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Microsoftの「HoloLens」は、空中にホログラムのように3Dオブジェクトや画面を浮かべて操作できるMRヘッドセット。そんなHoloLensの機能を拡張し、机や壁などの表面をタッチパネル化するシステム「MRTouch」を、カーネギーメロン大学のRobert Xiao博士が開発した。
追加のハードウェアは不要
HoloLensは空中で操作する性質上、「タップ=指でピンチ」という風に、これまでのタッチデバイスとは異なる操作性を持っている。「MRTouch」はスマホと同様のインターフェースのタッチパネルを机に反映するため、操作に戸惑うことはないだろう。
「MRTouch」の最大の特長は、ハンドコントローラーなどの追加ハードウェアはもちろん、ソフトウェアのキャリブレーションまで不要ということだ。もともとHoloLensに内蔵されている赤外線カメラと深度カメラで、手や指の動きを追跡することで実現しているという。
ブラウジングから3Dオブジェクトの操作まで
「MRTouch」はまだ開発段階のシステムだが、すでに机や壁にスマホライクなタッチパネルを出しての操作や、3Dオブジェクトの操作を行う動画も公開されている。インストールするだけでHoloLensの操作性をそのままに拡張できるため、幅広い使用用途が想定できるアイデアとなっている。
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タッチパネルを投影するわけではないため、周りから見ると一心不乱に机をなぞっている人に見えるかもしれない。実用化すればカフェで何もない場所を触り続ける人が増えてしまうかも?
Robert Xiao