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尿でわかる腎臓のSOS、蛋白尿【現役ドクターの動画処方箋】

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「知っておくと得する医療や医学の知識」について現役医師がリレーでわかりやすく楽しく解説する動画コラム「現役ドクターの動画処方箋」−−−今回は腎臓内科医からの、腎臓のSOSを表す蛋白尿についての動画処方箋です。

みなさん、腎臓って聞いたことありますか? 馴染みのない方も多いかもしれません。でも、誰もが持っている大切な臓器なんです。

腎臓は沈黙の臓器


なぜ腎臓はあまり馴染みがないのでしょうか? それは、働きが落ちてきても症状が出にくいからです。

腎臓の働きが落ちている慢性腎臓病の方は、日本国内に1,330万人(成人の約8人に1人!)いるとされており、決して他人事ではありません。腎臓の働きが落ちてくると、体のゴミや水を外に出すことができなくなり、最終的には自分の腎臓の代わりをする透析という加療が必要になります。

腎臓のSOSの一つは蛋白尿


症状が出にくい腎臓ですが、SOSを出していることがあるって知っていますか?
それが、蛋白尿です。


蛋白尿とは、血液から漏れてしまった蛋白質を含む尿のことです。これは目で見てわかることがあります。きめ細かい泡がずっと消えない尿が続くようでしたら、腎臓がSOSを出している可能性があるので、病院で尿検査を受けてくださいね。

また、健康診断の尿検査の蛋白の欄も確認してみてください。結果が+以上の方は、腎臓の働きが落ちている可能性や、今後悪化する可能性があります。一度、病院で見てもらいましょう。

Dr. おかめの腎のおはなし


今回は、尿は腎臓のSOSに気づく大切な指標、というおはなしをしました。

もっと腎臓のことが知りたい方は、ぜひYouTube「Dr. おかめの腎のおはなし」をチェックしてみてくださいね!


参考文献:CKD診療ガイド2012


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