おしゃれな弁当箱の選び方 曲げわっぱやアルミなど素材別の特徴やおすすめも紹介
おしゃれな弁当箱が一つあると、毎日のランチタイムを楽しくしてくれます。最近は節約志向の高まりから、弁当を持ち歩く方が増えましたよね。
この記事では、人気の『曲げわっぱ弁当箱』の特徴や取り扱い方法のほか、スリムタイプやレンジ対応などおすすめ弁当箱をご紹介しています。
目次
おしゃれな弁当箱選びの4つのポイント
今や世界的にも注目されつつある日本の弁当箱。ヨーロッパを中心に「BENTO」の言葉が広がり、弁当箱専門店が話題になっているといいます。
日本でも数年前からのお弁当ブームの影響で、ショップや通販に並ぶ弁当箱の種類は格段に増えました。弁当箱の種類が多過ぎて悩んだときは、以下の4つのポイントをチェックするのがおすすめです。
①使う人やシーンから、弁当箱のサイズと容量を選ぶ
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1つ目のポイントは、弁当箱のサイズや容量です。「持ち主が食べきれる量が入る」ことが前提ですが、使うシーンなども考慮すると良いでしょう。
例えば運動会や遠足など行事に持っていくなら、みんなで分け合って楽しめるようにいつもよりも少し大きめの弁当箱にすると良いかもしれません。ピクニックなどの行楽用には、おにぎりやサンドイッチなどワンハンドメニュー専用の弁当箱や使い捨てのものがあっても便利ですね。
また、キッズ用弁当箱の大きさで悩んだときは、今後食べる量が増えることを考えて少し大きめを選ぶのがおすすめです。
②メニューや詰める手間から、弁当箱の段数と形状を選ぶ
2つ目のポイントは弁当箱の段数と形状です。2段式の弁当箱はご飯とおかずをきっちり分けて食べたい方に向いています。サラダやデザートなど、おかずと一緒に入れたくないものを持っていくときにも便利ですね。
しかし、お弁当を詰める手間・洗う手間を考えると、2段よりも1段の方が楽でおすすめ。2段あると一定量のおかずがないとバランスよく詰められないこともあり、準備を負担に感じたり、丼メニューに対応しにくいケースが考えられます
また、持ち歩きやすいものを探しているなら、スリムタイプや軽量タイプが便利でしょう。
さらに「見た目より量重視」という場合には、丸よりも四角の弁当箱がおすすめ。最近多いおしゃれな円形や楕円形の弁当箱は、四角に比べると詰められるおかずの量が少なくなるためです。
③見た目と耐久性から、弁当箱の素材を選ぶ
3つ目のポイントは、弁当箱の素材です。子どものころの弁当箱といえばアルミ製やプラスチック(ポリプロピレン)製が主でしたが、今は様々な素材が使われたおしゃれな弁当箱がたくさんあります。
写真映えするおしゃれな弁当箱といえば、秋田県の伝統工芸品『曲げわっぱ』を使った弁当箱が代表格でしょう。詳しくは後述していますが、見た目におしゃれなだけじゃなく機能性にも優れた高級弁当箱です。
同じ木製の弁当箱では、杉のブロック材をくり抜いて作る『くりぬき』も人気。曲げわっぱと比較するとお手入れの手間が少なく、見た目もおしゃれです。
バリエーションが多く、気に入ったものを見つけやすいのがプラスチック(ポリプロピレン)製。シンプルなものから個性的でおしゃれなものまで色々販売されています。価格が安いのはメリットですが、油や臭いがつきやすく、定期的に買い替えが必要になるのがネックです。
軽量で熱伝導率が高いアルミ製は、子どもの通園用弁当箱に適しています。幼稚園によってはお弁当を保温器に入れるため、アルミの弁当箱が指定されているところもあるのではないでしょうか。レトロでおしゃれと人気も再燃傾向で、雑菌が繁殖しにくく油汚れも落ちやすい優秀な弁当箱です。
シンプルイズベストなステンレス製弁当箱も、根強い人気。とにかく耐久性が高く、少し落としたぐらいではびくともしません。アルミ同様に油汚れや臭いがつきにくく衛生的で、長く使い続けることができるでしょう。無骨な見た目は男性やアウトドア好きから支持されています。
その他にも、ホーロー製、竹製、シリコン製、使い捨てできるクラフトペーパー(紙)製など。それぞれに特徴があり、特に耐久性(汚れ落ち含む)や見た目が大きく異なります。自分の好みとライフスタイルに合ったものを選んでみてくださいね。
④お弁当を食べる環境から、レンジ対応や保温機能付きなどで選ぶ
4つ目のポイントは、弁当箱の機能です。電子レンジがある職場で加熱して食べたい場合は、弁当箱がレンジ加熱に対応しているかどうか必ずチェックしておきましょう。アルミ・ステンレス・木製の弁当箱は電子レンジを使用することができません。
電子レンジは使わないけれど、温かいお弁当が食べたいという方には、保温機能がついた弁当箱がおすすめ。ご飯が固くなってしまったり、おかずが乾燥してしまうのを避けたいという方は、天然の湿度調整機能がある木製の弁当箱が良いでしょう。
食べ終えた後に小さくしまえる折りたたみ式や、箸一体型のタイプは荷物を少なくしたい方に便利ですし、朝時間が無い方にはレンジ加熱でご飯を炊くことができる機能付きの弁当箱などもあります。
見た目や素材だけじゃなく機能もバラエティに富んでいるので、ランチタイムの環境やどんな状態のお弁当が食べたいかなどを考慮して選ぶと良いですね。
人気の『曲げわっぱ』、特徴や取り扱い方法まとめ
おしゃれな弁当箱といえば、まず名前が挙がる『曲げわっぱ』。写真映えも良く、日本の伝統美を感じさせる曲げわっぱ弁当箱は、男女問わず広く支持を集めています。
そんな人気の曲げわっぱの弁当箱について、特徴や取り扱いの注意点などを徹底調査しました!
曲げわっぱとは
曲げわっぱとは、杉やヒノキを使って作られている曲物製品のこと。各地の特産品として注目を浴びていますが、特に秋田県大館市の秋田杉が使われた大館曲げわっぱは有名で、千年以上も昔から営まれていた技術は1980年に国の伝統工芸品に認定されました。
薄い杉の板に曲げ加工を施した後、桜の皮で留め、隙間なく底面をはめ込み、丁寧に磨きながら完成させていくという、非常に手間のかかる作業を職人さんが一つひとつ手作業で行っています。
曲げわっぱの弁当箱は、伝統技術と木のぬくもりを感じる美しい工芸品として評価される一方で実用性も高く、近年の「丁寧な暮らし」を好む若い方からも人気が集まっているんです。
曲げわっぱは何が良いの?
曲げわっぱの一番の良さは、なんといっても「ご飯の自然な美味しさを保てる」こと!
通気性が良く、ご飯の余分な水分だけを吸い取り、内側の湿度を適度に保ってくれる働きがあります。これにより、ご飯がベチャベチャしたりパサパサしたりすることなく、ふっくら美味しいまま食べることができるんです。
また、杉の白木が使われたものや漆塗装のものには天然の殺菌作用があり、夏場でも食べ物が腐りにくいという効果もあります。薄く削いだ木を曲げて作られているためとても軽く、持ち運びに適しているのもポイント。
冷蔵庫に直接入れるのは弁当箱がいたむ原因になるのであまりおすすめできませんが、保冷剤+保冷バッグを併用して持ち歩くのは問題ありません。保冷剤の水滴で曲げわっぱが濡れてしまわないように、ハンカチなどで包んでおくと良いでしょう。
天然の木目に味がある見た目で、料理や盛り付けのテクニックに自信がなくても見栄えが良く、おしゃれなお弁当に仕上がるのも嬉しいですね。
曲げわっぱの取り扱いは難しい?
曲げわっぱは素敵だけど、扱いにくいし、お手入れが面倒だと思っている方も多いでしょう。確かにプラスチックやステンレスと比べると注意点は多いですが、慣れてしまえばそんなに難しいことはありません。
一番のポイントは洗った後に水気を残さずしっかり乾燥させることですが、コーティング塗装の有無によっても特徴や洗い方が少し異なります。以下3種類の違いを紹介します。
ウレタン塗装の曲げわっぱ
白木の上にウレタン樹脂で層を作った曲げわっぱの弁当箱です。
漆塗装の曲げわっぱ
白木の曲げわっぱを漆で塗装した弁当箱です。
白木(塗装無し)の曲げわっぱ
杉板で形を作ったあと、何も塗装しない状態の弁当箱です。
ウレタン塗装や漆塗装のものであれば、そこまで神経質にならず使うことができます。
また、天然木なので長時間水に漬けたり、普段から湿度・温度の高い場所に保管しないようにするのも大切です。電子レンジや食洗機などは、基本的には3種類どの曲げわっぱ弁当箱でもNGとなっているので注意しましょう。
曲げわっぱ弁当箱はこんな人におすすめ
曲げわっぱの弁当箱は、ご飯の自然な美味しさを味わいたい方、白米にこだわりのある方にはぜひおすすめしたいです。前述のように、曲げわっぱの最大の特徴が「時間が経ってもご飯が美味しく食べられる」ことだからです。
弁当箱としては価格が高いのがネックではありますが、その分品質は確かですし、大切に扱えば長く使い続けられます。高くても質の良いおしゃれな弁当箱を求める方や、自然素材の雑貨や日本文化が好きな方ならきっと満足できるはず。
また、「これからはお弁当を毎日作る!」という動機づけや、形から入りたい方にもおすすめです。見栄えが良いですし、持っているとちょっとした自慢したくなるなど、お弁当作りのモチベーションも上がることでしょう。
曲げわっぱが向いていないのは、スープや汁物を入れたいという方。密封性が低いので汁物には向いていないため、持っていく場合は別の容器を用意する必要があります。忙しくて洗い物をため込みがちだったり、食洗機を使いたいという方も、曲げわっぱのお手入れを面倒に感じてしまうかもしれません。
〈編集部PICK UP〉おすすめの曲げわっぱ弁当箱
Moovoo編集部
曲げわっぱの人気ブランドのおすすめ弁当箱をご紹介します。
インスタで見つけた!「#弁当男子」のおしゃれ弁当箱
インスタグラムのタグ「#弁当男子」で発見したおしゃれなお弁当&弁当箱を紹介します。
お弁当を作る・持っていく男性を「弁当男子」と呼ぶのをご存じでしょうか?
近ごろは「毎朝娘のお弁当を作っている」というお父さんも増えています。
特集した曲げわっぱもあるので、ぜひ参考にしてください。
曲げわっぱの1段弁当箱。こちらは漆塗り製品でしょうか。コーティングされているのでポークケチャップなど油&色ものおかずも気にせず入れることができます。彩もばっちりの美味しそうですね!
がっつり系の3段弁当箱は、汁物が付いて栄養バランスも良さそう。お味噌汁やスープを持ち歩きたい場合は、密封性の高い弁当箱をチョイスするのがポイントです。
シンプルなプラスチック製の1段弁当箱ですが、メニューと詰め方でおしゃれに見えます。ポイントは「縦に入れる」ことで、茹で卵やプチトマトなど、形の違うものを隅っこに入れるだけで美味しそうに見えますよね。
とっても縦長な形の2段式弁当箱。自分の分と息子さんの分と2人分作られているそうで、写真はどちらもおかずの容器だけ写したものなのだとか。写真左のようなスリムタイプの弁当箱なら、順番におかずを詰めていくだけで配置に悩むことなくまとめることが来ます。
サブヒロモリのおしゃれ弁当箱に詰まったかわいいオムライス弁当。こんな風に遊び心があるデコレーションをするだけで満足度がアップしそうですね。
〈編集部PICK UP〉おしゃれなおすすめ弁当箱
Moovoo編集部
曲げわっぱ以外にもある、おしゃれでおすすめな弁当箱をご紹介します。
まとめ
おしゃれな弁当箱を選ぶポイントや、人気の曲げわっぱの特徴、おすすめの弁当箱についてまとめてご紹介しました。100均の保存容器でお弁当を持っていくこともできますが、せっかくならおしゃれな弁当箱を手に入れて作る時も食べるときも気分を上げたいものですよね。
毎日使うものなので、ぜひ自分のお気に入りを見つけてみてください。
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