カーテンの裾上げ、自分で行う7つの方法とおすすめテープ・接着剤10選を紹介
カーテンが長過ぎる場合は、裾上げが必要です。難しく思われやすい裾上げですが、便利なアイテムを用いることで、自分でも行うことができます。
この記事では、カーテンを自分で裾上げする7つの方法と、裾上げに役立つ便利なアイテム10選を紹介します。
また、それぞれの方法を「見た目」「費用」「耐水性」「強度」「手軽さ」といった5つのポイントに着目して評価しています。自分にあったやり方を見つける参考にしてください。
カーテンの裾上げ前に、3つの準備
カーテンの裾上げ前に、行う準備が3つあります。
① カーテンの長さを決める
カーテンには、使用する場所に合った適切な長さがあります。まずは、カーテンレールの両端にある固定ランナー(丸いリング)の穴から、床までの長さを測りましょう。
「ドレープカーテン」の場合
ヒダを持つ厚手のドレープカーテンの場合、人が出入りするための「掃き出し窓」には床からマイナス1cm、「腰窓」には窓の下枠からプラス15cm程度を目安にしましょう。
「レースカーテン」の場合
薄手の生地で作られたレースカーテンの場合、「掃き出し窓」には床からマイナス2cm、「腰窓」には窓の下枠からプラス14cm程度を目安にしましょう。
▼ カーテンサイズについて、こちらの記事でも詳しく解説しています。
② カーテンにアイロンがけ
次に、カーテンにアイロンをかけましょう。シワやヨレによって想定した仕上がりと違ってしまう場合があります。また、まっすぐにカットしにくくなり不便です。
※アイロンの適切な温度は生地によって異なるため、商品表示を確認しましょう。
③ カーテンの「縫い代幅」を決め、カットする
カーテンは、「縫い代幅」をプラスした長さで裁断を行います。縫い代幅とはカーテンを折り返した部分を指し、10cm程度の幅が一般的です。
縫い代の幅があることで、カーテン生地が重みで安定しやすく、裾上げした部分はヨレにくくなります。
カーテンを裾上げする7通りの方法
自分でカーテンを裾上げする7通りの方法を紹介します。筆者による「見た目・手軽さ・強度・費用・耐水性」の評価も参考にしてみてください。
① カーテン用の「裾上げテープ」を使用する方法
※筆者の評価
自分で行うカーテンの裾上げ方法のなかで、もっともメジャーといえるのが裾上げテープを使用するやり方です。仕上がり・料金・簡単さの点で優れ、初めての人も挑戦しやすい方法といえます。
きれいに仕上げるポイントは、「まっすぐ折り返す」ことと「テープをカットした部分にできるだけぴったり沿って貼る」ことの2点。最後に、ほつれた糸をカットすることを忘れずに行いましょう。
② カーテン用の「布用裾上げテープ」を使用する方法
筆者撮影
筆者の評価
布用裾上げテープを使用して裾上げを行う手順について、ハギレ布を使った様子とあわせて紹介します。
1:カーテンを裾上げしたい長さを決めて折り返し、アイロンで折り目をつける
2:裾上げテープを折り返した箇所に貼り、長さをあわせてカットする
3:あて布をして、アイロンのスチームモードでゆっくり接着させる
今回使用した製品は、全国に展開する100円ショップ「ダイソー」の商品です。貼って出来上がりではなく、アイロンがけが必要な衣類用裾上げテープを使っています。
こちらの商品は先述したカーテン用テープと違い、両面テープにはなっていません。
筆者撮影
写真の通り、ウラからはテープが貼ってある状態が見えます。厚いカーテン生地に使用する場合、耐久性や持ちについて、やや不安の残る印象です。
筆者撮影
作業完了後にオモテ面を見た限りでは、自然に仕上がっている印象です。
③「安全ピン」を使用する方法
筆者撮影(ダイソー商品)
筆者の評価
もっとも簡易的といえる方法です。こちらも商品を使用して裾上げを行う手順について、ハギレ布を使って紹介します。
1:カーテンを裾上げしたい長さを決めて折り返し、アイロンで折り目をつける
2:折り返したカーテンを固定するため、安全ピンでとめる
筆者撮影
3:安全ピンで折り返しが固定されていれば完成
筆者撮影
こちらの方法は、オモテ側から安全ピンの一部が見えてしまうため、気になる方にはおすすめできません。
また、折り返しは接着されていないので、折り返しにすき間ができます。一時的な応急処置といえるでしょう。
③「布用両面テープ」を使用する方法
筆者の評価
アイロンがけの手間を省きたい方には、布用両面テープを使用する方法があります。折り返しが固定されるように接着したら完了です。しっかりと接着させるなら、仕上げにアイロンを10~20秒あてるのがおすすめです。
水に強く洗濯もできるタイプは、見た目にもきれいに仕上がりやすく人気です。
⑤「布用ボンド」を使用する方法
筆者撮影(商品は裁ほう上手)
筆者の評価
布用ボンドを使用して裾上げを行う手順について、ハギレ布を使って紹介します。
1:カーテンを裾上げしたい長さを決めて折り返し、アイロンで折り目をつける
2:折り返した箇所を開き、接着させる面に布用ボンドを塗る
3:再度折り返し、全体がしっかりと接着するようにして完成
布用ボンドや接着剤は、手軽にできる点から、裾上げ方法の中でも人気です。今回はコニシ株式会社から発売している「裁ほう上手」という布用透明ボンドを使いました。
ボンドを広く塗るには、ヘラなどがあると便利です。
ムラなくボンドを広げることでヨレなどが起きにくく、きれいに仕上がります。耐水性のある布用ボンドなら、洗濯できるのもうれしいポイントです。
⑥「手縫い」によるカーテンの裾上げ方法
Photo by iStock
筆者の評価
手縫いをする場合、できる限り均等な幅で布をすくい、まっすぐ縫うのがきれいに仕上げるポイントです。縫い糸は生地に近い色を選びましょう。
⑦「ミシン」を使用する方法
Photo by iStock
筆者の評価
長持ちしやすいカーテンの裾上げとしては、ミシンを使う方法があります。ミシンを使い慣れている方であっても、カーテンの生地が厚いとまっすぐに縫いにくいことがあるので注意しましょう。
カーテンの裾上げグッズ、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるカーテンの裾上げグッズの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの商品を紹介します。
紹介した人気商品の一覧
外観 |
商品名 |
特長 |
種類 |
サイズ |
対応生地 |
接着方法 |
---|---|---|---|---|---|---|
クロバー(Clover) 布用強力ボンド 貼り仕事 58-444 |
カーテンに塗りやすい、ソフトなハケ型ヘッド |
布用ボンド |
内容量40g |
普通地~厚地(ナイロン、シルク、防水・撥水生地は不可) |
自然乾燥またはアイロン接着 |
|
カワグチ(Kawaguchi) 布専用接着剤 普通地~厚地用 93-067 |
幅広いシーンに対応した布専用の接着剤 |
布用ボンド |
内容量40g |
普通地~厚地(革、合成皮革、防水・撥水生地は不可) |
自然乾燥またはアイロン接着 |
|
キャプテン(CAPTAIN88) カーテンすそ直しテープ CP68 |
カーテンの裾上げにぴったりな幅広タイプ |
カーテン用裾上げテープ |
幅45mm×2m巻 |
普通地(低温アイロン表示のある生地は不可) |
アイロン接着 |
|
アメージングクラフト カーテン用すそ上げテープ |
アイロンをかけるだけで簡単に裾上げできる |
カーテン用裾上げテープ |
幅45mm×2m巻 |
普通地(ナイロン、シルク、コーティング加工生地などは不可) |
アイロン接着 |
|
キャプテン(CAPTAIN) 厚地用カーテンすそ直しテープ CP227 |
厚地のカーテンに対応した強い接着力 |
カーテン用裾上げテープ |
幅28mm×3.5m巻 |
普通地~厚地(低温アイロン表示のある生地は不可) |
アイロン接着 |
|
清和産業 布につかえる強力両面テープ |
カーテンの裾上げに便利な広幅タイプ |
布用両面テープ |
幅40mm×14m巻 |
綿、ポリエステル、ウール、ナイロンなど(シリコン・フッ素加工面、麻、網などは不可) |
圧着またはアイロン接着 |
|
カワグチ(Kawaguchi) 水に強い布用両面テープ 94-015 |
薄さ0.13mm、長さ20mのたっぷり容量 |
布用両面テープ |
幅15mm×20m巻 |
布、皮、合皮、紙など(防水・撥水生地、凹凸面、厚物などは不可) |
圧着またはアイロン接着 |
|
スリーエム(3M) スコッチ 布用両面テープ 強力薄手 KFB-10 |
目立ちにくい薄いテープで簡単接着 |
布用両面テープ |
幅10mm×6m巻き |
布、ナイロン、紙、木など(防水・撥水生地は不可) |
圧着 |
|
Leonis(レオニス) すそ上げテープ 白 78001 |
洗濯やドライクリーニングに強い織布テープ |
布用裾上げテープ |
幅25mm×10m巻 |
記載未確認 |
アイロン接着 |
|
八商商事 男のハガレンダー ロングタイプ |
アイロンで繰り返し接着できる強力テープ |
布用裾上げテープ |
幅30mm×10m巻き |
記載未確認 |
アイロン接着 |
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