【違い】ビール・発泡酒・第三のビールを徹底比較!味・値段・種類について
宅飲みをする際に多くの方がたしなんでいるのが「ビール」「発泡酒」ではないでしょうか。ごく身近なお酒であり、この1杯のために仕事や家事を頑張っている…!なんて方も多いでしょう。
そもそもはビールしかなかったものですが、酒税が上がるにつれて購入しやすいようにと発泡酒、第三のビールなども出てきましたよね。しかし、このビールと発泡酒、第三のビールの違いを明確にわかっている方は少ないのではないでしょうか?
何となくビールの方がおいしく感じる。しかし値段的に普段の晩酌は発泡酒ばかり…。こんな声をよく聞きますよね。そこで、ビールと発泡酒、第三のビールに加えて新ジャンルについての違いについても見ていきましょう。
今まで何となくしかわかっていなかった点。ここを明確にすることで、より宅飲みの楽しさやビールのおいしさを堪能することができるかもしれませんよ。
ビールには3つの種類がある。この違いとは?
実際のところビールや発泡酒には、どれだけの種類があるか知っていますか?何となく種類があるのは知っているけれど、値段が違うくらいなんじゃない?なんて方が多いと感じます
まずは3つのビールの種類に関してみていきましょう
金色麦茶「ビール」とは?
まずは多くの方に愛されているビールの定義についてみていきます。古くから愛されてきたビールではありますが、実は新しく定義が決められたのは2018年4月とごく最近のこと。
日本の法律によってビールと定義されたものを指すことから、海外ではビールのカテゴリに入っているものが、日本では発泡酒であったりとなかなかややこしいものでもあるんです。
では日本におけるビールの定義とはどんなものなのかといえば、麦芽比率と副原料の内容、使用量によって決められます。ものすごくざっくりといってしまえば、麦芽の量と副原料がきっちりと決められているので、このビールの定義から外れたものはすべてビール以外になるということですね。
ビールと定められる具体的なポイントは以下の通りです。
・麦芽比率50%以上
・副原料の重量が使われている麦芽の5%以内であること
・使用できる副原料が定められている(麦、米、とうもろこし、こうりゃん、馬鈴薯など)
庶民の味方「発泡酒」とは?
上記でビールの定義に触れてきましたが、ビールの定義から外れたものが発泡酒や第三のビールだとすれば、それぞれの違いはどこで見ていくの?と不思議になってきますよね。
ざっくりとした説明だからこそ定義以外となりましたが、発泡酒や第三のビールそれぞれにもやはり定義が存在します。ここでは発売から長く庶民の味方となってきた、発泡酒の定義について見てみましょう。
・麦芽比率50%未満
・麦芽比率が50%以上の場合、ビールでは使用できない副原料が使われているもの
・麦芽比率50%以上の場合、規定量を超えて副原料が使われているもの
上記のようになります。
ちなみに発泡酒=安い。なんてイメージがありますが、日本の酒税法では麦芽比率によって価格が変わってきます。このことから上記の定義でもわかるように、発泡酒でも麦芽比率が高いものはビールと変わらない値段になることも多々ある事。
昨今よく目にするものといえば、クラフトビールなどがいい例でしょうか。カテゴリでは発泡酒とされているのに、普通のビールより高価なものもよく見かけますよね。これはビールの定義外の副原料が使われているけれど、麦芽比率が50%以上であることから価格設定が高めになっているのです。
ビールよりも自由度が高いからこそ、価格の幅も広い発泡酒。いろんな楽しみ方ができるお酒だともいえますね。
実はビールじゃない?「第三のビール」とは?
ビールの中でも最も安いものとして、給料日前はお世話になっています…なんて方も多いであろう第三のビール。
ビールと発泡酒の違いを見てきましたが、特に発泡酒の自由度が高いことから、第三のビールにはどんな違いがあるんだろう?と不思議になってきますよね。実は味わいこそビールに近い第三のビールですが、材料や作り方を見てみるとビールだと断言するのが難しい面もあるんです。
第三のビールの定義、ジャンルについて見てみましょう。
・その他の醸造酒(発泡性)
麦、麦芽を使っていない
・リキュール類(発泡性)
麦芽比率50%未満の発泡酒と麦由来のスピリッツを合わせたもの
上記が第三のビール。特にその他の醸造酒を見てみると、あれ、麦芽使ってないんならビールじゃなくない?なんて気持ちになりそうですね。第三のビールはカテゴリの中でも2つに別れていることから、新ジャンルとも呼ばれています。
それぞれの値段の違いはどうなるの?
基本的に酒税がどのくらいかかるのか?によってビール、発泡酒、第三のビールは値段が変わってきます。ここではそれぞれの値段の違いがどう決まってくるのかについて、軽く触れていきましょう。
〜2020年9月 | 2020年10月〜 | |
---|---|---|
ビール | 77円 | 70円 |
発泡酒(麦芽比率50%以上) | 77円 | 70円 |
(麦芽比率25%以上50%未満) | 62円 | 58円 |
(麦芽比率25%未満) | 47円 | 47円 |
第三のビール | 28円 | 38円 |
2020年から段階的に始まる酒税法の改正により、ビールの値段は変わっていきます。
ここまで紹介してきた3つのビールの酒税を1本化しようという動き、しかもビールにあわせて値上げする訳ではないので、もっとビールを飲みやすくなる日が来るかもしれませんよ。
3つのビールの味わいの違いは?
酒税法上の違い、材料の違いなどが分かった後は、やはり気になるのはそれぞれの味わいの違いでしょう。人によって好みもあるので一概にこれだ!とはいえませんが味わいの傾向について紹介していきます。
麦芽の味わいと香りがおいしいビール
やはりビールの一番のうまみといえば麦芽由来の苦味やコク。麦芽比率をしっかりと守ったビールであれば、この特有の苦味やのど越しの良さを感じることができるでしょう。
特に鼻に抜ける香りを考えれば、第三のビールや麦芽比率が低い発泡酒とは比べ物にならないといえるでしょうね。
物によって味わいが大きく変わる発泡酒
上記までで散々紹介してきたように、発泡酒と一言で言っても様々な種類があります。麦芽比率や副原料の種類も幅広いので、味わいも様々だといえるでしょう。
したがって発泡酒を選ぶ際には、副原料に何が使われいるのか、または麦芽比率を確認してから購入するのがおすすめです。使われている副原料によっては、ビールでは楽しめない香りを堪能することもできるでしょう。
ビールが苦手な人こそ楽しめる?第三のビール
麦芽を使用していない、またはスピリッツ類を足して作られている第三のビール。ビール特有の苦味や濃さを楽しむには向いていませんが、ビールテイストなお酒が飲みたい!なんて方にはピッタリだといえます。
特にリキュール類に分類されている第三のビールは、飲み口が軽いものが多い点も特徴的。ビールの苦味をおいしいと感じられない、でもビールが飲めるようになりたい!と考えるのなら、うってつけのお酒ですよ。
〈編集部PICK UP!〉おすすめの発泡酒・第三のビール3選
最後は発泡酒・第三のビールの中でもビールに近い味わいを楽しめるものはないのか?といった点を中心に、おすすめの商品を紹介します。
アサヒビールが追求してきたコクとキレの良さを実現した発泡酒なので、知らずに飲めばビールと勘違いしてしまうかも知れません。
お酒を飲むならおいしさと一緒に健康にも気を配りたい。そんな方におすすめしたい発泡酒がこちら。味わいはもちろん特筆すべきはその香り。アロマホップをふんだんに使用した香り高さを堪能できますよ。
キレの良さをしっかりと感じながらも3つのオフで健康にも気を配れる。ビールを飲みたいけれど健康も気になる…そんな欲張りさんにおすすめしたい発泡酒です。ビールに比べればコク深さは軽く感じますが、だからこそ食中酒としても楽しめるでしょう。
まとめ
身近にありながら普段あまり気にしないビール、発泡酒と第三のビールの違いについて紹介してきました。どうしても日々を過ごすことを優先すると、味わいや違いよりも値段が第一になってしまうものですよね。
しかし、それぞれの違いを分かったうえで選択するようにすれば、また違った楽しみ方もできるのではないでしょうか?
何か良いことがあった日はビール。そんな方も多いと感じますが、発泡酒も物によってはビール以上のおいしさを感じられるものです。違いを分かったうえで、自分の好みに合うお酒を見つけられるよう飲み比べてみてくださいね。
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