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スニーカーショップ入口に浮かぶ巨大なナイキのスニーカー。クルクルと回転しながらパーツが集まっていき、最後にはかっこいいスニーカーが出来上がる。
AppleStoreでは巨大なiPhoneがクルクルと空中で回転し、通りかかる人々の視線を集めている。
このようなSF映画のようなユニークな広告を可能としているのは、イギリス・ロンドンに拠点をおく企業「Kino-mo」社の技術である。ハイテクでスマートな視覚技術を開発している彼らが提供する3Dホログラム「Hypervsn」は、各店舗にとって新たなPR手段となりそうだ。
どんなフォーマットにも対応
未来のディスプレイとも言うべき「Hypervsn」は、高解像度の3Dビジュアルを実現し、ワイヤレスでアップロードが可能な3Dホログラムである。まるでその場所に本物があるかのごとくリアルな映像で、音声と組み合わせるとさらにそのリアルさは増していく。
mp4など、様々なフォーマットに対応している「Hypervsn」は、自分たちで作成した映像を自由に投影することが可能。ソフトウエアにより、好きなコンテンツをWi-Fi経由でアップロードすることができるのだ。スマホで撮影した動画だって問題なく投影可能である。
集客や販売促進のため、各ショップはカラフルなPOPや巨大ポスターなどによる店内のディスプレイで、とにかく人々の興味を引こうと絶えず努力がなされている。そこで登場する「Hypervsn」は、そのインパクトの強さと汎用性の高さで、今までにない効果が期待できそうである。
専用眼鏡など不要で、角度依存なし
通行人の視線を釘づけにする「Hypervsn」は、一体どのような仕組みで成り立っているのだろうか。
その仕組みとは、LEDを搭載したプロペラを高速回転させることで3D映像が空中に浮いて見える仕組み。その姿は一見すると扇風機のようにもみえる。そして3Dにつきものの専用メガネなど特別な装置は不要。裸眼でどの角度からでも安定のクオリティで映像を楽しむことができるため、より多くの人々の興味を集めることが可能となっている。
複数の「Hypervsn」を連動して用いることにより、空間に巨大な3Dホログラムを展開させることも可能となっている。また別の場所にそれぞれ設置した複数の「Hypervsn」を、ワンクリックで投影する映像を変更することもできるので、チェーン店などでの使用においても便利だろう。
見本市で話題を集める
毎年アメリカ・ラスベガスで開催されている世界の見本市CES(Consumer Electronics Show)。「Kino-mo」社は、昨年に引き続き「Hypervsn」を同社ブースにおいて紹介し、話題を呼んだ。訪問者の多くが、スマホで前で展開される3Dホログラムを撮影し、スタッフに質問をしようと詰めかけている様子が同社のFacebookに投稿されている。
さらに同じくラスベガスで開催される世界最大の放送機器展覧会NAB Showなどでも、この技術は披露され、メディアやブースを訪問した人々の注目を大きく集めたとのこと。
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すでにインテルやサムスンなどが取り入れている「Hypervsn」。今後より多くの企業がPRのために採用することが予想される。街中で空中に3Dディスプレイを見かける日はそう遠くないだろう。
Courtesy of Kino-mo