健康的な食事を目指したい方に!調理で使えるデジタル温度計&電子塩分計【スマートにくらしをはかるタニタ製品について聞いてみた!#3】
4週にわたって連載をしている「#スマートにくらしをはかるタニタ製品について聞いてみた!」第3弾は「デジタル温度計」と「電子塩分計」をご紹介します!
普段何気なく行っている調理や食事の際に、温度や塩分をはかることがどれだけ役立つか知っていますか?
美味しい料理を作ったり、健康的な食事を送ったりするために欠かせないこれら2製品の魅力や特徴をインタビュー形式で聞いてきました!
目次
デジタル温度計とは...?
「デジタル温度計 TT-583」は料理用の温度計です。
スープなどに入れたり食材に刺したりすることで、温度を測定することができます。
筆者としてはスープなどの液体だけではなく、肉などの固形物やチョコレートのような粘度がある物など、どんな食材でも温度をはかれることに驚きました。
おかしやパン作りなどでは、少しの温度の差が失敗に繋がってしまうことがあるので、温度管理が重要です。そんな時に手軽に使える温度計があると非常に便利ですよね。
また、肉や魚などの生ものを調理する際は、温度をはかることで食中毒予防のためにも使えますね。
デジタル温度計の使い方
使い方は非常に簡単です。
持ち手部分のボタンを押して、はかるものに浸すもしくは刺して使用します。先端約20mmが感温部分で完全に浸るようにします。1秒ごとに数値が変わり、表示が安定したら終了です。
なお、正確な温度をはかるために鍋やフライパンなどの調理器具には触れないようにして使用します。
もう一つの「HOLD」ボタンを押すと、はかった温度を固定させることができます。「ホールド機能」と呼ぶそうです。よく温度を見たい時や記録を取る必要がある時に便利ですね!
電子塩分計とは...?
その名の通り料理の塩分濃度を簡単にチェックできます。
温度計はなじみがあっても、塩分計は使ったことがある人は少ないはずです。
生活習慣病のひとつである高血圧。塩分の摂り過ぎがその一因となります。世界的に見ても日本人の平均塩分摂取量は多く、醤油やみそを多く使う伝統的な和食を多く食べていると、濃い味に慣れ、塩分過多になりやすいと言われています。
料理の塩分濃度をチェックすることで、健康的な食事をしているのかどうかを調べてみてはいかがですか?
こちらはデジタル温度計とは異なり液体のみをはかるようにできているため注意してください。
電子塩分計の使い方
こちらも使い方はいたって簡単。
まずは本体部分にある「ON」ボタンを長押しして正常に動くか確認します。
次に、ボタンを押し続けた状態で、目安線が浸るまではかりたい液体に入れて5秒間かき混ぜてください。
LEDの点灯が停止したところが、その液体の塩分濃度です。
タニタでは複数種類の塩分計を発売していますが、今回紹介する製品は「うす味(塩分濃度0.6~0.8%)」「ふつう味(塩分濃度0.9~1.1%)」「から味(塩分濃度1.2%~)」の3段階で塩分量を表示してくれます。
自身がどのような味付けを好むのか、調理中や食事前にチェックしてみてください!
タニタ広報課の方にインタビュー
今回は、タニタ広報課の名倉麻衣さんにお話を伺いました。
お聞きした内容を元に「デジタル温度計」「電子塩分計」2製品の特徴やおすすめポイントをまとめています!
タニタデジタル温度計 TT-583の特徴
使いやすくなった改良モデル
この製品の特徴は何かを尋ねると、「前モデルから進化した使いやすさが特徴」とのこと。
この温度計「TT-583」は人気だった前モデルをリニューアルした製品で、前のモデルの機能を踏襲して、センサーホルダーを本体に差し込んで持てるので、蒸気などが手にあたることが防げるそうです。
熱いものをはかる際には湯気や油の跳ね返りによってやけどの可能性があるためできるだけ近づきたくないものです。
この「TT-583」では、センサー部とホルダーを前のモデルより長くすることによって、より安全に使うことができるようになったそうです。
これにより、やけどの可能性を少しでも減らすことができる製品となっていますね。
さらに、新たにセンサーホルダーとフック穴が互いに引っかかるように溝がつくられていて、ロックをかけられるようになったため鍋の中などに誤って落としてしまうこともありません。
他のデジタル温度計との違いは?
他にも前のモデルとの違いを名倉さんに教えていただきました。
1つ目は「従来のタイプは左手で持つと数字が見にくかったが、液晶の向きを変え、センサー部に対して横型にしたことでどちらの手で持っても見やすくなった」ということ。
確かに体温計なども縦型の液晶が多いですよね。調理中、片手で使うことが多い調理用温度計だからこそ、持ちやすさや見やすさに配慮したデザインとなっています。
2つ目として「マグネットがついたので冷蔵庫などにつけて保管できる」ことも違いなのだそう。
台所にある冷蔵庫にくっ付けて保管することで、使いたいときにすぐに使うことができます。
他にも、フック穴を活用して引っ掛けて保管することもできます。
ただでさえものが多い台所。使いやすさだけでなく保管しやすさに配慮されていることは嬉しいですね。
温度が安定するまでにどれくらいかかるのか
「1秒ごとに温度が変わり、止まった時の数値が正しい温度」となるそうです。
実際に温度計を使用してみると、「徐々に温度が上がっていくので温度が低いものほど早くはかれる」と感じました。
50℃程度のお味噌汁をはかった時は完全に数字が止まるまでに10秒近くかかりました。
タニタ電子塩分計 SO-312の特徴
なぜスプーン型なのか
塩分計の先がスプーン型である理由、気になりますよね?
なぜスプーン型なのかを尋ねてみると、「先端がとがった形は、実験で使う計測機器のようでとっつきにくく感じられると考えて、家庭でなじむスプーン型にした」と話していました。
確かに、常に食卓に置いて、スープなどに入れることを考えると、「検査感」が出ているデザインでは使う気が起きなくなることもありそうですね。
はかりやすさや精度といった理由ではなく、タニタさんの心配りによるデザインであることがわかりましたね。
どの部分で塩分濃度をはかっているのか
塩分濃度をはかっているのはスプーンに設置されたセンサー部で、
2つの丸い金属部分で液体の塩分濃度をはかっています。
なぜ計測可能温度が60~80℃なのか
今回紹介している「しおみスプーン SO-312」は計測可能温度は60~80℃です。他の温度帯で塩分濃度をはかることができないのか尋ねてみると、
「2つのセンサー部はそれぞれ違う金属で加工されており、この間に電気を流し、その電圧から解析して、塩分濃度を表示している。そのため温度が低かったり高かったりすると電気の流れ方に影響して電圧が変わってしまうため正しくはかることができない」と語っていました。
塩分が高めであるラーメンやスープなどは基本的には60~80℃の間くらいだと思いますので気になることはなさそうですが、もしも温度制限で使いづらさを感じる方は5~90℃の間でもはかることができる温度補正機能がある他の塩分計ではかってみてはいかがでしょうか。
どんな人に手に取ってもらいたいか
この製品は「健康を気にする人」に使っていただきたいと話していました。
「普段飲んでいるみそ汁などをはかると、自分がおいしいと思う味付けが実は濃かったなどといった自分の好みの味の傾向を知ることができる。そのうえで、自分がソースや醤油などの調味料をかけすぎていないかなど、気づいて、意識してもらうことに使ってほしい」と製品の背景にある想いを話していただきました。
「世界の人々の健康づくり」を理念として掲げるタニタさんだからこそ開発できている製品ですね。
塩分量を気にするだけでも、高血圧になる危険性は大きく下がると思われます。ぜひ、一度塩分計でチェックしてみてください!
今回取材させていただいた場所
今回、丸の内タニタ食堂で取材をさせていただきました。
紹介した2製品と同じ種類の製品はタニタ食堂で実際に使われています。
肉・魚・豆腐などの調理では、食中毒を予防するため、中心温度が75度以上になっていることを確認することに「デジタル温度計」が使われており、
薄味で仕上げている汁物の塩分濃度を「電子塩分計」で確認されているそうです。
1食当たりの塩分量3.0g以下がルールとなっているタニタ食堂の日替わり定食のみそ汁はうす味(0.6~0.8%)をさらに下回る0.4~0.5%の塩分濃度となるレシピで、実際にはかってみたところ0.6%以下だったため塩分計は光りませんでした。タニタ食堂では塩分を減らす代わりに、出汁のうまみやスパイス、香ばしいナッツ類などを生かすことで、塩分が少なくてもおいしい料理を作ることができているんです。
健康に意識しながらも美味しさにもこだわっているタニタ食堂、ぜひ一度足を運んでみてください!
所在地 :東京都千代田区丸の内3-1-1 丸の内国際ビルヂング地下1階アクセス :地下鉄有楽町駅からは「D1」出口、地下鉄日比谷駅からは「B4」出口から直結営業時間 :曜日により営業時間、メニューなどが異なります。 ■平日 【ランチ】11:00~15:00(ラストオーダー15:00) 【カフェ】15:00~17:30 【ディナー】17:30~22:00(ラストオーダー21:00) 【計測・カウンセリングサービス】11:00~15:00 ※平日のみ、当日受付分が満員になり次第終了 ■土曜・祝日 【ランチ】11:00~15:00(ラストオーダー14:00) ※カフェ、ディナーの提供はありません休業日 :日曜(年末年始、夏期休業期間も別途休業)、お盆休み(8/12~8/15)
紹介した商品はこちら
- タニタ
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デジタル温度計 TT-583(ピンク)
- オープン価格
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温度をはかって、失敗しない調理を目指したい方におすすめ!
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調理用のデジタル温度計。食材や料理などにセンサー部を入れることで液晶に温度が表示されます。おかし作りなど、温度の差が失敗に繋がってしまう料理には必要不可欠です。
- タニタ
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電子塩分計 しおみスプーン SO-312 (ホワイト)
- 希望小売価格:4,000円(税抜)
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料理の塩分濃度が一目で分かる。意識しよう健康的な食生活!
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液体に入れて少しかき混ぜるだけで、塩分濃度がわかります。血圧が気になる方は、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
普段は気にしない温度や塩分濃度をはかることで、食事に対する意識は格段に上がるだろうと思いました。
2製品とも、普段の食事を見直すためにはちょうどいいかもしれませんね!
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