頑張ります。

みなさんも一緒に頑張りましょう!


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