日本酒【写楽】とは?4度の金賞受賞を果たしたお酒の魅力を紹介
その美味しさと名前の覚えやすさで、日本酒をそこまでたしなまない人でも知っている日本酒として【写楽】を挙げることができます。
福島県で作られている日本酒の代表格であり、何度も日本酒関連のコンテストで金賞を受賞した実績もある銘柄。その美味しさや洗練された味わいの秘密はどこにあるかと不思議になってきますね。
そこで今回は、数ある日本酒の中でも【写楽】に関してスポットを当ててみましょう。美味しさの秘密はもちろん、ちょっとした豆知識やおすすめ銘柄に関してまで紹介していきます。
日本酒初心者さんはもちろん、何度も舌鼓を打ったことがある玄人さんも、今一度写楽の魅力を再確認してくださいね。
▲日本酒好きになって15年、好きが高じて全国の酒蔵訪問旅行を趣味にしているフリーライター。美味しい、珍しい日本酒の紹介・楽しい飲み方を提案していければと思います。
日本酒「写楽」とは?
まずは日本酒【写楽】とはいったいどんな日本酒なのか?といった基本的な知識について確認していきましょう。
福島は会津の宮泉銘醸が作り出した日本酒
上記でも軽く触れましたが、日本酒写楽は福島県は会津の「宮泉銘醸」が作り出した日本酒の銘柄の一つ。
写楽の一番の特徴は、酒米を育てるところからこだわりぬかれた「純米造り」を挙げることができるでしょう。雪深く寒さが厳しい会津地方は、清澄な雪解け水、そして同時に湧き水に恵まれていることもあり、日本でも有数の名水の地として有名です。
この豊富できれいな水を使って作られた酒米は、お酒造りに適した優良な酒米にもなってくれます。水がおいしく米どころであること、これは美味しい日本酒を作る場所としても非常に有利な立地。
作られている酒米はもちろん1種類だけではなく、銘柄によってさまざまな酒米を選択できるよう、専属の農家と契約している点もこだわりの一つといえますね。また福島県外部の酒米も使えるよう、様々なアンテナも張っていますよ。
実はリニューアルされた日本酒?
写楽の醸造元は宮泉銘醸だと紹介しましたが、実はもともとの醸造元は同じ会津市内にあった「東山酒造」が作っていたものです。
しかしあるとき東山酒造は廃業を選択することに。この時に東山酒造から引き継いだ日本酒が写楽なのです。ちなみに宮泉銘醸が写楽を販売開始した時期は平成20年。わずか10年程度の期間で、幻と呼ばれる日本酒になったと考えれば、その美味しさがよくわかるようですね。
人気銘柄は「純愛仕込み」
日本酒を飲んだことがなかった人が飲んだ際に「日本酒ってこんなにおいしいお酒なんだ…」と思ってほしい。そんな考え方から作られている日本酒写楽ですが、中でも人気となっていなるのが「純愛仕込み」になります。
日本酒につけられる名前としては、中々に意外な気もするフレーズですが、この名前には宮泉銘醸の杜氏たちが持つ、日本酒造りへの並々ならぬこだわりがあるからこそでしょうか?公式HPにはこの純愛仕込みを表すような言葉が紡がれています。
愛を込めて酒造りを行う。米を愛し、酒を愛し、人を愛する。皆様に愛される酒を目指します。
日本酒に対するこだわりだけではなく、お酒にかかわるすべてを慈しむような優しい言葉ですね。
写楽の中でもおすすめの銘柄を紹介
では実際に写楽にはどんな種類、銘柄が用意されているのでしょうか?こちらでは私個人の独断と偏見による、おすすめ銘柄を紹介していきます。
- 宮泉銘醸
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特撰写楽 純米吟醸 1800ml
- 税込み4,980円
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写楽シリーズの中で年中購入できる通年商品
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抑えめの香りかと思いきや、口に含むとフルーティで甘やかな香りが立ち上がります。口いっぱいに香りと美味しさを感じられる日本酒だといえるでしょう。
写楽の日本酒を飲もうとするなら、まずは飲んでほしい基本的な1本といえるでしょうか。フルーティな甘みがありますが、純米酒よりもすっきりとしているので初心者さんにピッタリな日本酒ともいえますね。
日本酒にはしっかりとした旨みが必要、そう考える方におすすめになる1本でしょうか。無濾過生原酒特有のどっしりとした旨みがありながらも、しつこく感じさせない美味しさはさすが写楽!とひざを打ちたくなりますよ。
おりを絡めた薄にごりの写楽ですね。薄にごり特有のほのかな甘さと、一番搾りならではのフレッシュさや酸味が後を引く美味しさを演出してくれます。華やかに立ち上る含み香も楽しめるので初心者さんから玄人さんまで楽しめる1本です。
酒米が柔らかく溶けやすいという特徴を持っていることから、濃厚で芳醇なお酒を造る際に好まれる雄町。この酒米を使った写楽は、軽やかさよりもまったりとした旨みを強く感じる点が特徴といえるでしょう。ただ吟醸酒でもあるので、くどくない点が飲みやすさの秘訣でしょうか。
柔らかな旨みに控え目な吟醸香、後引く酸味がついついもう一杯という気分にさせる1本です。味と香りのバランスが良いので、万人受けしやすい日本酒ともいえますね。こちらも火入れは1回だけなのでフルーティな美味しさも十分に残っていますよ。
手に入りづらい?どこで購入すればよいの?
上記までで通販での購入を見てきました。しかし、もっと手軽に手に入れる方法はないのかと気にもなりますよね。そこでここからは、通販以外の入手方法について見ていきましょう。
取扱店で購入したい場合
通販以外の入手方法といえば、やはり宮泉銘醸と契約している特約店での購入が一番確実でしょう。しかし、身近な場所で特約店があるのか?といった疑問もありますよね。
そこで手っ取り早い方法が、宮泉銘醸に直接問い合わせることです!酒蔵では写楽の販売をしていませんが、正規取り扱い店の紹介をしてくれるのだそう。
なので近場にお店がないから電話で問い合わせてみるのが楽ちんですね。ただ取扱店自体の紹介はしてくれますが、実際に店舗に在庫が残っているのかはわからないので、こちらも別途店舗に問い合わせてみる方が無難ですよ。
まとめ
今回は数ある日本州の一つ「写楽」に関して紹介してきました。日本酒を飲んだことがない方でも美味しいといわせたい…!この心意気や拘りを感じると、ぜひとも飲んでみたい!と多くの方が感じるのではないでしょうか?
実際に初めて写楽を飲んだ時は「こんなに飲みやすいお酒があるのか…!」とびっくりしたものです。もちろん人によって好みがあるので、もっと日本酒らしいお酒の方がよいなんて方もいるでしょう。
しかし、幻と呼ばれるほどおいしい日本酒であることは事実なので、是非一度はチャレンジしてみてくださいね。お気に入りが見つかればうれしいです。
※価格はいずれもAmazonの2020年2月時点のものです。
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