外付けHDDフォーマットのやり方とエラーが発生した際の解決策など
外付けのリムーバルディスクを使用しなければ、フォーマットの問題も発生しにくいため、いざ問題が発生すると専門用語ばかり出てきてパソコン嫌いの原因にもなりかねません。そうなってほしくないので、できるだけわかりやすくフォーマットについてまとめました。
外付けHDDフォーマットについてとその必要性
ようやくバックアップ用のHDDをフォーマットできた。
— とだやま.R (@Corvus400) 2019年9月22日
こんなに手間取るとは思ってもいなかった… pic.twitter.com/EC8qIMko2d
外付けのHDDを購入した場合は、フォーマットをしなくても使用できるようになっているため問題ありませんが、別の端末とつないでいたものを付け替えて使用したい場合などに形式が異なるため、フォーマットが必要になってきます。
ただ、フォーマット=初期化なのでそのままフォーマットすると今までHDDに入っていたデータが消えてしまいます。フォーマットを行う前に別の場所に移動する必要があります。
フォーマット形式の違い
フォーマットの形式は、主にNTFSとexFATがありますが、選択ポイントはMacで使うかどうかになります。この先もWindowsでしか使用しないのであれば、どちらでも良いのですが、Macも使うかもしれないという人は、exFATを選択してください。
NTFSはMacにつなぐことができても、ファイルの中身などを変更することができませんので、使えません。ということで、exFATを選択しておけば問題ありません。
アロケーションユニットサイズとは
フォーマットを行う際に選択を迫られるアロケーションユニットサイズですが、これはHDDをどの大きさで分割するかというものです。たとえば、収納ボックスに何かを収納する際のパーティションの大きさを決めると考えてください。
大まかに仕切れば、一か所の収納場所は大きくなりますし、細かく仕切れば小さくなります。ここは素直に「標準のアロケーションサイズ」を選択しておけば問題ありません。
通常フォーマットとクイックの違い
文字から考えると、「通常」の方が良さそうな気がしてしまうため、通常フォーマットを選択してしまう人もいますが、断然クイックフォーマットがおすすめです。
というのも、通常フォーマットだとあろうがなかろうがエラーをチェックしてからフォーマットするため、かなりの時間を要します。普通にHDDを使用していてエラーが発生しても、自動で処理されることがほとんどなので、チェックせずにフォーマットしても問題ありません。
外付けHDDフォーマットの方法:Windows
クロシコのHDDケースにSeagateの8TB HDDを入れてWindowsでフォーマットしたら、地デジが実質1009時間録れるようになった
— サラミ//SKフォレスター納車 (@ABBEY343) 2019年1月21日
前機の4倍も読み込めるようになりやがって…!録画が楽しみ過ぎるぞ pic.twitter.com/RiA7wq6mFK
まずは「ディスクの管理」を開きますが、開き方こそバージョンによって異なるものの、開いた後のやり方は同じです。Windows10では、画面左下のスタートボタンを右クリックするとメニュー内に表示されます。
ここで、外付けHDDを右クリックし、「ボリュームの削除」を選択すると、確認ボタンが表示され、「はい」をクリックするとデータが削除されます。外付けだと思って内蔵HDDをフォーマットしてしまうという悲劇が発生しないよう、くれぐれも注意してください。
この状態で、「未割り当て」と表示されたら、再度右クリックして「新しいシンプルボリューム」を選択します。ウィザードが表示されたら、次へをクリックし、サイズ変更の必要が無い場合はそのまま次へをクリックします。
ドライブ文字の割り当ても特に変更が無ければそのまま次へをクリックし、冒頭でもお知らせしたようにパーティションのフォーマットはexFAT、アロケーションサイズは規定値を選択しておけば問題ありません。忘れずにクイックフォーマットにチェックを入れましょう。
最後にウィザードの完了ボタンを押せば、フォーマットが始まりますが、途中でフォーマットをやめたいときは、パーティションを右クリックして「フォーマットの中止」を選択すればキャンセル可能です。
フォーマットが完了すると、パーティション内に「正常」と表示されます。
NECの公式サイトにWindows10でHDDをフォーマットする方法について詳しく書かれていますので、参考にしてください。
また、Windowsの場合、各メーカーからディスクフォーマットのための無料ソフトが配布されていますので、そちらを利用することでスムーズなフォーマットを行なうことができるでしょう。
外付けHDDフォーマットの方法:Mac
Mac用にフォーマットしたHDDをWindows用(録画用)にフォーマットするために、必死で400GBをどこかに逃がす作業。 pic.twitter.com/wrZk9BsNqI
— okami (@okami_0120_) 2018年7月28日
Finderの移動タブからユーティリティを選択し、ディスクユーティリティーをダブルクリックして、サイドバーにすべてのデバイスを表示させます。
フォーマットするドライブを選択し、消去をクリックすると確認画面が表示されるので、ドライブ名は必要があれば変更し、exFAT(Macでのみ使用する場合はMacOS拡張)とGUIDパーティションマップを選択し、消去をクリックします。
フォーマットが開始しますので、完了しましたと表示されたら完了をクリックします。
バッファローのサイトでMacの外付けHDDをフォーマットする方法について詳しい説明があるので、こちらも参考にしてください。
外付けHDDフォーマットに関するトラブル
フォーマットをやってみたけれど、できなかったり、間違って内蔵HDDをフォーマットしてしまい、データが消えるといったトラブルについて解決策をまとめました。
●フォーマットが必要ですというメッセージが表示される
●データが消えてしまったときの復元法
時々フォーマットが不要なのに、「フォーマットが必要です」というメッセージが表示されることがあります。このメッセージに促され、フォーマットしてしまうと、HDDのデータが消えてしまうため、注意が必要です。
特に何か変更した覚えがないのに必要ですと表示された場合は、専門的なコマンドの使用などによりHDDが問題なく使えるようになりますが、よくわからない時は、データ復元ソフトを使用することをおすすめします。
ほかにも、誤って消してしまったデータ復元にも無料ソフトが利用できます。
●エラーが発生してフォーマットできない
フォーマットをやってみたものの、途中でエラーが発生して完了しない場合は、フォーマッターを使用してみることをおすすめします。
Windowsのフォーマット方法でもご紹介しましたが、最初からディスクフォーマッタを利用してフォーマットすると、簡単にできることが多いため、エラーが発生していなくてもおすすめです。
まとめ
外付けのHDDでフォーマットをする際にエラーが発生すると、データが全部消えてしまったのではとパニックになりますが、復元できる無料ソフトもたくさんあるので、あわてずに対処したいものですね。
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