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10月16日、国内最大級のエレクトロニクス関連の見本市「CEATEC 2018」がはじまりました。NTTグループのブースでは、ARディスプレイやものすごいスピードで作業を進める工業ロボットを展示しています。
透明ディスプレイ搭載「おもてなし」デバイス
NTTのサービスエボリューション研究所では、透明ディスプレイを使った「おもてなし」デバイスを展示。ブース内の案内などのソリューションを紹介していました。
「CUzo」を名付けられたこのデバイスは、カメラと透過型のディスプレイを搭載しています。ブースではカメラをかざして、各展示の情報が表示されるデモを行っていました。
また、翻訳機能を備え、たとえば英語で質問すると、対面する相手側のディスプレイには、対訳が表示されるデモも実施。NTTでは「CUzo」を2020年頃の未来を見据えたものとして展示しています。
たとえば、オリンピックでの情報案内デバイスや、美術館や博物館などでのガイドに利用するなどを想定しています。こうしたものがARディスプレイのように現実を拡張するものになるとかなり未来感ありそう。
ブロックをより分けまた崩す、けなげなロボット
ファナック製のこの工場用マシンは、画像を解析して瞬時に小さなブロックを素早く整理整頓。整理整頓が済めば、今度はそれを素早くばらすことを繰り返していました。
三途の川で石を積み上げてはまた崩される、そんな無限地獄のような作業ですが、ロボットはめげずにけなげにこなしています。NTTコミュニケーションズでは、こうした作業ロボットのエラーを一元管理できるツールを提供。
工場内でさまざまな作業をこなすロボットのデータを変換し、1つのサーバー上で可視化。複数の異なる作業マシンも一元管理できます。もしかすると未来の工場は、誰も人のない場所で黙々と作業するロボットがいるだけになるのかもしれません。
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NTTでは「デジタルトランスフォーメーション」(DX)をテーマに、今回の各展示を行っています。DXとは、デジタルによって変革がもたらされ、よりよい未来がやってくる。そんな広い意味を指す言葉です。
CEATECのNTTブースは、テクノロジーで未来を切り拓いていく、NTTのそんなメッセージが伝わるブースとなっていました。あと数年で実用化されるなんて、ワクワクしますね。