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最近は自動で移動する掃除ロボットなども一般的となり、ロボットと空間を共有することが普通の光景になりつつある。そんな中、カリフォルニア州をベースとするSavioke社が開発した「Relay」は、職場やホテル、それに工場内を自動で移動しながら荷物を運搬できるお使いロボットだ。
幅広い現場で活躍できるロボット
例えばホテルでルームサービスを頼むと、通常は従業員がわざわざ部屋まで運んできてくれる。しかし、そのようなサービスにはコストも時間もかかるのが問題だ。一方「Relay」は、本体上部に食品や日用品などを収納し、指定した部屋へと荷物を無人で届けることができる。さらに、自らエレベーターの操作もできるというのだから驚きだ。移動時には人にぶつからないように、衝突防止機能を利用している。
さらに、工場内でのロジスティクスの改善にも「Relay」は役立つ。組立現場などで部品を預かり、別の場所に移動して届けることが可能だ。「Relay」は狭い場所などを自力で走行ができるので、現場の生産性をより向上させることができる。
誰でも使いやすい設計思想
「Relay」は本体上部にタッチスクリーンを搭載しており、誰でも簡単に行き先の指定ができる。また移動先はパソコンから指示することも可能だ。蓋をロックして内部の荷物を守るなど、セキュリティ性も高い。さらにバッテリー容量が減ると、自力で充電することができる。
開発したSavioke社は、人と一緒に活動できる、安全かつセキュアで信頼性のあるサービスロボットを開発し展開することで、人々の暮らしを改善したいと表明している。「Relay」の衝突防止機能からも、その設計思想は見て取れるだろう。
すでに複数企業に導入ずみ
「Relay」は業務向けの製品だが、公式サイトによれば「FedEx」などの大手物流業者、それに複数のホテルにも導入済みだという。もしかしたら、あなたが海外で滞在するホテルでも、このお使いロボットを目にする機会があるかもしれない。
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ロボットが職場や施設を駆け回り、人のために役立つ。「Relay」は、そんな未来がもうすぐそこまで迫っているような気がしてくる。
Savioke